昨日日本新記録を樹立した陸上短距離・山懸亮太選手の苦労について
皆さんこんばんは!29歳美容業界サラリーマンのホリです。
いや〜まだ興奮冷めやまぬ、陸上男子100m。昨日の日本新記録樹立は本当に日本陸上界、いやスポーツ界に大きな衝撃と感動を与えました。
昨日はもうただただ、一番応援していた選手だったので嬉しくて嬉しくて、言葉に〜でき〜なあ〜い〜という、まさに支離滅裂な記事をあげましたが、、(笑)
改めて、山懸選手の日本記録樹立に至るまでの経緯や何故こんなに人から愛される陸上選手なのかというところも踏まえてお話しさせて頂きます!
魅力その1:人柄とルックス
山懸選手と言えば、やはりその甘いマスクでも有名。正直陸上競技って今まであんまアイドル的な扱いをされる人って少なかったんですが、ここ3年で急上昇的にイケメンが出てきました!特にお顔で言えば、現住友電工の多田修平選手の方が取り上げられていますが、山懸選手も負けず劣らずイケメンですね。それでいて、彼は顔以上に性格が素晴らしい!
特に彼の人間性の良さを表しているのが、2017年に日本人初の9秒台をマークし当時の日本記録保持者となった桐生祥秀選手。9秒台をみんなが狙っていた中で桐生選手がついに一番のりでその偉業を成し遂げました。
もちろん、当時から日本トップスプリンターとして君臨していた山懸選手も9秒台を目指していました。
そんな矢先、年下である桐生選手に先を越されました。かたや山懸選手は怪我に苦しみ鳴かず飛ばず。
普通なら、悔しくてそんなニュースすら見れないし引きこもりたくなるレベルですよね、(私ならヤケ酒してます)
そんな時に、山懸選手はいの一番に桐生選手へこうメッセージを送りました
「先越されたわ、おめでとう」
わかります!???!?わかります??!この強さ!
スポーツやってた人なら尚更わかると思うんですけど、本当にライバルの成功とか勝利って、言葉で言い表せないほど悔しいし自分が惨めに思えてきますよね。
でも山懸選手もきっと同じ心境だったにもかかわらず、おめでとうと敬意を表した。
これはもう、人格者でしかないですね、ここは彼の魅力です!
魅力その2:スポーツとの向き合い方、スタンスの凄さ
彼には色んな代名詞がつくんですがその一つに、「走る哲学者」
その名の通り、彼の練習スタイルはコーチを付けずに自分一人で突き詰めて考え抜き、試行錯誤して走りを極めるというもの。
それ故にインタビューの発言でも彼独特の感性からくる言葉で表現しています。
Q走る時に意識していることは?
山懸選手:熱い鉄板の上を走っている感覚←陸上経験者ならわかるはず、、
Qスタートダッシュが早くなるには?
山懸選手:目の前に何か自分が欲しいものをイメージして、ピストルが鳴った瞬間いそれを取りに行くイメージ
Q良いイメージで走れている時はどんな時?
山懸選手;ゴールラインしか見ず、そのことだけを考えている時が良い動きをできている。こう、ゴールに吸い込まれていくイメージですね。
Qなせそこまで100mが好きなんですか?(没頭できるのですか)
山懸選手:裏切らないからですね。100mは僕を裏切ったことがないです
、、とまあ陸上経験者でもほ〜〜と思わず唸ってしまう表現は、枚挙に遑がありません。
まさに侍と呼ぶにふさわしい、孤高のスタイルがまた人々を惹きつけますね!※現在はコーチをつけるスタイルに切り替えています
魅力その3:倒れても倒れても復活する不屈の魂
なんと言っても、一番の魅力はここでしょうね。
大きな怪我や気胸を重ねて、少なくとも3年間は満足なシーズンを送っていません。
特に昨年の気胸以降は、著しく動きが変わり「もう復活は厳しい」という声もありました。年齢もさることながら、今年で29歳。
彼もまさに選手生命を懸けて、練習に取り組み大好きな100mで自分が裏切らないよう、向き合い続けた男なんです。
いや、全てのアスリートが苦労しているのは当然ですし特別山懸選手だけがえぐい苦労をしているとか、そういうことを言いたいのではありません。
一人の苦しんだアスリートとして、そして私は彼と同世代であり次元は違えど同じ100mを走っている者として、贔屓なしに応援できない選手なんです。
特に今、コロナ禍により様々な制限や苦難が押し寄せてきてます。
携帯やテレビを開けば、感染者数かオリンピックへの批判などくらいニュースばかり。私自身も今年に入り悪循環に陥ってしまい、仕事や人間関係で大いに悩んでいる時期です。
そんな中で、こんな希望に満ちた勝利のニュースを目にして
心の底から、これが刺激を受けるということなんだと、、
ああ、努力や積み重ねや執念は、やっぱり勝つんだ!って、
人間に不可能はないんだ!って、、
彼は走りで体現し、提供して下さったのです。
昨日は仕事だったので、リアルタイムで見れていませんが
仕事終わりにTwitterで知りました。涙が止まりませんでした。
私は山懸選手と同じトラックが戦う場所ではないけれど、自分の職場・地域が私の100mであり戦いの場所です。
私も自分の仕事を通して必ずこう答えるようにします。
「私は人生が大好きです、何故なら人生は私を裏切らないから」
山懸選手、次は今月24日〜27日に行われる日本選手権ですね!
この勢いのまま、大好きな100mを噛み締めて駆け抜けてください!
誰よりも強く、そして速く!
知り合いでも生で会ったこともありませんが、心から応援しています。
私も仕事で、今いる場所で駆け抜けます!
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