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4C読書法OUTPUT記録2

「売上げを、減らそう。」 中村朱美著

3Point:
①はじめに
◇脳性麻痺の息子を産んだわたしでも働ける会社(P29~)
8ヶ月検診で、長男が脳性まひを患っていることが判明したのです。~中略~ 家族と過ごす時間を、なるべく長く確保したい。晩ごはんは必ず、みんなで一緒に食べたい。 それが私たちの願いになりました。じゃあどうすればいいだろう、

◇出した答えは売上げを減らそう(P24~)
佰食屋は、お客様のことだけを大切にするのではありません。一番大切なのは「従業員のみんな」です。
仕事が終わって帰るとき、外が明るいと、それだけでなんだか嬉しい気持ちになりませんか?そんな気持ちを従業員にも味わって欲しい。だから、佰食屋が出した答えは「売上をギリギリまで減らそう」でした。

◇営業時間はわずか3時間半、14時30分には店じまい(P26~)

②第2章 100食という「制約」が生んだ5つのすごいメリット
◇メリット1 「早く帰れる」退勤時間は夕方17時台
「早く帰れる」ことは、お金と同じくらい魅力的なインセンティブだ、ということでしょう。
従業員にとって、「自分の好きなことに使える時間が必ずとれること」 そして、「会社が必ずそれを認めてくれること」は、日々の暮らしを成り立たせる、とても価値のある安心材料なのです。

◇メリット2 「フードロスほぼゼロ化」で経費削減
100食限定、そして、整理券というビジネスモデルは、あえて、顔を合わせるというひと手間をお客様にお願いすることで、無断キャンセルの防止、ひいてはフードロス削減につながり、そのぶん、しっかりと食材の質に原価を上乗せすることができるのです。

◇メリット3 「経営が究極に簡単になる」カギは圧倒的な商品力
1日100食限定。ひたすらにおいしいメニューを、圧倒的なコストパフォーマンスで提供し、お客様に心から満足いただく。~中略~ このような仕入れが可能なのも、100食という数の上限と、メニューが3つしかないおかげで、毎日使う分量が決まっているからです。

◇メリット4 「どんな人も即戦力になる」やる気にあふれている人なんていらない
佰食屋の採用基準は、「いまいる従業員たちと合う人」。それだけです。

◇メリット5 「売上至上主義からの解放」よりやさしい働き方へ
佰食屋の経営目標は、「1日100食」のみ。

③---

1Acthon:
副題が「たどり着いたのは業績至上主義からの解放」とあります。
現在、わたしは会社勤めのサラリーマンですが、今まで持っていた仕事に対する考え方がガラリと変わりました。
著者の従業員を大切にする気持ちが、数々の働き方改革の成功事例を生み出したと感じました。
私も機会をつくって、自分が働いている会社の社長に、この視点を持って働き方改革を提案していきます。

この本は続けて、第3章 佰食屋の労働とお金のリアルな実態。 第4章 売上を目標にしない企業は、社員に何を課しているのか?。 第5章 佰食屋1/2働き方のフランチャイズへ。 が、書かれています。

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