いまさらErgoDox作った
キーボード買い換えのタイミングで、分離キーボードに興味がわきました。
でも、分離キーボード高くないですか?
ずっと数千円の安いJISキーボード使ってきたので1万円でも高く感じます。
そんな折、メルカリでErgoDoxの基盤を見つけました。
試算してみると1万円くらいで部品集められそう。
安い!やってみよう!(金銭感覚バグりはじめた)
なぜErgoDox?
ErgoDoxが盛り上がっていたのは2016年頃みたいですね。
現在2023年なので7年前。
進化系のErgo~もいくつかあるみたいですし、
そのほかにも選びきれない程たくさん種類がありますね。
いまさら感のあるErgoDoxを選んだ理由。
入手性
メルカリで手ごろな価格で販売されていました。
廉価だったのでメルカリで購入しましたが、他でも販売されていたり。
初めて自作キーボードの基盤を探しましたが、ErgoDoxは入手しやすいように感じました。
初心者なので入手経路知らないだけかも。
キー数が多い
自作キーボードに興味が湧いて、ネット上で色々物色しました。
シンプルでかっこいいキーボードがたくさんありますね。
ですが、使うとなると不安がいっぱい。
日本語キーボードをずっと使ってきた私には、
英字キーボードに変更するのにもハードルがあります。
分離と親指Enterだけで大冒険。
レイヤーとか使える気がしません。
割り当ては自由らしいので、キー数が多ければ何とかなる気がします。
過去の情報が多い
キーボード作るなんて初めての経験。
トラブル解決できるか不安です。
ですが、海外含め情報がたくさんありました。
先人の屍を越えてきましょう。
屍の数だけ増える安心感。
私のスペック
今までは安価で普通の日本語キーボードを使用。
自作キーボードを作るのは初めて。
電子工作は永年初心者。道具は持ってる。
ものづくりは好き。3Dプリンタとかは持ってない。
参考にしたサイト
部品調達
メルカリ
基盤(PCBっていうらしい):¥2,500
1N4148 diodes:基盤に実装済みでした。
キーキャップ:¥1,700
AliExpress
キースイッチ:¥2,048
Teensy2.0:¥1,640
USB mini B plug with short cable:¥552
スタビライザー:¥1,239
マルツ
MCP23018-E/SP:¥468
USB mini B connector WM17115:¥204
3.5 mm TRRS sockets, CP-43514:¥580
Amazon
TRRSケーブル:¥555
写真は後述のトラブルその2のケーブルです。。
抵抗とLEDとコンデンサは手持ちのものです。
合計で¥11,486でした。
抵抗とLEDとコンデンサは買っても2~300円くらいでしょうか。
キースイッチについて
ご覧の通り、ケースがありません。
基盤むき出しで完成です。
なので、キースイッチは基盤固定用の5pinのものを購入しました。
一番標準っぽい赤軸のGateron。45gくらいらしい。
キーキャップについて
専用品より安価だったので、189キーのセット品を購入しました。
結果、足りてるんだか足りてないんだか・・・と微妙な結果に。
作り方
事前にYoutubeではんだ付けのお勉強。
ガイドを翻訳して、手順通りに作りました。
動画も参考にしました。
ダイオード実装済みだったので楽でした。
特に感じた事を箇条書きで。
プレートレスだったのでスイッチを綺麗に固定できるか不安だったが、嵌めるだけで綺麗に整列した。むしろ、ピンと穴がキツキツで調整の余地もなかった。左右端の一列だけ穴が長かったが、それでも調整の余地は小さかった。
基盤の側面をペンで黒く塗るよいらしい。高級感マシマシ。
しばらくはレイヤー機能使うつもりがないので、LEDは実装しなかった。
基盤清掃にはキムワイプが大活躍。個人的には必須。
打鍵音にこだわってる人が理解できなかったが、スタビライザーをグリスアップしてみたら意味が分かった。全キーやりたい。
トラブルその1 認識されない
完成して接続しても、TeensyのLEDは光るもののPCから認識されません。
試行錯誤して原因判明。
USBminiBケーブル分解したケーブルの接続ミス。
分解したケーブルの被覆色が、白、赤、緑、青でした。
ガイドでは、白、赤、緑、黒だったので、黒=青と思い込み。
白=白、赤=赤、緑=青、黒=緑でした。
コネクタ分解して追いかけたので、コネクタ側をハンダ付けし直して修正。
トラブルその2 左側が動かない
一難去ってまた一難。
今度は左手が反応しません。
テスターで確認するも、電源は来ている模様。
こちらも試行錯誤して原因判明。
なんと、TRRSケーブルが欠陥品。
極の導通がバラバラ・・・。
Aliexpressに返金してもらい、Amazonで買いなおし。
ケーブルを変えたらすんなり動きました。
キーマップ
こちら参考にさせて頂きました。
画像多めで長くなりそうなので、別記事にしようと思います。
(書いたらリンク張ります)
ケース
ケースレス仕様ですが、裏面は絶縁した方がよさげです。
百均のクッションゴム張って浮かせるなり、マスキングテープ張るなり。
ケース購入すると総額2万円くらいになってしまいます。
かっこいいケースには憧れますが、
価格面で悩むくらいなら、まずは最低限から試してみるのは如何でしょう?
作った直後からカスタムしたくなりますし、
慣れれば違うキーボードが欲しくなりそうです。
沼は深そうです。(温泉?)
完成
動いた。
ご覧の通り、キーが余ってます。
キーマップ試行錯誤中。
感想
部品探しから電子工作まで楽しかった。
工作含め、トラブルまで含めて楽しめる人向け。
楽しそうと思った人には超おすすめです。
毎日長時間使うものが自分の手作りというのは嬉しい。
やりたい事が湧いてくる。
作ったばかりですが、キー入力が全然慣れません。
はんだ付けより難易度高い気がします。
久々にタイピングゲームで精進します。
文字だらけの制作記録読んで頂きありがとうございます。
みんなの記録のおかげで出会え作れたので、
この記録も誰かの役に立てば幸いです。
※この記録は、作り立てのErgoDoxで書きました。