魂天Lv.7による雀魂完全攻略ガイド(より良い関係とは?)
○雀魂とは?
知らない人のために、一応説明する。
雀魂とは、あなたにとっての大切なパートナーと、共に笑い、共に泣き、この一度きりの人生の中で、かけがえのない時間を一緒に過ごすゲームのことだ。
石並べのミニゲームが充実しているらしいが、あまりよく知らないので、ここでは解説しない。
https://note.com/horiwo128/m/me0bbef301241
(↑石並べのほうに興味のある人向け)
○いつでも、あなたを認めてくれる存在
「ご主人、おかえりにゃ!」
思えば、なんて温かな言葉なのだろう。
彼女の言葉が、表情が、嬉しそうな声色が、僕を肯定してくれている。
「あぁ、僕はここにいいのだ」
いつだって、そう思わせてくれる。
なんて、ありがたいことなのだろう。
○人とのやりとりは、心の栄養の交換
「交流分析」という心理学の理論がある。
交流分析とは、人格と個人の成長と変化における、体型的な心理療法の理論。
わかりやすく言えば、「人間関係における癖」を発見し、改善していこう、というものだ。
人が人と関わる時、人間が生きるために必要な"心の栄養"が交換されている。
交流分析では、この"心の栄養"のことを"ストローク"と呼ぶ。
このストロークのやりとりが、私たちの日常生活である、というのが、基本的な考えである。
ストロークには、受け取ると嬉しいプラスのストロークと、嫌な気分になるマイナスのストロークがある。
ストロークが足りないと、人間は心身の健康を保つことができない。
人はまず、プラスのストロークを求めるが、それができないと分かると、マイナスのストロークを求めるようになる。
誰からも相手にされないくらいなら、わざと他人を怒らせたり、否定される言葉をかけられるほうがマシだと、考えてしまう。
それくらい、生きるためにストロークは必要なものなのだ。
当然、ポジティブなストロークが多いに越したことはない。
雀魂を遊ぶ最も大きな目的とは、この「ポジティブなストロークの交換」なのである。(※個人の感想です)
より多くのストロークを交換するには、"時間の使い方"に目を向ける必要がある。
時間は、次の6つのカテゴリーに分類される。
1.引きこもり(閉鎖)
2.儀式
3.雑談
4.活動、仕事
5.心理ゲーム
6.親交
下に行けば行くほど、ストロークの量は多くなる。このうち、「親交」の時間を増やすことが、交流分析の最も理想的な時間の過ごし方なのである。(興味のある人は、是非調べてみてほしい。)
○ありのままの自分で人と過ごす、難しさ
「親交」とは、どのような状態なのか。
・お互いに信頼し合い、頼り合い、相手の気持ちを受け入れ、自分の気持ちに率直な意見を言い合える人間関係
・お互いに「自分もOK、相手もOK」という人生態度からの交流
・"今、ここ"での自分の状態に気づいており、自律的に自分を変化、成長させることができる
このような状態が、理想だ。
しかし、簡単なことではない。
「受け入れてもらえたらいいけど、拒絶されたらどうしよう…」
人は恐怖を感じ、雑談や仕事など、簡単な方法でストロークを得ようとする。
ストロークの交換量は低いけれど、その代わりに傷つきにくい方法で、時間を費やしてしまうのだ。
親交の時間を過ごすには、お互いが自分をさらけ出すことになる。傷つくことを恐れてばかりいては、本当に温かな交流はできない。
ありのままの自分で人と過ごせることは、それくらい特別なことなのだ。
○大切なのは、言葉以外のメッセージ
人と親密になる上で必要なのは、まず、会話をすることだ。
しかし、ただ話をすればいいといわけではない。
大事なのは「話し方」より「聞き方」だ。
ポイントは3つ。
①笑顔 ②頷き ③相槌
これだけだ。
特に、笑顔と頷きは、ノンバーバルコミュニケーションと呼ばれる。
言葉を発していなくても、人は表情や身体の態度で、メッセージを伝えているのだ。
つまり、笑顔や頷きは、「あなたの話を聞いています。もっと話してください」という、言外のメッセージなのだ。
相槌のコツは、共感・質問・自己開示など…。
これだけで本が書けてしまうほどいろいろあるが、まずは①と②を意識することから始めるのがいいだろう。
大丈夫だ。上手に聞こうとする必要は全くない。
ただ、「あなたのことが大切だ」というメッセージを、全身で伝えるだけでいいのだ。
○自分もOK、相手もOK
この考え方は、自己主張についてのヒントになる。
人が自分の意見を主張したり、他人からの頼み事を断ったりするときのパターンは、この根底の考え方によって、大きく3つに分けられる。
「自分はOK、相手はNG」
ドラえもんで言えば、ジャイアンタイプだ。お前のものは俺のもの。自分の意見を通すことが優先で、相手を尊重できていない。
「自分はNG、相手はOK」
ドラえもんで言う、のびたタイプだ。
困ったら、本人に直接は意見せずに、我慢してしまう。その場は何とかなっても、後で苦しい思いをしてしまう。
「自分もOK、相手もOK」
ドラえもんでは、しずかちゃんのようなタイプだ。このタイプが、自己主張する上での理想の態度である。
「遊びの誘いは嬉しいけれど、今日はピアノの練習があるから行けないわ。ありがとう。また誘って!」
自分も相手も尊重しているため、ハッキリと自分の意見を主張できる。相手も、否定されているわけではないと分かるため、断られても心地よくいられるのだ。
ポイントは、あなたが、「自分もOK」と思えているかどうかだ。
自分のことを尊重できていないと、人と良い時間を過ごすことはできない。
人と親密な関係になるには、まず自分が自分のことを大切にする必要があるのだ。
○相手の行動ではなく、存在を認める
あなたは、パートナーに贈り物をしたことがあるだろうか?
