アブスト読んでみた 2023/07/22
Do-Not-Resuscitate and Do-Not-Hospitalize Orders in Nursing Homes: Who Gets Them and Do They Make a Difference?
Peter Tanuseputro 1, Amy Hsu 2, Mathieu Chalifoux 3, Robert Talarico 3, Daniel Kobewka 4, Mary Scott 5, Kwadwo Kyeremanteng 6, Giulia Perri 7
PMID: 30975587 DOI: 10.1016/j.jamda.2019.02.017
概要(DeepLで翻訳)
目的
長期療養施設に新規入所した入所者におけるDNR(蘇生不可)およびDNH(入院不可)指示の割合を明らかにすること。また、DNRおよびDNH指示と入院、入院中の死亡、および生存との関連を評価した。
デザイン
後ろ向きコホート研究。
設定および参加者
2010年1月1日~2012年3月1日にカナダ・オンタリオ州の公的資金による介護施設全640施設に入所した者(n = 49,390)。
評価方法
入居者の入所時評価にDNRおよび/またはDNHが記録されているかどうかを調査した。すべての入居者を死亡、退院、研究終了まで追跡し、入居者の特徴をコントロールした上で、死亡や入院を含むいくつかの転帰の割合を確認した。
結果
入院時、入居者の60.7%がDNR、14.8%がDNHの指示があったと記録された。高齢者、女性、寡婦、地方の施設に居住、入所前に所得の高い地域に居住、健康状態が不安定または認知障害が高い、英語またはフランス語を話す人ほど、DNRまたはDNHを受ける可能性が高かった。生存期間は、DNRとDNHを受けた群では平均145日と133日であったのに対し、DNRとDNHを受けなかった群では平均160日と153日であり、DNRとDNHを受けた群でわずかに短かった。年齢、性別、田舎、近隣の収入、配偶者の有無、健康状態の不安定さ、認知機能スコア、多疾患をコントロールした結果、DNRとDNHはそれぞれ入院中に死亡するオッズ比0.57[95%信頼区間(CI)0.53-0.62]と0.41[95%CI0.37-0.46]と関連していた。調整後のDNRとDNHのある人は、入院日数の発生率比がそれぞれ0.87(95%CI 0.83-0.90)と0.70(95%CI 0.67-0.73)であった。
結論と意義
本研究は、入所者が入院時にDNRおよび/またはDNH命令を受けるかどうかに影響する特定可能な因子を概説した。どちらのオーダーも、死亡間際および死亡時の入院を絶対的に回避するわけではないが、より低い割合につながった。
考察
DNHが取れている割合は、DNRが取れている人の20%だけ。
この論文でも、DNHは絶対的な入院拒否を意味しているわけではなかった。個人的に、DNHが取れる状態には共通点があるように思う。