渡哲也さんを偲んで

毎日投稿51日目。突然の訃報で大変悲しいですが、追悼の意味を込めまして、今日は俳優の渡哲也さんのホロスコープを見てみたいと思います。芸能界の一時代が終わったようで、何とも言えない寂しさがあります。

石原プロについては解散時に記事として扱いましたが、会社の灯が消えたのを見届けて、命の灯がはかなく消えてしまったのは、渡さんなりの美学のように思えてならないのは、私だけでしょうか。

◆ホロスコープを読んでみた

1941年12月28日生まれ、出生時間不明です。世間的には淡路島出身で有名ですが、出生地は島根県安来市です。

太陽山羊座、月山羊座ですので、地道に努力を重ねて大成するタイプです。月が牡牛座ですので、五感を表す面で野望は発揮されます。まさしく、身体全体を使って表現する俳優業は、向いている職業だったわけです。

温厚な性格と言われていますが、水のエレメントに天体が無いのは大変に意外です。水エレメントが無いと言っても、月と水星がトラインなので大衆を魅了するような表現は出来る方ですし、地のエレメントに天体が多いので、公私にわたる堅実さや誠実さがそのまま温厚なイメージに繋がっていったのでしょう。また、ノーアスペクトの火星ですので、周囲に対して怒ることはほとんど無かったはずです。

太陽と冥王星のインコンジャクト(150度)のマイナーアスペクトがありますが、太陽の目的を徹底的に鍛えるという意味を持ちます。
太陽のサビアンシンボルは、出生時間により変わってしまいますが、おそらく、山羊座6度「暗いアーチのある小道と底にひかれた１０本の丸太」になります。その太陽のサビアンシンボルの意味は、「自己犠牲を払ってでも目標を成し遂げる」、「些細なことにも配慮を怠らない」という意味で、渡哲也の俳優人生そのままのサビアンシンボルになるでしょうか。

◆芸能人らしいアスペクト

芸能人らしいアスペクトと言うと、まずは、水瓶座金星と双子座木星のトラインで、明明るく快活で交友関係も広いという面に表れています。

また、水瓶座金星と牡牛座土星がスクエアになっていますが、良く出れば仕事にストイックになれますし、悪く出れば快楽的なものに対して浪費してしまいます。しかしながらその悪い面でさえ、西部警察での派手な爆破シーンや石原軍団の炊き出しで、上手にハードアスペクトを生かしているように見えるので、お見事という他ないですね。

◆最後に

亡くなった日の2020年8月10日のトランジット天体とネイタル天体の組み合わせを見ると、トランジット冥王星とネイタル火星がスクエアになっています。火星がノーアスペクトですので、肉体的な身体に与える影響は大きかったのでしょう。

きっとあの世で、人生の師と仰ぐ石原裕次郎さん、実弟の渡瀬恒彦さんと再会できているはずです。

最後になりましたが、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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