【ブルベ】BRM611埼玉300kmアタック小諸を走ってきた(後編)
<PC2ーPC3碓氷第三橋梁・めがね橋>
ここまで追い風だった。千曲ビューラインから見える浅間山は雲がかかり気味だったが山体が綺麗に見えた。この道に入ってからは向かい風をもろに受けながら走る。じわじわとした登りと相まって速度は上がらないしボディーブローのように効いてくる。ボディーブロー食らったことないけど。もらったら吐き死ぬ。
国道18号に入るところで一人合流。6kmほど抜くかどうしようか迷ってたらギアを軽くして少し速度が遅くなったので前に出る。手では示さないが前に出ろということだと理解。こののち57km前に出っぱなしでした。
軽井沢を走りながら今年の夏の賑わいを想像した。碓氷峠は止まらずスルー。気持ちの良い下りが始まった。ブルベでもなんども通ってる道。夜はちょと怖いけど好きな峠道です。路面自体は持ってた印象より良くなってた。第六橋梁は一瞬見ただけでPC3のめがね橋で撮影(195km地点・16:05)。最中に道脇の空きスペースに乗り入れた車高の低いシビックが段差で大きな音をたてて驚く。なんかパーツ壊したかな。ふだりでそこを立ち去る。
<PC3ーフィニッシュ豊水橋>
下り始めたら前にBMW X?が出たのでそれについてゆっくり降りる。雨は降ってないが路面はウェット。枝も時折落ちてる。踏まない様に慎重に、と思ったら右カーブ抜けてBMWがスローダウン。先をみたら換毛期の狐がセンターラインに佇んでる。そんなとこいたらはねられちゃうと思ったがそこから離れる気配なし。後からKさんに聞いたらやはりそこに戻ってきてしまう様だった。少し進んだらもう一匹小さい狐が退避スペースにいた。親子かな?この日は別の場所で鹿の親子も見かけていた。あらためて動物との距離が狭まってると感じた。
国道18号を一気に下る。碓氷バイパス方面へ分流する地点すぎ鉄道文化村をちらりと横目で眺めて緩めのアップダウンをいくつかこなす。大型トラックの中でもさらに大きいのがすぐ脇を抜いて行く。吸い込まれそうになる。おぎのやで釜飯もいいけど早く帰ることにする。205km地点の五料交差点で前の人に追いついてしまった。抜かずに後からついて行くが松井田妙義インターチェンジまでの登りのペースが速くて早々にマイペースに戻す。こういうことがあるからすぐに抜かない方がいい。相手にも迷惑になるかもしれないし。
おぎのやからはアタック安中200のコースと類似。あと100kmという事。県道194号宇陀磯部停車場線へ右折して丘越えしてたら雨が降り始める。本降りになりそうな感じだけど気温が低くはないしこの先、峠を下る様な通るところもないのでレインウェアは着ないで進む。丘からの下りで前を走っていた人の前にでる。彼とはそこでお別れになってしまった。
雨の中乗るのは嫌いじゃない。だけどシクロクロス同様後片付けが大変なので普段は雨が降るなら乗らない。だからある意味ブルベで雨の中を走れるのは貴重で楽しい経験なのかもしれない。
国道254号(富岡バイパスシルキーライン)で登利平を見かけて食べたくなった。この日は薄皮あんぱん2袋で10個、おにぎり2個を準備していたがそろそろ補給食も尽きてきた。雨はまだ激しく続いていた。バイパスが終わり川内交差点で国道254号(下仁田街道)に入るあたりでようやく雨が止み始める。全身びしょ濡れだか悪くない気持ち。上大塚西交差点で右折後に現れたコンビニでここまで一緒だった方と別れる。疲れたので少し休憩入れていくとの事。ではお互い気をつけてゴールへ。
神流川を渡り埼玉へ戻ってきた。風も悪くない。先が見えてきた。淡々と進んでたらまたしてもKさんが後ろから現れた。雨宿りついでのコンビニストップの最中に抜いてしまったらしい。抜かれながら日産セフィーロのCM(井上陽水)を思い出してしまった。本日走行中3度目の邂逅。Kさんは相変わらず高い速度で巡航していく。疲れた私は背中を見送るだけ。
途中でライトを点灯し、お焼きを一つ頬張る。復路も小前田駅によりお手洗いを拝借し給水。駅舎をしばし眺めて最後の薄皮あんぱんを胃袋に落として残り40km。20;30くらいには着けそうだ。家に帰る途中で中華屋でラーメン食べて帰りたくなった。
あとは目をつぶっては帰れないがGPSもキューシートもなくてもフィニッシュにたどり着ける。また雨が降り出す前に帰ろう。五明交差点で右折。ここにあるコンビニが同日開催のアタックビーフラインのフィニッシュだった様です。そこからの短い登りを終えて一安心。ここが最後の登りらしい登り。一息つけたので最後にとってあった野沢菜のお焼きを食べたら餡が予想外の甘ーい味付けで驚く。しょっぱいのが食べたかったんだよ。
県道30→74→262号とつないで豊水橋へ。入間ヴレジ(集合住宅)の明かりを見ながらフィニッシュしました。(301.5km・20:29)ちなみに2009年は307kmで12時間40分で戻ってたらしい。。
フィニッシュ手続きをして記念メダルを無事取得。先着のKさん達4人でしばし談笑。こういう時が一番楽しい。こういうことが普通にできる世界に早く戻れるといいなと感じました。40分後くらいから他の参加者がぱらぱらと到着し始める。そしてこの橋の周りも次第に雨に包まれ始めました。途中の雨には振られたけど最後の雨は逃げ切った感じになりました。ほんと降られずによかったよ。
梅雨時なので雨には降られてしまいましたがトラブルなく走りきれてよかったです。いつもお世話になってるAJ埼玉の皆さんや一緒に走ってくだった皆さんありがとうございました。
長々としたレポートになってしまいました。最後までお読みいただきありがとうございました。