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ほりべえギターの勉強に行く♪♪ の巻~その1~~
と言っても、弾く方の勉強ではございません。<(_ _)>
ビンテージギターを見に都内某所の楽器店に行って参りました。
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こちらのオーナーさん♪
実は、ほりべえの相方がまだ十代の頃から知っており、かれこれ30年以上の仲なのです。
オーナーさんが某大手楽器店に勤めていらっしゃった頃からで
その後、オーナーさんが独立をして今に至る。と言う話。
詳細は今はnoteには載せませんm(__)m
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ふんふんふん…♥
と、見ていると~~~♪
![](https://assets.st-note.com/img/1698550575109-JNkTl3pqTK.jpg?width=1200)
ちょっ、待ち!!
何っ この か・わ・ゆ・さ~~~♪
【スプリング・グリーン/商品説明】
ヤバいでしょ!カッコ良すぎでしょ!
アコギにこんなデザインがあったんですね、しかも50年代ですぜ!
「ハーモニー」ブランドのギター「カリビアン」です、この手の小振りなギターはパーラー・ギターなどとも呼ばれていますね。
手元にある1956年の「ハーモニー」社のカタログに「ステラ」ブランドと共に「ホリデイ・コロラマ・カラー」シリーズとして掲載されています。
便宜上手元のカタログ資料がドンズバ・スペックなので1956年製という事にさせて頂きますが、調べたところでは生産年は1955年ー1958年となっていて正確な年式の確定は出来ません。
ボディ内のスタンプは「H902」とあるのですが、カタログによるとモデル・ナンバーは「H1007」で、フィニッシュ・カラーの名称は「スプリング・グリーン」とあります。
鮮やかで爽やかなカラーもさることながら、目を引くのは銀色に輝く金属板です!
なんとアルミ板をアコギの振動の源であるボディ・トップにネジ留めして固定しているんですね~!
このクローム調の金属板はカタログ上でも「ハーモメタル」と自慢げに紹介されているわけです、これがウリのデザインだったんですね~、ハーモニー侮れません!
当時のデザイナーが主張したんですかね「マジこっちの方がカッコいいって!」とかなんとか、、、いやぁこれを採用した会社も凄いです。
確かにサウンド設計を突き詰めたようなギターではありませんからね、この遊び心は最高ですよ、だって今の時代絶対こんなのやらないじゃないですか。
当時、この手の50sデザインのお洒落な小型ギターは「ハーモニー」と「ステラ」の2ブランドで各6色づつ計12色展開されていました。
そのパーラー・ギターの12本を含め、アーチトップ・モデルや、ソリッド・ボディ・モデルなどでビビッドなカラー・フィニッシュ・シリーズを「コロラマ・ギターズ」と銘打ち展開していたようです。
ナチュラル・フィニッシュか、サンバースト・フィニッシュ、シースルー・ブラウン・フィニッシュがほとんどの時代に於いて、これはかなりのインパクトですよね。
パーラー・ギターというと小型で見た目だけのお遊び用のいい加減な造りだろうと思われるでしょうが、、、全くもってその通りです。
当店も昔は気にも留めてませんでした、ところが現地で久し振りに見かけて気まぐれで触ってみたところサウンドはバッチリ乾いたヴィンテージ・トーンだったんですね、うおぉぉっ!と。
どうせガッカリしちゃうようなしょぼい鳴りなんだろうと思っていたのでショックでしたよ、でもこのルックスで良い音がすると思うわけないじゃないですか、猛省してます、ハイ。
勿論マーチン、ギブソンには敵いませんよ、そこは全然です。
ただヴィンテージとしてのアイデンティティはしっかりと持っているのが魅力です、このサイズの現代のギターでは出ない響きですね。
