"僕なり"の1Pエッセイ漫画の作り方を書いて描いてみた
このマガジン『タヌキブース』では、マガジン購読者の方からお便りを募集してるんですが、今回はいただいたお便りをテーマに書きたいと思います↓
やっと漫画家らしいお便りが届いた〜〜〜今までダイエットの話とか多かったから(それはそれで全然いい)!
…というわけで、今回は"僕なり"の漫画の作り方について書いていきたいと思います!
で、あくまでも"僕なり"のですからね!完全な独学で描いてきたので、もし参考にしたいと思ってるなら、別の方のを観る方がいいかも…。
というわけで…今回は漫画を描いたことない・これから描いてみたい〜って方にも楽しく読んでもらいたいので、むずかしいことはなしにして、1Pのエッセイ漫画ができるまでのざっくりした工程を描いてみようと思います。
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❶ネタ出し
ネタ出しとはいえ、エッセイ漫画の場合は日常の中で起きたことや、心に残ったこと、考えてることなどがテーマになります。
例えば…
●コンビニから出て乗り込んだ車が他人のものだった
●不眠症で病院に行ったら先生に『寝れば治る』と言われた
●普段メールなんて送ってこない母親から突然メールが来たと思ったら家が火事になっていた…とか
ええ、全部ほんとにあった話なんですけど。
高校生の頃、母親から突然メールが来たと思ったら『家が燃えた😄』って。謎の爆裂笑みマークがついてて狂気を感じましたけどね。まぁ、これは置いといて。
どんな些細なことでも良いのです。面白くないといけないわけじゃないし、こんなことあったんだよ〜ってのを漫画にするだけでもいいので、気楽に考えま〜す。
…で、僕の場合は子どもとの出来事が中心なんですが、日頃からスマホのメモに入れています。こんな感じ↓
かなりの雑メモなんですけど、僕ぐらいになると出来事が起きた瞬間から脳内で構成が作れてしまうので、これぐらいのメモを頼りに思い出せるのです。
まぁ、7割ぐらいは思い出せないんですけど。
❷ストーリーにする
次は漫画にするにあたってエピソードをストーリー(お話)にするということです。
例としてこの漫画でお話します↓
メモで言うと『お弁当レンコンだらけなるわ』です。これにこの出来事までの経緯を含めて一度文章にします。
1P漫画はコマ数に限りがあるのと、サクッと読めるのが1P漫画の利点なので、サクッとした文にします↓
完全にツイッターなんですけど。140文字ぐらいがちょうどいいと思ってる!
なんでツイッターで想定するかと言うと、ツイートは基本的に自分のことを知らない人にも届くかもしれないってことを考慮してるので、5W1H要素を無意識に入れ込んでるからです(僕は)。
5W1Hとは…WHEN(いつ)・WHERE(どこで)・WHO(誰が)・WHAT(何を)・WHY(なぜ) / HはHOW(どのように)
なんで5W1Hを入れると良いのかと言うと…
例えばこの話の場合、"7歳"だと意図的にふざけてるように思えてしまいますよね。
3歳だからこその無邪気で可愛いエピソードとして描くには、しっかり"3歳の息子"であること=WHO(誰が)や、保育園で習ってきたと言うことを説明しておいた方がいいのです。
※続きもののエッセイ漫画は、その人の背景やキャラ同士の関係性を毎回漫画内で細かく説明することはあまりないので5W1Hすべてを盛り込むわけではありませんが…
とにかく今回のケースで言うと、ちゃんと意図した内容で伝わるように最低限の情報を盛り込むと言うことです!
あと、140文字でバズってやる〜〜〜みたいな気持ちで文章を作ると、オチを引き立たせるためには…と意識したり、不特定多数に届ける意味でも必要な情報が入った丁寧な構成になるかもと思っています(まぁスベることの方が多いんですけど)。
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