キャノンボール大阪→東京 実行編
俺は待った。この3年を焦燥とともに。
事前の準備はあらかた整いました。あとは実行に良い条件の日取りを待ちます。ところがこの社会情勢で予想をはるかに上回る延期を強いられることになってしまいました。明けぬ夜明けはないとは言うが全く目処の立たない中で時間が過ぎて行きました。加齢による走力、体力、視力低下など時間が経つだけ不安な要素が増えて行きます。
できるだけ待っている間も持っている走力は落とさない様に乗ることを心がけ時期がきたらいつでもいける用意しつつ時が訪れるのを待っていました。
2022年5月下旬、リバウンド警戒期間が終わりを告げようとした頃、天気、風向きが絶好の機会が訪れそうな予報をキャッチ。折しもその週の夜練で仲間から”キャノボいつやるんですか?”と聞かれ、そういうタイミングなのだと確信しました。
次の日には移動の手配と宿の確保を行い21日に大阪へ移動。なるべく安く済ませるためにぷらっとこだまで各駅停車4時間の新幹線旅。買い込んだおにぎりとチケット付属のサービスのお茶をおともに溜まってた小冊子を読みながら新大阪へ。宿は大阪市道路元標になるべく近い淀屋橋に確保。当日朝の移動経路もチェック。
東京を出てくるときはひどい雨でしたが大阪は曇り。こんな機会なので江戸時代、道路元標があった高麗橋を訪れたり薔薇咲く中之島公園を散歩したり、おしゃれたこ焼き食べたりと少しだけ観光。大阪城まで寄ると疲れそうなので割愛。みんなマスクはしているが公園も飲食店も賑わってて良い方向に向かってるんだと感じた。
宿泊先に戻りバイクを組み立て、夕ご飯、翌朝のご飯と道中の補給食を仕入れにコンビニへ向かう。補給食は主に薄皮パンを食べてるのですが、なぜだか品薄で3パック仕入れるのに7、8件も回ることになり疲れてしまいました。大浴場で癒してキャノボに挑戦する告知をツイッターで宣言(←そういうお作法になってる)。簡単に食事と晩酌を済ませ明日の天気、風向きを再確認して就寝しました。
出発は2022年5月22日午前4時30分
3時に起床し準備を整える。6時間ほど横になってたが物音が気になったりして眠りは浅かった。が、寝不足感はない。
人気のないフロントにカードキーを戻してまだ夜が明けない中、金色の錘重立つ場所へ向かいました。
次回からやっと実走編です。梅田ー名古屋、名古屋ー興津、興津ー日本橋で分けて書く予定です。(ルートデータをここで分けてた関係だけ)