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1521「A Night at Birdland with Art Blakey Quintet vol.1/バードランドの夜 Vol.1」

ナレーターの堀川輝幸と申します。
ジャズを深めたい!と視聴記録をnoteにまとめてみることにしました。
まずは基本中の基本、ブルーノート1500番台100枚を順番に聴いてUPするチャレンジ中。聞く中で知らないプレーヤーとの出会いや、楽器、ジャンル、時代背景など、見聞が広げたいと思っています。
当方は聴く専門で、音楽理論等の知識は有していないので専門的なことは分かりません。その分素人意見の解説、感想と言った感じで親しんで貰えると嬉しいです。


今回はBLP1521「A Night at Birdland with Art Blakey Quintet vol.1/バードランドの夜 Vol.1」(1956)
言わずもがなな名盤ですね。

アート・ブレイキーと言えば、「Monin'」かこれかと言う代表作。
最初のアナウンスから始まるのが、ライブ感を演出していて特徴的だなと思います。

こちらも最初のリリースが10インチLPで1954年。その後1956年に12インチLPで再販されたそうです。

**「A Night at Birdland with Art Blakey Quintet Vol.1(バードランドの夜 Vol.1)」**は、伝説的なジャズドラマー**アート・ブレイキー(Art Blakey)**が率いるクインテットによるライブ・アルバムで、1954年2月21日にニューヨークの有名なジャズクラブ「**バードランド(Birdland)**」で録音されました。

このアルバムは、ブレイキーが後に結成する**ジャズ・メッセンジャーズ**の原型ともいえるバンドの初期の重要な作品で、ハード・バップのスタイルを代表する名盤です。ブレイキーの力強く、ダイナミックなドラムプレイが、グループのパフォーマンスを牽引しています。

### 録音情報
- **録音日**: 1954年2月21日(ライブ録音)
- **リリース年**: 1954年
- **レーベル**: ブルーノート・レコード

### メンバー
- **アート・ブレイキー(Art Blakey)** - ドラム
- **クリフォード・ブラウン(Clifford Brown)** - トランペット
- **ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson)** - アルトサックス
- **ホレス・シルヴァー(Horace Silver)** - ピアノ
- **カーリー・ラッセル(Curly Russell)** - ベース

### 曲順(Vol.1)
1. **Announcement by Pee Wee Marquette**
2. **Split Kick**
3. **Once in a While**
4. **Quicksilver**
5. **A Night in Tunisia**
6. **Mayreh**

このライブ録音は、観客の熱気が感じられる臨場感と、メンバーの力強い演奏が特徴です。特に、トランペッターの**クリフォード・ブラウン**は、このアルバムで彼の高度な技術と感情豊かな演奏を披露し、後世に大きな影響を与えました。

なんでも当時としてライブ録音と言うのは珍しいそうで、これだけの録音と言うのは相当な技術を要したようです。
録音技術者はついては、

**「A Night at Birdland with Art Blakey Quintet Vol.1」**の録音を担当したのは、ブルーノート・レコードの共同創設者であり、エンジニアとしても著名な**ルディ・ヴァン・ゲルダー(Rudy Van Gelder)**です。

ルディ・ヴァン・ゲルダーは、多くの名盤を録音したことで知られており、ブルーノート・レコードの作品において重要な役割を果たしました。彼の録音技術は、ジャズのライブ感や演奏者の個々のサウンドをクリアかつダイナミックに捉えることが特徴です。

演奏だけでなく録音もプロのなせる技なのですね。

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