【4】「漫画家やめたい」と追い込まれた心が雑談で救われていく1年間 〜他人と比較して落ち込むのをやめたい〜
"「漫画家やめたい」と追い込まれた心が雑談で救われていく1年間"は、1年前の自分を振り返るエッセイ漫画です。当時はほんとに感情が大荒れで、全て投げ捨てたいと思ってたんです。事務所宛に『辞めます』とメッセージを送る直前まで行ったり、夜な夜な転職サイトを徘徊したり、はじめて精神科医に行ったりしました(3ヶ月待ちって言われて諦めた)。そんな時に事務所コルクの代表である佐渡島さん(漫画内では”編集者”)から、プロコーチを紹介してもらった所から人生が激変しました。
4:他人と比較して落ち込むのをやめたい
他人との比較をやめられたら主体的になった。僕が1番感じてること。
焦ることも、自分をダメだと思うことも少なくなった。この回で言いたかったことは自分を客観的にみて『自分はこう思ってるんだな〜』って気づくこと。気づくことができるようになれば、たまに出てくる焦りにもダメや〜と思う自分にも、冷静に話しかけられるようになるはず。
『じゃあ、今どうしたい?』って感じで。
他人との比較なんてしなくていいし、人生は競争やないんだからって頭でわかっててもSNS見てると他人への羨ましい気持ちって次々と湧いてくる。だってすごい人いっぱいいるもん。この前までブログ友達だったあの人も今では小説が映画になって、手の届かないとこに行っちゃって。
もともとその人は小さい頃から物書きで、毎日必死に勉強して、何回も失敗繰り返してそこまで行ったのかも知れない。実は年齢が20歳も離れてて、積んできた経験も圧倒的な差かもしれない。けどけど、SNSではそんな背景分からないから目に見える結果とか数字だけで比べちゃってたな〜ってことに気づいた。
誰かがTwitterで書いてた
『SNSがない時代は学校のクラスや、職場内でのせいぜい3,40人が比較対象だったのが今は全世界が比較対象になってる』(僕の記憶で再現した文章です)
ってのがすごい頭に残ってる。確かに。ほんとこれな。自分の学生時代にSNSなくてよかった。
僕は学生時代、人気者とは遠い存在のまさに"陰キャ"と呼ばれるようなポジションで、休み時間も寝たフリしながら過ごす地獄のような毎日だったけど、美術の時間だけは楽しかった。成績はいつも10段階で10、学校選抜でなんかのコンテストに出してもらって入賞したこともあった。自分にとって絵を描くことが唯一の自信になってた。
だから自分のことを『なにもできないダメなやつ』と卑下することはなかった。もしSNSがあったら、世界中のもっと上手い人たちと比べて『自分は所詮井の中の蛙か…』と自信を無くしてたかも。
もちろん当時も上手い人と比較しようと思えばできたし、今回のテーマとしては『比較しない』でちょっとズレそうな話なんですけど、なにが言いたいかと言うと。
今の時代はSNSを通して、全世界の人とフォロワー数とかいいね数・登録者数とか安易な数字で比較してしまえて、他人に捉われやすくなってるのかな。少なくとも僕はそう勘違いして、あらゆる人に敵対心を燃やして疲弊してたな…と。お恥ずかしい。
だから『自分1人の道』を歩いてくってすごく大事やなと思う。
競争じゃなくて、家族も友達も気になる人も、比べて悔しく感じ人は同じ道じゃなくて、並走してる。交わることなく別の道を歩いてる。そんなイメージを持てるようになったら、この先の道をどう歩いていくのかってことだけ考えられる毎日に変わったので、もし他人と比較して落ち込んでしまいそうになったら、自分に話しかけてみてくださいね。
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ご自愛ラジオはじめました
友達の竹内さんとご自愛をテーマにしたラジオを始めました📻
隔週更新でまだ昨日で2回目だったんですけど、滋賀県とロンドンからゆるくお届けしています。ご自愛を意識する人が増えて、みんな健やかに毎日を過ごせたらいいな〜ってことでやっとります。Twitterのスペースでアーカイブが聴けるので、もしよかったら聴いてみてくださいね。