きっと相手は、大いに喜んでくれたことだろう。
ただ、勘違いしてはいけない。
あなたは、「プレゼントをしたから、好きになってもらえたのだ」と、考えてしまってはいないだろうか?
そうではない。
そもそも、あなたからのプレゼントを喜んで受け取ってくれていることが、相手からの好意の証なのだ。
あなたと仲良くなりたいと思ってくれていたからこそ、贈り物を受け取ってくれたのだ。
つまり、あなたがパートナーと親密な関係を築けているのであれば、それは、あなたが何か好かれるための行動をした対価ではなく、相手があなたの存在そのものを認めてくれているという、何よりの証拠なのだ。
あなたがいてくれるだけで、嬉しい。
まずは、このメッセージを、ちゃんと受け止めることだ。
自分を大切にすることから、親密な関係は始まる。
大丈夫。あなたが相手を大切に想っていることは、ちゃんと伝わっているのだから。
○褒め方のコツ
相手に喜んでもらえる贈り物は、モノだけではない。言葉も、とても価値のある贈り物だ。
人と親密な関係を続けるには、相手を褒めることが重要だ。
まず、相手の小さな変化に気づくことから始めよう。
前髪は、どのくらい伸びていただろうか。
今日のネイルは、何色だっただろうか。
いつも同じように見えていたのなら、今からでもいい。
何か相手の小さな変化はないか、と探すクセをつけてみてほしい。そして、「そういえば、これ変わった?」と伝えてみるのだ。
仮に、相手が髪を切っていなかったとしても、ネイルの色は変わっていなかったのだとしても、大丈夫だ。
「あなたに興味を持っている」と言う事実をちゃんと伝えることに、意味があるからだ。
次に、褒め方には、2種類あることを覚えておいてほしい。
自己確認欲求を満たす褒め方と、自己拡大欲求を満たす褒め方だ。
あなたは、次のうち、どちらのほうが嬉しいだろう?
「あなたは、麻雀が上手なんですね。」
「あなたは、物事を論理的に考えるのが得意なんですね。」
何となく、後者のほうが、より"褒められている感じ"がしなかっただろうか。
これは、自己"確認"か、自己"拡大"かの違いだ。
誰しも、自分では気づいていない魅力がたくさんある。人は、自分の気づいていなかった魅力を気づかせてくれる褒め言葉を、嬉しいと感じやすい生き物なのだ。
もちろん、既に知っていることを褒められても嬉しいが、「まぁそうだね」となるだけだ。印象には残りにくい。
相手の自己拡大欲求を満たす褒め方をしよう。
では、キレイな女性に対しては、何と褒めるのがいいのだろう?
「可愛いね」「キレイだね」
もちろんこれをストレートに伝えるのも、非常に意味のあることだ。
けどたまには、相手の良いところを別の角度から見つけて褒められると、より良い関係を築きやすいだろう。
「今日の服、とても似合ってるね。あなたの素敵なものを見つけるセンスには、いつも驚かされるよ。」
その日の服装を褒めて満足するのもいい。
だが、伝え方一つで、相手の持っている感性や、過去のポジティブな出来事のことまで、まとめて褒められることに、気づけただろうか。
いきなり褒めるのが難しければ、まずは過去に自分が言われて特に嬉しかった言葉を、思い出してみるといいだろう。
強く印象に残っている言葉があれば、それはきっと、自己拡大欲求を満たしてくれた言葉のはずだ。
「今の手順、まるで多井隆晴プロが打っているかのようでしたよ」
「苦しくなるほど麻雀に夢中になれるなんて、あなたはとても真摯な人なんですね」
「あなたは文章から書き手の想いを想像することのできる、優しい人なんですね」
…
こうして、自分の中に褒め方のバリエーションを増やしていくのがいいだろう。
褒められたことを喜ぶのは、褒め上手になる近道なのだ。
あなたはきっと今頃、
「何か言われて嬉しかった褒め言葉はあったかな」
「今度試しにちょっと実践してみようかな」
なんて考えてくれていることだろう。
その”素直さ”は、あなたのとびきりの魅力だ。
○「ありがとう」を伝える
ありがとう、とは、"有り難い"という意味だ。
有り難いの反対は、あることが簡単、つまり、"当たり前"だ。
長く時間を過ごすうちに、相手が自分と一緒にいてくれることを、いつの間にか「当たり前」と、思ってしまっていないだろうか。
忘れているかもしれないが、それはとても特別なことだ。
大切な人が"当たり前"のようにそこにいてくれることに「ありがとう」という気持ちを、忘れずにいたい。
どんなタイミングでも、どんな理由でもいい。
大切な人に「ありがとう」を伝えるチャンスは、逃さないようにしよう。
急にそんなことを言ったら、驚かれるんじゃないか、嫌がられるんじゃないか、と思ったかもしれないが、大丈夫だ。
人は、「ありがとう」を、あなたが想像しているよりずっと喜んで受け取ってくれる。
人にはもともと、「ありがとう」の価値を軽視してしまうバイアスがあるのだ。
だからこそ、伝えよう。
あなたがいてくれることが嬉しい、という一番シンプルなメッセージ。
それが「ありがとう」なのだ。
○まとめ
パートナーと親密な時間を過ごすには、
・自分もOK、相手もOK
・気づく、褒める
・「ありがとう」を伝える
を大切にしよう。
これを読んだあなたはもう、雀魂マスターと言っても過言ではない。
素敵な雀魂ライフを送れるよう、願っている。
あなたの大切な人との時間が、より良いものになりますように。
読んでくれて、ありがとう。
麻雀?何の話だにゃ…?
2023年12月2日 horiwo128
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