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1519「Herbie Nichols Trio/ハービー・ニコルス・トリオ」

ナレーターの堀川輝幸と申します。
ジャスを深めたい!と視聴記録をnoteにまとめてみることにしました。
まずは基本中の基本、ブルーノート1500番台100枚を順番に聴いてUPするチャレンジ中。聞く中で知らないプレーヤーとの出会いや、楽器、ジャンル、時代背景など、見聞が広げたいと思っています。
当方は聴く専門で、音楽理論等の知識は有していないので専門的なことは分かりません。その分素人意見の解説、感想と言った感じで親しんで貰えると嬉しいです。


今回はBLP1519「Herbie Nichols Trio/ハービー・ニコルス・トリオ」(1956)

リーダーはハービー・ニコルス(ピアノ)。
1曲目から、ん?何か他と違う?という独特よメロディラインを聴かせてくれます。

「Herbie Nichols Trio」(ハービー・ニコルス・トリオ)は、1950年代に活動したジャズ・ピアニスト、ハービー・ニコルスがリーダーを務めたトリオのアルバムです。このアルバムは、ニコルスのユニークな作曲スタイルとピアノの演奏が楽しめる作品として知られています。

### アルバムの背景
- **リリース年**: 1955年
- **レーベル**: ブルーノート・レコード
- **スタイル**: モダン・ジャズ、バップ
- **メンバー**:
 - ハービー・ニコルス (ピアノ)
 - アル・マッキビー (ベース)
 - マックス・ローチ (ドラム)

### アルバムの特徴
ハービー・ニコルスは、その作曲スタイルと演奏で特異な存在感を持っていました。彼の音楽は、一般的なバップのスタイルを超えて、アヴァンギャルドな要素や複雑なリズム、独特なハーモニーを取り入れています。これは、彼の作品が後年再評価される要因の一つとなっています。

### 代表的なトラック
- **"The Gig"**: 複雑でユーモラスなメロディが印象的な曲。ニコルスの個性的な作曲スタイルが如実に表れています。
- **"House Party Starting"**: アルバムの中でも特に人気のある曲で、軽快なリズムと明るいメロディが特徴です。

### 影響と評価
ハービー・ニコルスは当時のジャズシーンではあまり広く認知されていませんでしたが、その後のミュージシャンたちに大きな影響を与えました。彼の音楽は、現代ジャズにおいても評価され続けており、その革新的なスタイルは多くのジャズ・ピアニストに影響を与えています。

このアルバム「Herbie Nichols Trio」は、ニコルスのユニークな音楽の世界に触れることができる貴重な作品であり、モダン・ジャズの歴史において重要な位置を占める一枚です。


曲目
1ザ・ギグ
2ハウス・パーティ・スターティング
3チット・チャッティング
4ザ・レディ・シングス・ザ・ブルース
5舞踏の女神
6スピニング・ソング
7クェアリー
8ワイルドフラワー
9ハングオーヴァー・トライアングル
10マイン

収録日
1955年8月1日、7日
1956年4月19日

マイナー音?を駆使したどこか不穏げで、でもアップテンポで不思議な魅力がある音使いで、一聴の価値ありです。

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