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セミのように生きたい

「僕は自分をセミに例えます。
なぜなら、声が大きいところと目標達成のために本気で努力できるところがにているからです。
セミは、とにかくうるさくて、恋人を見つけるという目標の為に1週間死ぬ気で叫び続けます。僕自身もとにかく声が大きくて、目標達成の為には死ぬ直前まで努力することが出来ます。」

これは、僕が某テレビ局の面接で最後の一言で話したエピソードです。かなり願望が入っています。

近頃、心の底からセミになりたいと思います。

それは、「終わり」を意識し出したからだと思います。

物事には、必ず「終わり」があります。例えば、私が今本気で打ち込んでいる大学サッカーは4年の年月が経つと不可抗力で引退しなければなりません。楽しい飲み会にも、可愛い子とのデートにも、就職活動にも、人生にも終わりがあります。

どんな事象も最終的には「終わる」のです。

私が「終わり」を意識し出したのは、紛れもなく就職活動がキッカケです。
就職活動の醍醐味は、「自分と向き合うこと」にあると思います。

今までの自分を振り返ってみると、「終わり」があるからこそ、頑張れていたのだということに気付きました。

また、就職活動を通して未来について考えた時、
「どうせ「終わり」が見えている人生の中での自分の願望(大切な人を幸せにする)ってめっちゃ小ちゃくね」
って思いました。


「出来るだけ良い結果で終わりたい」

これは誰しもが持っている想いです。

だから、僕はその想いに素直に「自分の大切な人達を最大限幸せにする」という願望を持ちました。

この最大限には、「大切な人が望むこと、なんでも叶えよう」という想いが混じっています。

この想いは、「終わり」を意識することが出来なければ持てなかった想いです。

僕が、大切な人を幸せにしようが、最大限幸せにしようが、大切にしまいが、どうせ「終わり」が来るんです。

それなら、とことん自分の想いのままに生きようじゃないかと思っています。

ただ、どうせ「終わる」のだけども、僕は「大切な人を最大限幸せにする」ということは、なにがなんでも達成したいと考えています。

そこで、セミのように生きたいと考えています。

セミは、1週間しかない命を「恋人を見つける」という目的の為に使い果たします。

でも、考えてみて下さい。人間が、1週間の間本気で「ミーンミンミンミンミンミン」と大声出し続けたら、絶対に死にます。

ただ人間は、そこまで本気になることが出来ない生き物です。

逆に言えば、そこまで本気になれた時の自分ってめちゃくちゃ期待出来ませんか?

だからこそ、私はセミのように生きたい。

今日から「大切な人を最大限幸せにする」為に、叫び続けようと思います。

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