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『コミュニティーデザインの時代』を読む ①

山崎亮さんの書かれた『コミュニティーデザインの時代を読む』を、今あらためて読み返す。

『コミュニティーデザインの時代』
自分たちで「まち」をつくる
山崎亮 著
中公新書 (2012.09.25.)

この本が出る前に
『コミュニティーデザイン』人がつながるしくみをつくる (学芸出版社) が出版されています。2011.04.22.


【はじめに】

この2冊は、対をなす本だと山崎亮さんは仰っています。
『コミュニティーデザイン』学芸出版社が、これまでに関わってきたプロジェクトを紹介する内容。
『コミュニティーデザインの時代』中公新書は、プロジェクトに関わろうと思った動機や背景を解説するだと云うことです。
プロジェクトの具体的な内容は、学芸出版社の本を読んで頂くとして、この本の内容に入ろうと思います。

【なぜ ”まち“ が寂しくなったか】

活動の屋内化
知縁型:そこの場所に住むことによって生まれる「縁」で繫がるコミュニティー
自治会・町内会・敬老会・婦人会・子供会・商店会など p.13
Point:屋外空間をどう活用するか p.14

【人口減少社会】

先進県に学ぶ pp.33〜41.
ハード整備偏重の時代の終わり pp.42〜48.
繋がり(縛り)から抜け出す pp.60〜62.
「しがらみ」「管理支配」から「楽しい仲間」「繋がり」

【つながりのデザイン】

コミュニティーデザインと空間のデザイン 
「住民参加」のイメージ(胡散臭い)
ワークショップが嫌い
「豊かさ」の定義が変わる

どう話し合うか
誰と話し合うか

【コミュニティーってなに】

語源:ラテン語 コミュニース
コム 一緒に
ミュニース 任務
一緒に任務を遂行する人の集まり

マッキーバーは、1917 年の著書 『Community 』の中で、コミュニティを「一定の地域において営まれる共同生活(common life)」 と規定している。
そして、一定の地域に共生することによって、社会的類似性や共通の社 会的思考や慣習、帰属感情などの社会的特徴が示される、と云う。

【コミュニティーデザイン】

▶ コミュニティーデザイン 1.0
1960年代 pp.115〜118.
生活の容れ物を上手くデザインすることに依りコミュニティーを生み出そうとする試み
コミュニティーセンター 
コミュニティープラザ

▶ コミュニティーデザイン 2.0
1980年代 pp.118〜121.
地域の住人の人間関係を生み出そうとする住宅地 そのデザイン

▶ コミュニティーデザイン 3.0
2000年代 pp.121〜129.
施設整備を前提としない人を集めること

▶ 時代と共に変化するコミュニティーデザイン
pp.129〜130.

【①の内容について】

コミュニティーデザインについて、概念や歴史的な経緯をみてきました。
本編 第1章〜第2章 pp.3〜130.

次回②は、第3章〜第4章を予定します。

【Note】2020.01.02

2023.08.21.