【短歌】『ハイジャンプ』
心積もりはしていたつもりなのに「いつか」は「突然」やってくる
伝統の春祭り700年間私を見続けて頂き感謝します空飛ぶ天狗にも
春雨に濡れているあなた20%の降水確率で傘を持つのに
降水確率80%では傘を持たないと決めた人生なので濡れてばかり
最後の2時間は「どうぶつの森」に没我いついなくなったの心の中から
サヨナラの時間は角砂糖午後のコーヒーに揉まれながら消えていく
サヨナラは一日の終わりだったけど今日のサヨナラはあなたとの時間
枝毛が多いのは苦労のせいそれとも逃げているせい?
漂う時間から落ちこぼれひとりで歩くときいつもの風だけが同行者
夕闇にただ二人戦うハイジャンプ
砲丸が落ちる音に審判団も身を反らす競技は筋肉付き