褒められた記憶
子どもの頃に褒められたことは強烈な喜びをもたらす。
特に鮮明に覚えているのは宿題の日記で先生に褒められた時のことだ。
「君の日記を賞に応募したいくらいだ」
その言葉のおかげだろうか、今でも文章を書くのが好きだ。
大学生となった今、褒められることは嬉しいか?と聞かれるとこう答える。
「それが誰か、に依る」
褒めて欲しい人を区別する程、垢抜けた大人になってしまったのだ。
尊敬する人や切磋琢磨する友人に褒められれば嬉しいが、そうでない人に言われても喜びは少ないだろう。
子どもの頃に褒められた経験は尊い。
大人になってからでは難しい、色褪せない自信を作り出す。
先生の方は「そんなことあったかな」と言うに違いない。
でも、それでいいのだ。
時を経て、褒めてくれた先生に一言。
「あのとき褒めてくれて、ありがとう」
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