【私的考察】縮絨について
縮絨とは
「縮絨」
フェルトなどの布生地をつくる際に使われる用語。
毛織物(ウール)などをアルカリ性の液体の中で揉むと、毛が絡まって縮みながら肉厚な生地になります。
これが肌ざわりも良く、保温性も高いことから重宝されています。
これまでの様々な議論は、経済成長を前提とした右肩上がりの「あるべき姿」でした。
pp.3〜4.
人口減少からの「縮小・撤退」ではなく
「縮絨」する未来にするためには。
「人々が “まちづくり” に参加して、魅力的な地域を自らつくりだせばいい。」
この考えを基本に市民参加型の潮流が出来ないだろうか。考えてみる。
参加が創り出す人口減少社会の希望
「クローズアップ現代」2016.01.13.
山崎亮さんが紹介された肩書
コミュニティーデザイナー
「地域の課題を地域に住む人達が解決することを、デザインの力でお手伝いする人」
人口減少や高齢化によって活気を失った “まち” が元気になるためには、その “まち” に暮らす人達の参加が不可欠になる。
住民が主体性を持って取り組む “まちづくり” をワークショップと云う手法でサポートする。
『衣装の哲学』
19世紀に書かれた本
著者は、イギリスの歴史家 トマス • カーライル
【要約】
人類が歴史と文明の中で築いてきた制度や価値観は、身体に合わせて仕立てた衣装のようなもの。
現代社会の比喩として、とてもわかりやすく的確な内容です。
社会も同様に、人口も “まち” も、経済も時代とともに変わっていく。
「参加」と云うキーワードは、山崎亮さんが “まちづくり” に関わるようになってから常に頭の中にあったとのこと。
2022年に発刊された『コミュニティーデザインの時代』(中公新書)の冒頭に
21世紀は住民参加の時代だと書かれています。
山崎亮さん『コミュニティーデザインを語る』前編
山崎亮さん『コミュニティーデザインを語る』後編
「コミュニティデザイン」について理解する
「コミュニティデザイン」の概念
山崎亮さんの「コミュニティーデザイン」の概念(考え方)について説明しました。
次に
コミュニティーデザインと参加について
山崎亮さんが、一番強調されている点は
「参加」は、強制参加ではなく自由参加を基本に自ら楽しむと云う発想。
「楽しさなくして参加なし」
「参加なくして未来なし」
pp.18〜25.
『コミュニティデザインの源流』と云う、次の本が紹介されていました。
余裕のある人は、読まれると良いでしょう。
第1章 ラスキンの思想 pp.55〜59.に紹介
『縮充する日本』山崎亮 著 より
序章 pp.13〜38.
なぜいま「参加の時代」なのか
第1章 pp.39〜68.
コミュニティーデザインと「参加」は表裏一体だ
第2章 pp.69〜100.
まちづくりにおける「参加」の潮流
今後、随時 投稿していきます。
人口減少社会を考える
『縮充する日本』山崎亮著を読む
2023.08.19.