法螺貝談義(第47話)
法螺貝は繰り返しの練習に併せて「練習の質」が大事。
「練習」ではなく「練習の質」が上手くなれば、法螺貝は上手くなります。
最初はがむしゃらにとにかく量が大事ですが、ある程度のところまで行ったら練習のやり方そのものを工夫し、見直しても良い時期がきます。
先ずは自分なりの工夫でやって、たまに仲間とシェアすれば発見や気付きがあると思います。
負荷をかけるやり方は以前にも言いましたが、それ以外にもいろんな事を意識する事。
返しや吹き上げ、音の安定感や質、揺りや止めの細かい部分など、ただ量を吹くだけではなく、同時にしっかりと考えて観察して吹く事。
それと聴き手の存在を意識する事。
法螺貝は聴く人がいるから練習が続けられるし、楽しい。
どうせなら良い音を聴いて喜んでもらいたいのが本音。
聴き手がいないと成立しない。
なので最低限の音を出す事が出来るようになったら、次は「練習の質」そのものを見直しても良い時期が誰にでも来ます。
ある程度のところから先においては、質の高い練習で積み上がっていきます。
やがて音の重厚感にとんでもない差が出てきます。
これも薫習あるのみ。
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