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1524「Round Midnight at the Cafe Bohemia/カフェ・ボヘミアのケニー・ドーハム」

ナレーターの堀川輝幸と申します。
ジャズを深めたい!と視聴記録をnoteにまとめてみることにしました。
まずは基本中の基本、ブルーノート1500番台100枚を順番に聴いてUPするチャレンジ中。聞く中で知らないプレーヤーとの出会いや、楽器、ジャンル、時代背景など、見聞が広げたいと思っています。
当方は聴く専門で、音楽理論等の知識は有していないので専門的なことは分かりません。その分素人意見の解説、感想と言った感じで親しんで貰えると嬉しいです。



今回はBLP1524「Round Midnight at the Cafe Bohemia/カフェ・ボヘミアのケニー・ドーハム」(1956)

**「Round Midnight at the Cafe Bohemia(カフェ・ボヘミアのケニー・ドーハム)」**は、1956年にトランペッター**ケニー・ドーハム**率いるクインテットがニューヨーク市のカフェ・ボヘミアで行ったライブを収録したアルバムです。この作品は、ケニー・ドーハムがハードバップの時代における重要なトランペット奏者としての地位を確立した作品の一つです。

### 録音情報
- **録音日**: 1956年 **5月31日**
- **リリース年**: **1956年**
- **レーベル**: ブルーノート・レコード

### メンバー
- **ケニー・ドーハム(Kenny Dorham)** - トランペット
- **J.R.モンテローズ(J.R. Monterose)** - テナーサックス
- **ボビー・ティモンズ(Bobby Timmons)** - ピアノ
- **サム・ジョーンズ(Sam Jones)** - ベース
- **アート・テイラー(Art Taylor)** - ドラム

### 曲順
1. **'Round Midnight**
2. **Monaco**
3. **Hill’s Edge**
4. **A Night in Tunisia**
5. **Autumn in New York**
6. **My Ideal**

### アルバムの特徴
- **『Round Midnight』**は、ジャズピアニスト**セロニアス・モンク**によるスタンダードナンバーで、このアルバムではドーハムの感情豊かなトランペットプレイが際立っています。ドーハムの柔らかいトーンとエレガントなフレージングは、ビバップからハードバップへと移り変わる時期のスタイルを体現しています。
- **「A Night in Tunisia」**では、リズミカルなアプローチとモダンな解釈が光り、ハードバップならではのダイナミックなエネルギーが感じられます。

### ケニー・ドーハムのスタイルと影響
ケニー・ドーハムは、ビバップとハードバップのトランペッターとして、**マイルス・デイヴィス**や**クリフォード・ブラウン**ほど広く知られてはいないものの、そのリリカルで情感豊かなトランペットプレイは、多くのジャズミュージシャンに影響を与えました。彼は、技術的な巧みさだけでなく、温かみのあるサウンドと柔らかいタッチが特徴です。

「Round Midnight at the Cafe Bohemia」は、彼の代表的なライブアルバムであり、ニューヨークのジャズクラブ「カフェ・ボヘミア」の親密で活気ある雰囲気の中で、ドーハムのバンドの素晴らしいインタープレイが楽しめる作品です。このアルバムは、ハードバップの黄金時代を代表する名盤として今も高く評価されています。

スタンダードナンバー中心のアルバムですね。
オリジナルのセロニアス・モンクの「ラウンドミッドナイト」やマイルス・ディビスのと比べて見ると、ジャズの面白さが堪能出来ると思います。

是非くらべて聴いて見てください。

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