アコギと悲しい曲

僕はアコギが好きだ、好きな曲がいっぱいあっていつか自分で弾いて歌ってみたいという野望がある。

最近、アメリカのクラシカルなアーティストを聴いている。世界一カッコいいギターだと言われるEric Claptonのlaylaのアコギの静かなバージョンがとても身に染みたのだ。

よく聞かれる音源の方はとてもカッコ良い音なのだが、アコギだととても優しく寂しい曲になっていた。歌詞の内容は知らないけど、「いとしのレイラ」とも訳されるこの曲は恋の歌なんだろう。何となく、映画で見るアメリカの広野と埃っぽい熱気を感じる。

Eric Claptonの曲でもう一つお気に入りがある。「Tears in Heaven」だ。これはかなり有名な曲で、小さな息子を亡くした悲しみを綴った曲だ。

「Would you know my name, If I saw you Heaven」
天国で会った時、君は僕の名前を覚えているだろうか

中学生で習う仮定法でそのまま訳ができる洋楽にしては分かりやすい歌詞だ。

わかりやすく、悲しい曲である。悲しくて悲しくてとてもやりきれない。

悲しい曲は、悲しいが美しいと思う。

悲しい曲はとしてもう一つ浮かぶのが、フォーククルセダーズの「悲しくてやりきれない」だ。この曲の歌詞はとてもシンプルで短い歌だけれど、非常に深い悲しさが伝わってくる。しかし、それ以上に美しい曲でもある。

悲しいけど、前を向いて行こうという曲は数多ある。しかし、この曲はどうしようもなく悲しい、ただ、悲しい。このもえたぎる苦しみは明日も続くのか、と締めくくられるこの曲は非常にインパクトがある。

ただ、生きているとどうしようもないが悲しいというもどかしい状況に遭遇する時がある。「どうにかなるよ」という励ましなんて要らないよという時がある。そんな時に聴くと、ほんの少し救われる。


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