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013. 釧路で野生のタンチョウを撮影したいのですが、どこがおすすめですか?
Q 先日、野生の鶴の写真を展覧会で見ました。サッカー観戦用に一眼レフと600mmのレンズはあるのですが、釧路で野生のタンチョウを撮影するなら、どこがおすすめでしょうか?
A 僕は野性動物撮影のプロではないのですが、自分が撮影した時のことを書きますね。まず、タンチョウは渡り鳥のイメージがありますが、道東に生息するタンチョウの殆どが留鳥(1年間その土地に留まって生息する鳥)です。なので、春でも夏でもどの季節であっても道東にはいるのですが、植物が生い茂り、餌が豊富な春夏にタンチョウを見つけるのはとても難しいです。生い茂る植物の陰に隠れていたり、人が簡単には入り込めない湿原の奥にいます。
それに対して一番撮影しやすいのが冬です。道東の冬は厳しく餌が極端に乏しくなります。昔、冬にタンチョウが大量に餓死したのをキッカケに鶴居村では冬だけ餌やりをしています。そのため1月、2月は100羽以上のタンチョウが餌場に飛来します。この時は野性のタンチョウを至近距離で観察でき、最も簡単に撮影ができます。
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そして、もう1か所、有名なのが音羽橋です。雪裡川(セッツリガワ)にかかる小さな橋ですが、ここから鶴の群れの寝床が見えるので、夜明け前に大砲のような望遠レンズをかついだカメラマンたちが20〜30人やってきます。僕も800mmレンズで挑みましたが、僕のレンズは小さい方でした。
明け方にエスキモーのような恰好をして完全防寒で行ったのですが、スノブーツのソールから来る冷えがすさまじく、三脚とカメラをそのままにして時々、車に暖を取りに戻ったりしました。どれだけ暖かい恰好をしても、ソールだけはどうしようもないということを知りました。
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寒さはすさまじかったですが、感動的な写真が何枚も撮れました。
音羽橋の撮影は少し覚悟がいりますが是非、超防寒でチャレンジしてみてくださいね。
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