木材はボディ、ネック、指板全て「バーチ材」です、ローズやら、マホガニーやら、メイプルやら、スプルース、そんなお馴染みの材は一切使用していません、ローコスト・モデルですからそこは当然です。
ただ弦長スケールが24 1/4インチ・スケールということで意外とちゃんとしているんですよ。
ギブソンのレスポール等の24 3/4インチ・スケールの所謂ミディアム・スケールよりは若干短く、フェンダー・ジャガー等の24インチのショート・スケールよりも若干長めということでテンション感はバッチリなんです。
決してリッケンバッカーのジョン・レノンモデルの様にルーズになりがちなチューニングを安定させるために太めのゲージを張る必要がある、といったことはありません。
ライトゲージでバッチリです。
グリップ・シェイプは太めのトライアングル・シェイプですが、極太というほどでもなく特にローコードは非常に弾き易く快適です。
そもそもが12フレット・ジョイントのモデルなのでハイ・ポジションをガンガン弾くようなギターではないワケですが、ロー・コードを鳴らした時の現代のギターには無い乾いた響きは絶品です。
サウンド・ホール位置よりもややブリッジ寄りの位置でストロークをするとより力強いトーンを堪能できます。
この手のパーラー・ギター、やはり基本的にはラップスチール・ギター並みに弦高が死ぬほど高く、ネックがスキーのジャンプ台の如く反っていたり、指板修正不可能な程捻じれていたり、指板が剥がれていたり、ネック・ジョイントが外れていたり、ボディ内部のブレーシングが剥がれていたり、ボディにクラックが入っていたり、トップ板がたわんで歪んでいたり、、、そんなの当たり前です、驚きもしません。
だから今まで手を出さなかったのですが、ただアタリの奴はめちゃくちゃ良いヴィンテージ・サウンドであることに気が付いてしまい、元々の鳴りが良くて手を加えて調整できるコンディションのモノを厳選して仕入れ、当店で納得できるプレイアビリティとトーンになるまで追い込んでの販売です。
今回のギターもオリジナル性を損なわない程度に、諸々必要と思われる作業をリペアの方でかなり時間をかけて様子を見ながら施してもらいました。
アメリカで見つけて持ってきただけという吊るしの状態ではありません。
「枯れた良いヴィンテージ・トーン」で、「心地良く弾けるギター」に仕上げてあります。
この手のギターを知ってる人からすればあまり乗り気にならないかもしれませんが、是非触ってみて判断してください。
ナットは交換されていますが、それ以外のパーツ類はオープン・バック・ギヤの3連ペグ、テイルピース、ブラス・フレットも含めて全てオリジナルだと思います。
ネック・ジョイントも問題なく、ネックも真っ直ぐで、フレットの減りもさほどなく、ビリつき音詰まりはありません(2弦と6弦の15フレットがちょっとあやしいですが)。
弦高は12フレット位置のフレット上面から弦の下面までで1弦側約2.0mm、6弦側約2.0mmです。
ボディ・バックの中心部に2箇所に約3センチのクラックが並行して走っていますが、サウンドには影響ありません。
このルックスで、このサウンド、結構感動モノですよ。
かっちょええっ!と思ったら是非、試しに来てください。
やっだ~~!!
GretschやGibsonのビンテージギターを見に来たのに、よそ見しちゃった。(;^^)ヘ..
皆さんは、どのデザインが好みですか?
是非是非、コメント欄にて教えて下さい。<(_ _)>
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そうそう、チェットアトキンスのギターを預けに参りまして、相方も知らないことを沢山教えて頂きました。
これは、今お店にあった人気のGretsch 1961 #6120 の説明
(写真は撮るの忘れた~m(__)m)
コレクター・ルートから究極の一本を入手しましたよ!
1961年製の新品です!!
