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2022年 セミリタイアはじめました
会社を辞めました
2022年3月、55歳目前に永く勤めた会社を退職しました。
1986年に高校を卒業したあと、36年間一つの会社に勤めたわけだから、われながらよく勤め上げたものだと感心しています。(定年前にリタイアしたので、正確には勤め上げたとは言わないのでしょうね)
僕が会社をやめることができた理由
ずっと前から会社勤めは55歳を区切りと考えていました。会社勤めというよりも、食うために働くことを55歳で区切りにしたいなぁというほうが正確かもしれません。
理由はシンプルで、高卒のボクはもう十分に長く働いたから。
当時の大学進学率は25%程度と決して高くはなかったけれど、ボクが勤めていた会社は後輩のほとんどは大学や大学院卒で、おまけに1年や2年余分に勉強したり遊んできたツワモノもいたから「今日からお世話になります!自分25歳です」なんていう年上の後輩がフツーにいたんですよね。
25歳の後輩が60歳まで35年働くのに、ボクは42年も働くのか。なんとかもっと早くリタイアできないかな・・・。60歳定年の当時、漠然とそんなふうに思っていました。
その後、60歳定年が65歳になりつつあって、これからは70歳まではたらくことが当たり前になるとは当時思いもしませんでした。
25歳で結婚して二人の娘を授かりました。父親としての威厳も胸を張れるようなことはできなかったけれど、親としての最低限の責任は果たしてきたと思います。二人の娘もなんとか無事にそれぞれ巣立っていきました。マイホームを建てローンもすでに完済しています。
いろいろなことがあったけど、世の男たちが家族のために働く大きな目的や役割はそこそこ果たせたんじゃないのかな。
もう、十分に働いた。
これがボクが会社をやめるに至った一番の理由です。
セミリタイアできたのは二馬力だったから
妻はボクと同じ2022年3月に永く勤めた地方行政職を退職しました。これまでずっとフルタイムではたらいてくれました。
妻は90年代はじめに二人の子供を出産していますが、当時は出産を機に退職する人がまだまだ多い時代でした。
92年に育児休業法が施行され、今のように最長2年の休職はできませんでしたが、仕事に復帰する環境が整うまで休職できるようになったことは、政策にも恵まれていたと思います。
いまの夫婦は家事や子育てを分担して働くようになりましが、当時はボクを含めた世の男性は「家のことは妻にまかせている」人が多かったんじゃないですかね。
我が家もまさにそのとおりで、妻の負担はとても大きかったと思います。それでも、仕事と家事や育児をきちんとこなしてくれたことに感謝です。
長くフルタイムではたらくことで安定的な収入が確保できたことは、日々の生活の安心やゆたかさだけではなくて、老後を含めた将来への備えができました。だからこそセミリタイアできたのだと思います。
少しこまかな話しになりますが、私たち夫婦が年金を受取ることができるのは10年後です。10年後にはそれぞれが老齢年金を受け取ることができます。脆弱な年金制度と言われますが、大きな制度変更(切り下げ)や日本の崩壊?がなければ二人分の年金があればフツーの暮らしはできそうです。
あと10年走りきれば老後はなんとかなる確率は相当高いと思います。
この安心感がふたり揃って退職に踏み切った大きな原動力になっているともいえるんです。
FIREじゃなくてセミリタイア
会社との雇用関係は解消しましたが、働くことに対して意欲がなくなったわけではありません。少しづつ衰えは感じるものの、まだまだ体と頭はゲンキです。
これからは雇用されないはたらき方、自由なはたらき方ができたらいいな。漠然とそう思っているし、それが退職を決めた理由のひとつでもあるんです。実際、すでに動き始めています。
心配性のボクは、会社を退職したら収入がなくなることに人並み以上の不安を感じていました。給料以外の収入を確保したい。そうはいっても、働きながらやれることは限られている。
結局、いま流行りの不動産投資に舵を切りました。2014年に初めての賃貸用不動産を購入し不動産賃貸業をスタートさせるわけですが、幸い順調にそこそこの事業規模まで拡大させることができたので、2016年に法人を設立して今はその代表におさまっています。
不動産賃貸業といっても、やり方はさまざまです。ボクは必要な仕事のほとんどを外出ししているので、たくさんのお金が手元に残るわけではありませんが夫婦ふたりが生活していけるだけはあるので、自由な時間を多く確保することができます。
ボクは、その時間を利用して今を楽しみたいと思っています。趣味や遊びだけでなく、新しい仕事にもチャレンジしたい。
これらをやるのに、なにか基準や制限を設けているわけではないけれど、一つだけ条件をつけるとすれば、それは
自分がやりたいことをやる
ということです。
ボクのからだがゲンキに動くうちは、やりたいことをやりたいと思う人とやりたいだけやる。今を楽しみたいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。