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【ブルベ】BRM820宇都宮600奥只見を走ってきた(前編)

 8/20にブルベ”宇都宮600奥只見”を走ってきました。
 コースは当初の予定では国道352号線を走り桧枝岐村から奥只見湖へ行くコースでしたが枝折峠から駒の湯間が災害復旧工事による通行止めの為迂回路が設定され宇都宮600”只見”になりましたw

宇都宮森林公園を起点とするバルーン型コース

 新潟平野こそ平坦ですが他は山がちなコース。予定だと酷道459号線は真っ暗な時に走らなければならない。加えて新潟入ったあたりから雨の予想。なかなか厳しい戦いになる予感満載でした。
 土曜の3:00スタートだったため早めに現地近くまで移動して車内で仮眠。0:30ごろから動き出し機材準備と燃料補給。宇都宮森林公園で受付。久しぶりの宇都宮ブルベでトイレ脇に17iceの自販機がおいてあったのを見かけてフィニッシュして絶対食べると決めました(5年くらい前に設置した?という話を聞いたのでそれくらい森林公園はご無沙汰でした)。attack!299を一緒に走ったhirotachiさんに自撮りしてもらってスタート。参加人数はそんなに多くない感じ(30人位?)。

受付風景。見返したら衝撃が走った(左側)

 鶴カントリーの脇を抜けてR293→D22(新里街道)→D279→R121と進み鬼怒川、川湯、湯西川へ向かうコースは宇都宮では定番だと記憶してる。途中で数人と合流しつつ走る川湯手前から早朝の雰囲気。車も少なく順調に気持ちよく走る。ところがですよ。5時半ごろ(60kmあたり)工事のため片側交互通行の信号手前でシフトダウンしたら右シフトダウンレバーの感触がおかしい。シフトダウンが全くできてない。かつてない経験だが何が起こったかは即座に理解。とりあえず片側交互通行の区間を抜け路肩で観察。右のシフトのアウターストッパーが抜けてる。インナーワイヤーを引き抜いたらするりと抜けた。もちろんタイコはついてないw。シフトトラブルでよく見るインナーワイヤー切れに見舞われました。
 さてどうしたものか、もうすこしトラブルシューティングの記事をちゃんと見ておけばよかったなと思いつつ補修方法を考えます。

oh…orz

 流石にこのままリアトップ固定では52×36ー11Tという構成になるので平地はなんとかなっても傾斜のきついところは自分には全くもって無理。さすれば、リアを21Tか23Tに設定すれば平地では速度が出せないものの坂は体重を利用したダンシングを多めにすればゆっくりでも進めるのではないかということでリアディレーラーを押しこみギアチェンジしたところで切れたワイヤーをダウンチューブ下のボトルケージ台座にぐるぐる巻きにしてテンションをかけるようにしました。

ぐるぐるぐると巻きつけてワイヤー同士の摩擦をあてにして固定

 12分ほど停車してリスタート。途中ワイヤーテンションが緩んだりしたのでその都度直し改良して最終的にリア23T(ギア比2.261-1.565)で落ち着きました。
 さて、ここからどうするかです。まだ全行程の1/10の60kmしか走ってないのに割と大きめの機材トラブル。いままでで大きなトラブルというとスポーク切れくらいでした(2014年広島1000)。ここから森林公園に戻れば+60kmで終わりDNF。野岩鉄道会津鬼怒川線で輪行して戻ってDNF。普通はこれだよな。。
 ただ今年のSuper Randonneurをここで決めたかったのもあるし走り始めてみたら速くは走れないけど前に進むことができることがわかったので走り続けることにしました。
 が、チェックポイント1の前沢曲家住宅手前の道の駅番屋でフロントバックを確認するとスマートフォンが見当たらない。。。。えー!落としたりポンとそこらへんに置いた記憶ないんですけど!致し方ないので直前にシフト調整作業をした待避所まで7km戻る羽目に。走ってきたところをつぶさにみながら、後から来る参加者に手を振って走る。スマホないと仕事困るし、そもそもDNF連絡できないし通信会社での手続き面倒だなと思ってるうちに到着。ありません。。。走り続けようかと思ってた気持ちもここで折れそうでした。うなだれてもう一度フロントバックをがさごそしてたら、、ありました。自分の完全に勘違い。走る気力が戻ってきました。負けない。登り返してチェックポイント1で撮影(102km/20日8:19)。

ここはフォトチェック

 予定(平均時速20km/h計算)よりも13分遅れ。必要のない距離を走って登ったのでまあ致し方ない。とりあえずここまでの感じでは問題がないとは言わないがこの先の只見の山は登れる感触は掴めた。そこでダメなら山を押し越えて降りた浦佐か長岡まで進んでDNFすればいいかと考えた。ただDNFはしたくないなという気持ちは強くありました。今年で14年目のブルベですがDNFはSR600日本アルプスの一度だけなので撤退戦は苦手なのであります。(輪行袋はいつも携行してます)


お読みいただきありがとうございます。中編、後編、あとがきと長々となりそうですがまだまだ続きます。

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