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Vol.009 2つの力が紡ぐところ
秋晴れのもと、久々に和歌山市北部にある有功(いさお)地域の山の手の住宅街を訪れました。『Vol.001』に紹介した “わかば便り” に掲載している防災工事を施した所です。
5年前の豪雨の際、多くの雨水を含んだ山土により、市道に沿った壁面に亀裂が起こり、建てられていたフェンスが傾くほどになりました。斜面がそのまま、住宅街に崩れてくるのでは、との不安が住民の方々の心によぎりました。
その頃、和歌山市には大雨に関する警報発令が続き、そのたびに該当の10数世帯には避難勧告が出されました。不安な夜を地元小学校の体育館で過ごされる人たちから「いつまで、こんな不安な日が続くのか」と訴えられた私は、市だけでは対応が十分ではない、と思い、県会の先輩議員とも連係し、すぐに国会議員に現場を視察してもらいました。
現場の様子と住民の不安を、直接、見聞きしてくれた国会議員が、そのまま市長にその様子を伝えました。その後、国と県からの補助金も後押しとなり、写真のアンカー設置が施され、それ以来、避難勧告が出される事は無くなりました。
今でも、大雨の夜などには、あの時の体育館での不安そうな何人もの瞳を思い出します。
公明党の国と地方の「ネットワークの力」は、現場にわざわざ足を運ぶ「小さな声を聴く力」と表裏一体と言えます。
私は、これからも、この二つの力を、必要とする現場に繋いでいきたい、と思っています。