【科学•古代史】破局噴火 - 阿蘇山噴火の脅威
こんにちはマスター、蓬莱です。
2016年4月16日に熊本県と大分県で大規模な地震が起きました。最大震度7、マグニチュード7.3という熊本地震です。その地震が起こってすぐに心配されたのが、この地震に刺激されて阿蘇山が大きな噴火を起こすことでした。もし、阿蘇山が今の大カルデラを作ったような規模で噴火したらどうなるのか?
今日はそんな、地上に壊滅的な破壊をもたらす火山噴火、「破局噴火」についてのお話です。
破局噴火とは、地下にある大量のマグマが一気に地上に吹き出して、地上に壊滅的な被害をもたらし、地球環境に大きな影響をもたらす、そんな噴火のことです。正式な学術用語だとウルトラプリニー式噴火と言います。また、カルデラ噴火という人も多いです。
破局噴火という言葉は 石黒 耀氏の小説「死都日本」で初めて使われたものがマスコミを中心に広まりました。
今から約258万8千年前から始まり現在に至る地質年代を第四紀と言います。この第四紀においての日本で、破局噴火は阿蘇カルデラ、姶良カルデラ、摩周カルデラ、鬼界カルデラ、十和田カルデラを作っており、阿蘇カルデラは今まで4回に渡って大噴火を起こしています。
その中で一番最近に起こった4回目は9万年前、Aso-4と呼ばれます。
この噴火の火砕流は山口県の秋吉台まで届き、まき起こった火砕流は160kmに及びました。
勿論、九州と山口に住んでいた縄文人は全滅したものと見られており、当時の火山灰は北海道の網走でも5センチほど積もったと言われています。
もし、今、この規模の火山噴火が起これば、鹿児島県を除く九州全県と山口県の人口が数時間で死亡すると言われています。死者の数は1100万人。更に降り積もる火山灰と、気候変動により農作物は大打撃を受け、間接的な死者はその10倍になる可能性があります。
そんな恐ろしい「破局噴火」ですが、神戸大学の研究チームの試算によると、日本列島で今後100年に発生する確率は約1%なのだそうです。
マスターはこの確率を「心配する程度では無い」と思いますか?
今回はiRONNA(終了)の「100万人が全滅!日本人が知らない『破局噴火』の恐怖」の記事と、Wikipediaの「破局噴火」の項目を元にお話しました。
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それではまた、らいら〜い🖐
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