1人で*
高校を卒業して私は家を出た。
自分の力で生きるために。
親には感謝している。
食べ物に困らず
高校も卒業させてもらって。
ただ尊敬してはいない。
上京して働きながら専門学校に通った。
毎日必死だったが
自由に暮らせることが嬉しかった。
専門学校で主人に出会った。
同級生なので
それなりに話もしたけど
彼は少し華やかな所にいるように思えて
込み入った関わりはなかった。
何年かして同じ所で働く機会があり
話すことが多くなった。
彼は面白く顔立ちも綺麗で
周りの人達に可愛がられていた。
私も彼と仲良くなり
男の子の中では
1番話しやすい友達になっていた。
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