６年前の入社式

先日、後輩のオンライン模擬面接をやった。画面越しでもすごくいい子だなあ、一緒に働きたいなあと思ったのだけど、結果は不合格だったとのこと。なんとも言えない気持ちになりつつ、面接は出し切れたとのことで、悔いが残る結果にならずによかったのかな、、と思った。

その夜、私の同期の１人が会社を辞める、ということでオンライン送別会をした。最終面接で隣だった男の子で、会社内でも優秀といわれていたコピーライターの子だ。入社する前は、何度もご飯にいったりしていたのだが、入社してからはぱったり遊ぶことがなかった。

彼が毎日寝るまも削って一生懸命企画を考え、先輩に見てもらったり、自分で提案に行っていることは聞いていた。「あの子は優秀だよね」そんな話を聞くたび、誇らしい気持ちと、なんとなく感じる焦燥感を何度も味わった。

そんな同期が辞める、その時ふと思い出した話がある。

それは６年前の入社式のとき。彼曰く、当時の社長のスピーチにて　　　「君たちがもし、普通では達成できない仕事や結果を残したいのであれば、もう普通の生活はあきらめなさい」と言ったそうだ。

私は正直まっったく覚えてなかったのだけど。。彼は感動したのか嬉々としてその話をしたいた。そしてその後の仕事ぶりは、文字通り普通の生活ではなかったと思う。

私は普通、というか楽をしたい、と思うことがしょっちゅうある。世の中ががらがらぽんされて、まっさらになって人生一から始めたと思うこともよくある。

でも、やっぱりいい仕事がしたいなら、自分の普通を一歩踏み出して努力しなきゃだめだな～なんて思ったんだよ。

おわり