間違いなく当店史上No.1のコンディションです。
ほぼ完全な新品ですね。
見てください、塗装の光沢、金属パーツのメッキ、プラスチック・パーツ、ネジ類に至るまで全てがピッカピカですよ、完全にリイシュー・モデル・クオリティですね。
これがリイシュー・ケースに入っていたらこのギターが2020年製であると言っても疑う人はいないと思います。
正にタイムマシンで1961年に行って買って来ちゃった!くらいの勢いです、
このギターを使用していた形跡やフィニッシュの褪色などは見られず、ゴールドメッキのくすみ、プラスチック・パーツのクラックや、クリアコートのウェザーチェックなども一切見られません。
もちろん、打痕やバックル傷の類は全く有りません。
「ほぼ」新品というのは、フレット傷も1・2フレットをよ~く見ると弦の下に極々僅かに試奏傷らしきものが確認出来るのですが使用していたという程のものではありません。
かなり厳しい見方をすればペグのゴールド・メッキのみ、他の部分に較べて僅かにゴールドが薄れているように感じられますが、チューニングの度に触る部分ですのでこればかりは避けられませんね。
OKカードとケースのカギのみが欠品していますがその他の書類関係の付属品はすべて付属しています。
スペックを見るとシングル・カットの最終年という事もあり、いわゆる薄胴と呼ばれる2 1/4インチ厚のシン・ボディ、ネック・ジョイント・ボルトのブラック・プラグ位置がそれまでのネック・ヒール部からサイド面のボディ・カッタウェイ内側へと変更され、デザイン変更直後のチェット・アトキンスのサイン・ピックガード、そしてボディ下部に新設されたスタンバイ・スイッチというのが特徴です。
このすぐ後にダブル・カッタウェイ・ボディが導入され、同時にダイヤル・アップ・ミュートの取り付けの為の大穴がボディ裏に開けられてそれを覆う為に更に大きなバック・パッドがボディ裏ほぼ全体を覆うようにホック留めされ、64年頃にヘッドにメタル・プレートが導入され「ナッシュビル」というモデル名を冠するようになってゆくという流れですね
非常に細かい点を挙げるとVカット・ビグスビーのB6ユニットのハンドルの支点がそれまでのプラス・ネジからプレーンなリベット・タイプへ変更された直後でありながら、ボディ・エンド部へのネジ留めテール部分は後年の小さな三角形ではなく50年代からの流れのままパテント・ナンバー入りの大きな卵型テイルが残されているという、マニアックな視点で言えば非常にレアなスペックのパーツという事になります。
ピックアップ・カバーは60年から導入の「パテント・ナンバード」仕様ですが、こうまで金ピカだと、、、どうみてもリイシューにしか見えません。
もちろん再メッキ処理などしていないフル・オリジナルのヴィンテージ・パーツですよ。
ヴィンテージのグレッチ・ギターにありがちなバインディング・トラブル等も皆無です。
ボディ内部は58年からの「トレッスル・ブレーシング」構造が受け継がれている最終形で、翌年のダブルカット導入と同時にこのボディ構造は無くなる事になります。
ネック・ジョイントもしっかりしていて角度も十分なので、ストレート・バー・ブリッジも適正な高さでビグスビーからの弦の出位置からの角度があることにより弦テンションが十分あるのでしっかりと箱を鳴らせていて、尚且つ弦高を非常に低くセット出来てビリ付きも無いという理想的なコンディションを保っています。
弾かれていないギターであるにも拘らず、鳴ってますよ、枯れてます、もちろん弾き込まれたギターの鳴りとは違いますがしっかりとヴィンテージの生鳴りをしています。
アンプを通したサウンドもとにかく元気です、磁力もヘタっていないというか、きらびやかさが際立っている印象で、1961年の新品の時はこういうサウンドだったんだなぁ、、というのを体感出来ますよ。
一般的なヴィンテージ・トーンよりはサウンドの輪郭がくっきりしているのでエッジ感がありますが、やはりヴィンテージらしくサウンドは厚く太く艶があり、ヴィンテージ・フィルタートロンPUの新品サウンドを感じることが出来ます。
アメリカでもこのクオリティのモノは出てきません、特別なコレクター・ルートで頼み込んで先方の言い値で譲ってもらった「スペシャル・コレクション」です。
まぁ当店としてもこれは暫く売れなくてもいいかな位に思っています、大切に売ろうと思います。今後絶対出ないでしょうから。
お目に掛かれる様なものじゃないですからね、買わなくても大丈夫です、とにかく是非一度拝みに来てください。
お目に掛かれる様なものじゃないですからね、買わなくても大丈夫です、とにかく是非一度拝みに来てください。
リイシューにしか見えない!!!
でも、よくよく見ると… 確かにビンテージギターにしか使っていないパーツの数々。
あ~、いいもの見せて頂きました。
オーナーさん、また、行きますね~~~♪
^^
to be continued
今回は珍しく長くなりました。
ここまでお読み下さいまして、誠にありがとうございます。
最後までお読み下さいました方だけ、お店の情報をお伝え致します。
〒150-0032 東京都渋谷区鶯谷町12-5 大芦ビルB1F
※HPは現在使われておりませんが、お店はちゃんとあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1698556723436-VthAQKYd63.png?width=1200)
『J-guitar』のサイトで「スリル オン ザ ストリングス」をチェックすると最新情報が見られますよ。