本屋さんの紹介:『atelier Sen』
こんにちは。ラボから眺める街路樹が、日毎色づいていく様子に秋の深まりを感じます。
引き続き、本屋のショッピングモール『みんなの本屋さん』に出店いただいている本屋さんを紹介します。
本日は「atelier Sen(アトリエ セン)」さんです。
atelier Sen
色鉛筆画家、則武千鶴さん。京都市立芸術大学を卒業され、デザイン関連のお仕事に従事された後、「純粋に絵が描きたい」、「絵を描く時間をいろんな人と共有したい」との思いから、絵画教室 アトリエセンをスタートされました。『みんなの本屋さん』には、ご自身で編集•デザインされた本を出品いただいています。
道上照雄 八月がくるたびに
則武千鶴さんが挿絵・デザインを手がけた本書は、昭和20年8月9日、13歳のときに長崎で被爆した道上照雄さんが、戦後50年たって初めて語った当時の体験を書き起こしたものです。生々しく語られた文面に胸がしめつけられます。写真や資料なども挿入されており、子どもたちにもストレートに伝わる貴重な1冊。戦争を知らない我々ができることは、体験者が残したものを次世代に丁寧につないでいくことだと思うのです。
雲ヶ畑•足谷 人と自然の会
京都北山南部地域のボタン科属2種の生態•形態比較と分布について
京都市の中心部から、鴨川をさかのぼること15キロにある山間集落・林業の里、雲ヶ畑。ここには鴨川の源流があります。そして、他地域で絶滅してしまった種類の植物がひっそりと生育しています。その自然を保護するため活動するボランティア団体「雲ケ畑・足谷 人と自然の会」が、希少なヤマシャクヤクとベニバナヤマシャクヤクの生態•形態•植物的違いを明らかにするため、調査•解明に取り組まれた活動をまとめた一冊。則武さんも、団体の会員として活動されています。
11月10日(火)〜15日(日)、三条御幸町の同時代ギャラリーBisにて、則武千鶴さんの個展がひらかれます。
こちらもぜひ足をお運びください。