黄金の３日間　中学２年　２日目

黄金の３日間の実践記録である。
２日目、始業式。
職員の打ち合わせの後に、朝のＳＨＲがある。
その前に教室に行き、１つの指示を出しておくことで、SHR(１０分）を有効に使った。
朝のＳＨＲでクラス目標を決め、帰りのＳＨＲで２年生としてどのような先輩になって欲しいかを話した｡（ＴＯＳＳ中学推薦）

１．朝のＳＨＲ前

教室に行く。17人中13人の生徒がきている。
「はい、おはようございます。」「おはようございます。」早く学校にきていることを誉めた｡

板書１
何事にも「　　」し、「　　　　」に「　　　　　　」クラスにする。（堀部）

１．
２．
３．
・・・
１７．

指示１　自分の出席番号の下に、考えてきたクラス目標を書きます。名前も書くのですよ。

１日目の宿題として、「クラス目標を考えてくること」を出しておいた。
すぐに書き出す生徒が多かった。
朝の打ち合わせのため、教室から出る｡

２．朝のＳＨＲ　クラス目標

指示２　朝のあいさつ｡

全員起立する｡服をいじっている生徒がいた｡
その生徒をじっと見る｡すぐに気をつけの姿勢をした｡

指示３　はい、おはようございます｡

「おはようございます。」と、すぐ着席｡
「しっかりとしたいいあいさつです。」と誉めた｡

説明１　１日目に、こういうクラスになって欲しいという話をしました｡３つのキーワードがありました。１つは、「挑戦」です。

発問１　もう１つは何ですか｡

指名。１人目で、「ていねいです｡」「そうだ。」

発問２　もう１つは何ですか｡

指名｡３人指名して答えが出なかった｡
「わかる人？」と挙手させて、指名｡「最後までやるです。」「そうだ｡」

説明２　何事にも「挑戦」し、「ていねい」に「最後までやる」クラスにする。そういうクラスになって欲しいと思います｡

説明３　自分たちのクラス目標を決めます｡

全員が黒板にそれぞれのクラス目標を書いてあった｡
「もうすでに全員が黒板に書いてあって、すごいです。」

説明４　１番と３番は同じ目標です｡

番号３を括弧でくくる。３→（３）

発問３　ほかに同じもの、似ているものはどれですか｡

「２番と１３番｡」「４番と７番。」
同じように似たような意見を括弧でくくる。
次の３つが残った｡残りが多いときは、多数決で３つに絞るつもりでいた｡

指示４　クラス目標をみんなで言います｡さんはい。

「１．あいさつをしっかりし、たのしくすごそう
２．みんなで助け合おう
３．何事もていねいにしよう」

所要時間５分。

３．帰りのＳＨＲ　中学２年生として

説明６　中学１年生が昨日入学しました。入学して、２日目です。

発問４　どのような気持ちだと思いますか。紙に書きます。

列指名。「友達ができるか不安だった。」「緊張していた。」

発問５　そのような中１に対してどのような先輩になりたいですか。

紙に書かせた。列指名。「やさしい先輩。」「仲のいい先輩｡」

説明７　君たちに頼りになる先輩、憧れの先輩になってほしいと思います。

発問６　そのためにはどうしたらいいですか。

紙に書かせる。列指名。「自分から話し掛ける。」「優しくする｡」

説明８　頼りになる先輩になるために、君たちから中１にあいさつをしてください。中１は、緊張や不安で自分からあいさつできないこともあります。先輩から、あいさつをして声を掛けられれば、嬉しいものです。

説明９　憧れの先輩となるために、見本となる行動をとってください。中１は君たちを見ています。よいことも悪いことも中１は中２のマネをします。見本となる行動をして、憧れの先輩となってください。

次の日「１年生にあいさつした人と？」と挙手で確認した｡１７人中、１４人が手を挙げた｡