「表情を上手く描ければ、漫画から文字が減る」と言われてLINEスタンプを模写した話
もち米さん、おはようございます!
第4回目のタヌキブースの更新です📻
9月からマンガとエッセイを別に更新することにしました!なので、毎週水曜日はマンガ・木曜日はエッセイ(他不定期更新)にします。
*****
表情を上手く描ければ、漫画から文字が減る
コルクに所属して、一番最初に編集担当の佐渡島さんから言われたのが↓
良い部分を全力で褒めてくれた後に、しっかり課題を投げ込んでくる相変わらずのデレツンっぷり。
でも、褒めてもらえると嬉しくて、頑張ってみようかなってなっちゃうんですよね。見事に転がされてる。会社員時代にこういう褒めてくれる上司欲しかった〜。
…で、なんで『表情を上手く描けるようになるともっと良くなる』かというと、僕の漫画は表情がシンプルすぎる分、読者に頭の中で表情を想像するカロリーを費やしてもらってるとのこと。
ぐうの音も出ない。
"喜怒哀楽"最低限描き分けてるつもりだけど、その感情にも度合いがあって、微妙なニュアンスが漫画にとって絶対的に必要なもの。これじゃあ伝わらないよね(落ち込みながら)。
そして、さらに追い討ちを掛けられたのが
『ユータヌキの描く目に感情が感じられない』って。
…ん????
…ちょっと待てよ。
佐渡島さんの描く目も感情ゼロじゃないですか〜〜〜〜〜〜!!!!!!!
わかんないでしょ〜〜〜〜〜〜??ほんと難しいんですよ。目って。
(怒られる覚悟はしてます)
(話を戻して)…実は自分の中でも、感情表現の乏さを薄っすら自覚していたから、間違った意図で伝わらないように補足するかの如く文字をたくさん入れてしまってたんですよね。
つまり↓
くそぅ…なんも言えねぇ。
ごもっとも過ぎて僕の中の北島康介が出てきた。
そういえば僕は元々、文字が少ない漫画好きなんです。
『タッチ』『H2』の作者・あだち充先生のような、表情から間を読ませるようなスマートな漫画家を目指してたんですけど。いつの間にか真逆に向かって突っ走り、挙げ句の果てにはタヌキを名乗ってオートミールの話ばっかりしてる。なんでこうなった?
修行その❶:キャラの表情筋を知るんだ!
…というわけで、最初の課題は『キャラクターの表情を増やすこと』となり、佐渡島さんの紹介でコルク作家たちから"師匠"と呼ばれる方の元へ弟子入りすることに。
師匠:デザインのプロ。とんでもなくすごい方で、コルク作家はみんな大変お世話になっている、とんでもなくすごい方(詳しくははまだ別の機会に)
弟子入りして何をするのかと思ったら↓
え…?????皆さんおなじみこのキャラを40種類模写?こんなの模写して表情筋を知ることができる?半信半疑で取り組んでみることに。
意外と難しくて丸1日費やしてしまったものの…
ここから先は
¥ 500
サポートしていただいたり、有料記事を購入してくださった売り上げは次の新しいこと始めるための活動資金とさせていただきます。いつも本当にありがとうございます!