1509 「Milt Jackson and The Thelonious Monk Quintet'」
ナレーターの堀川輝幸と申します。
ジャスを深めたい!と視聴記録をnoteにまとめてみることにしました。
まずは基本中の基本、ブルーノート1500番台100枚を順番に聴いてUPするチャレンジ中。聞く中で知らないプレーヤーとの出会いや、楽器、ジャンル、時代背景など、見聞が広げたいと思っています。
当方は聴く専門で、音楽理論等の知識は有していないので専門的なことは分かりません。その分素人意見の解説、感想と言った感じで親しんで貰えると嬉しいです。
今回はミルト・ジャクソン!
「モダン・ジャズ・カルテット」略して「MJQ」のメンバーとして有名ですが、個人としてもビッグネームですね。
僕はミルト・ジャクソン大好きでして、ジャズ楽器としてはマイノリティなビブラフォン(鉄琴)の使い手です。
ミルト・ジャクソンは映像で見て欲しいです。
このミルト・ジャクソンの棒さばき(なんて言うんでしょう叩くヤツ)。なんか、メロディが生み出されていく、という感じがして思わず魅入ってしまいます。
ビブラフォンの優しい余韻のある上品な音も、耳に痛くならずずっと聞いていられます。
ジャズの苦手な点に、音が鋭く耳にストレスがかかるという点があるような気がしていて、特にトランペットやサックスは音が鋭いので苦手に思う人多いような気もします。
その点ミルト・ジャクソンはジャズ入門としてはぴったりだと思っていて、ジャズ聞いてみたいけど何から聞いたらいいか…という時は迷わずミルト・ジャクソンもしくはMJQを推します。
さてこちらのアルバム、「Milt Jackson and The Thelonious Monk Quintet'」(1956)はミルト・ジャクソンとセロニアス・モンク(ピアノ)の共演作です。
演奏は48年、51年、52年。リリースが56年なので、だいぶ遡りますね。
モンクの個性的なピアノとミルト・ジャクソンの華麗な音色が合わさって、はみ出す感じと上品な感じが共存したようなイメージです。
曲順は、
A面
1 Lillie
2 Tahiti
3 What's New
4 Bags' Groove
5 On the Scene
6 Willow Weep for Me
B面
1 Criss Cross
2 Eronel
3 Misterioso (Alternate Master)
4 Evidence
5 Lillie (Alternate Master)
6 Four in One (Alternate Master)
メンバーは、
1948年7月2日録音(B-3,4)
ミルト・ジャクソン - ヴィブラフォン
セロニアス・モンク - ピアノ
ジョン・シモンズ - ベース
シャドウ・ウィルソン - ドラムス
1951年7月23日録音(A-6、B-1,2,6)
ミルト・ジャクソン - ヴィブラフォン
サヒブ・シハブ - アルト・サックス(ただしA-6には不参加)
セロニアス・モンク - ピアノ
アル・マッキボン - ベース
アート・ブレイキー - ドラムス
1952年4月7日録音(A-1,2,3,4,5、B-5)
ミルト・ジャクソン - ヴィブラフォン
ルー・ドナルドソン - アルト・サックス(ただしA-1,3、B-5には不参加)
ジョン・ルイス - ピアノ
パーシー・ヒース - ベース
ケニー・クラーク - ドラムス
色んな有名演奏者が集まっていて濃ゆい濃ゆい。源頼朝と織田信長と坂本龍馬が一時代にいたみたいな。この頃のジャズ界は一体どんな雰囲気だったんだろうか、などと思い巡らされます。