#46【インタビュー】学生エンジニアの活躍 九大ChatBot開発の舞台裏
ホライズンテクノロジーでは、学生アルバイトが日々新しいプロジェクトに挑戦しています✨
今回は九州大学向けのChatBotをゼロから企画し開発した北川さんと石丸さんにインタビューを行いました!
アイデアの発想からシステム構築まで、自らの手で形にしていく過程で得た経験や学びについてお話を伺いました。
ーーまずは自己紹介をお願いします!
北川さん:九州大学の4年生で理学物理学科物理学コースに所属しています。ホライズンに入社して約1年4か月です!
石丸さん:九州大学の工学部電気情報工学科計算機工学コースの4年生です。ホライズンに入社して約1年5か月です!
ーー今まで参加したプロジェクトやその面白さについて教えてくださ
い!
北川さん:今までエンジニアとして4つの事業に関わらせていただきました!業務の中で自分の提案した内容が採用されて、実際にプロジェクトが進行する瞬間は、ワクワクするところだと思います。
石丸さん:AIを使った自社サービスの開発、Webアプリ開発など色々な事業に参加しました。エンジニアの業務でおもしろい部分の一つは、今回開発したチャットボットみたいに自分たちでゼロから何かを作りあげることだと思います。
ーー九大ChatBotとはどのようなアプリなのですか?
LINE上で、ユーザーからホライズンへの質問に自動で応えてくれるプログラムです。あらかじめ用意したQ&Aを元にAIが質問に対する回答を自動で生成します。
ーー九大ChatBotを作成した目的は何ですか?
今回ホライズンが九大祭のメインスポンサーとなったことで、九大祭のパンフレットやポスターに会社情報が掲載され、九大生に企業を知ってもらうチャンスができました。そこから求人情報を効果的に届けるルートを作れないかと考えました。
開発したChatBotを通して生成AIの技術に触れてもらうことで、ホライズンや技術に興味を持つ九大生が増えるのではと期待しました。
ーー今回ChatBotを開発するに至ったきっかけや経緯について教えてください!
ホライズンでは、すでに生成AIを使ったプロダクトをいくつか開発していたので、その延長で今回も継続してAI技術を活用したいと考えました。
ーー九大ChatBotのアピールポイントはどこですか!
生成AIを活用することで、開発のスピード感を重視しつつ、ここまで機能的なものを作れるということを九大ChatBotを通して体感して欲しいです。
九大ChatBotの開発期間は2人合わせて48時間ぐらいしかなかったのですが、生成AIを実装することで短期間での開発が実現できました。
開発に興味がある人や、AIを使ってどんなことができるかを知りたい人に、AI開発のスピード感や柔軟性を感じて欲しいです。
ーー開発の工夫点などはありますか?
北川さん:そうですね、技術的な話にはなりますが、コンテナという概念を使って、生成AIの処理をするコンテナと、LINE APIを呼び出すコンテナを分離しました。これによって、後からコードを読んだ時にコードが読みやすくなり、結合度を下げられるように工夫しました。
石丸さん:アプリを動かす際にEC2を使ったんですけど、できるだけ料金を抑えて使いたかったので、低スペックのインスタンスを使いました。EC2内で直接アプリを構築するのではなく、自分たちのパソコンである程度作成しておいて、それをEC2に移動させて動かしました。これで、必要最低限のスペックのリソースで動かせるようにしました。
さらに、ChatBotとユーザーが会話する際に、通常の設計だと1回の質問に対して答えを返すだけなんですけど、過去の会話の流れを記憶させるようにしました。これには、「LangChain」というライブラリーを使っています。
ChatGPTのモデレーションAPIを使って、不適切な発言があった場合にそれをブロックするような仕組みも追加しました。これでユーザーに対する配慮も行っています。
ーー今回のchatbot開発を通して学んだことや次に挑戦したいことを教えてください。
北川さん:僕たちが会社のどういうリソースを扱えるかというリソース管理や、エンジニアリングの流れをスムーズにするためのコミュニケーションなどですね。今回、最初から最後まで開発に携わる経験を通して実感しました。
石丸さん:インフラ設計や通信のセキュリティ面での学びが大きかったです。特に、安全な通信の実装などについて多く学びました。
ーー最後に、これからWeb開発に挑戦しようとしている学生に向けてのメッセージを一言!
石丸さん:プログラミングは実際に手を動かして開発を行うことで学べることがたくさんあるので、ある程度勉強したら自分の作りたいものをどんどん作ってみて学んでいくことが大事だと思います。
北川さん:自分で作ったものを公開して、フィードバックをもらう経験をすると、どんどん面白くなってくると思います。友達とかに見せる程度でもいいので客観的な意見を聞くことでいいものが作れるかなと思います。
北川さんと石丸さんありがとうございました!企画から運営までを行う姿勢に感嘆いたしました。また、今回のChatBot開発によって技術的な成長のみならず、プロジェクトマネジメントの部分でも大きく成長されています。
ホライズンテクノロジーでは、このような高いビジョンを持つ学生さんが大活躍しています!!その力を最大限に引き出す環境を一緒につくり、これからも新しい挑戦と成長を支えていきます🔥
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?