東京から1時間!アクティビティの聖地「群馬・みなかみ」で自然と温泉を満喫しながら1ヶ月半生活してみた
国内を転々と移動するノマド生活を送っておりますが、今回は2021年の6~8月にかけて滞在していた群馬の「みなかみ町」について書いてみました。
みなかみに来たきっかけ
移住関連の情報収集に使っている「SMOUT」というサービスを通して、みなかみのことや、みなかみにちょうどオープンしたばかりのコワーキング兼ゲストハウスがあるということを知り、次の滞在先として決めました。
あとは、このときにZoomでいろいろと町の情報を教えてくださったお二人がすごく親切でノリも良かったので、実はZoomを繋いで5分ぐらいで滞在を決めてました笑
大事ですよね、ノリが合うって笑
みなかみってこんなとこ
<アクセス>
新幹線の駅があるので、東京まで最短・66分で移動できます(「東京」⇔「上毛高原」間)。実際、仕事を変えずに移住して、みなかみ町から首都圏の会社まで通勤されている人も多くいらっしゃるそうですよ。
なので、
という過ごし方もアリ。
あとは車でも高速で東京まで1時間半ぐらいで行けるので、「東京との行き来に利便性が高い」というのもみなかみに住むうえでのポイントだと思います。
<町の概要>
みなかみ町は群馬県最北に位置し、谷川岳や三国山の麓でもあり、利根川の源流域でもあり、自然と温泉が豊かな場所です。
もともとは「水上町」「月夜野町」「新治村」という3つの町が合併してできた大きい町で、この3つのエリアがそれぞれ特徴を持っているので、同じ町内でも全然違う景色や体験が楽しめるようになっています。
たくみの里
<アウトドア>
みなかみにはいろんな種類のアクティビティが、かつ年中楽しめるというスポットがたくさんあります。
なんといっても利根川源流なので、キレイな川がたくさん流れていて、ラフティングやキャニオニング、カヌーなどの川遊びには絶好の場所になっています。
冬のアクティビティもかなり充実していて、雪質がいいゲレンデが多いみたいなので(8つのゲレンデがあります)、パウダースノーが楽しめる人気のスキー&スノボスポットになっています。
また、谷川岳や武尊山などの有名な山もあって、山登り初心者から上級者まで幅広く愛される山遊びの人気スポットでもあります。
僕は滞在中に沢歩き(一ノ倉沢)と、初心者向けプチ登山ツアーを体験してきました。どちらもガイドさんに案内してもらったんですが、山を知り尽くした「歩く図鑑」のようなガイドさんから、山の魅力や生態系について聞きながら歩く体験は貴重だと思いました。素人だけで山に登るよりも何倍も楽しいし、リフレッシュにも良いのでオススメです!
<四季折々の景色>
みなかみが好きで移住してきたという方にみなかみの良さを聞くと、「四季折々の景色」と仰る方が多い気がします。1年通して住んでみて初めて分かる!というぐらい、季節ごとに全く違う景色が楽しめるというのもみなかみの特徴かもしれません。
[春] 一之宮地蔵尊(たくみの里)
[夏] ほたる鑑賞(※現在はコロナの影響でほたる関連の公式な催事は中止)
[秋] 谷川岳ロープウェイ(紅葉ファン多し!)
[冬] 宝川温泉
こんな感じで1年通していろんな顔を持っているので、オールシーズン違った楽しみ方ができるというのは大きい魅力だと思います。
<温泉>
みなかみ町には「みなかみ18湯(じゅうはっとう)」という群馬でも最大の18もの温泉地があります。
僕は滞在中はほぼ毎日のように温泉に行っていたんですけど、個人的にみなかみの温泉の好きなところは
でした笑
川のせせらぎを見ながらとか、目の前に滝が流れていたりとか、湖が拡がっていたりとか、そういう自然の景色や音に囲まれていると、贅沢な気分に浸れます。
↑ 鈴森の湯
↑ まんてん星の湯
だいたいどこに住んでいても、歩いて行ける場所や、車があれば数分~数十分ぐらいで行ける温泉スポットがたくさんあると思うので、住んでいる人は自分のお気に入りを見つけて毎日通うのもアリだと思います!
よそ者から見た"みなかみ”
水上に短い間ですけど住んでみて、僕が個人的に感じた町の印象、人の印象です。
1.チャレンジャーに優しい
既にみなかみに移住して起業や店舗の開業をされた方が結構いらっしゃるということや、そういう方と繋がることができる環境も整っているのが素敵だと思いました。
その中心に居て、地元の方や移住者の方たちのハブになっているのがFLAPさんという会社。ここが町と連携しながら移住や起業の相談窓口を担われていて、イベントやワークショップという形で常に人の接点を作って、それによって交流を盛り上げているような感じでした。
↑ FLAPさん企画「移住者の方のリノベーション中物件の見学会」
何か始めたい人を応援したり、サポートしたり、さらにはコラボできそうな人を紹介してくれたりという環境は貴重だと思いました。
2.圧倒的フレンドリー
飲食店の店主の方と話が盛り上がったり、温泉で近くにいた地元の方から話しかけてもらったり、とにかく周りの方が気さくに接してくれるという印象がありました。
そして、それに合わせてなのか、移住者の方も同じような雰囲気をもった方が多くて、お互い「はじめまして」と言ったその週末に一緒に出掛けていたりという具合で、人が集まる場に身を置いているだけで予定が良い感じに埋まっていってくれるという感じでした。笑
↑ 居酒屋で知り合った方と1週間後にSUPに参加(笑)
3.息抜きスポットが豊富
1日パソコンと向き合う、自分のようなデスクワーカーにとっては、息抜きできる場所が近くにあると凄く助かります…。
みなかみは冒頭でお伝えしたように広ーい町なんですが、だいたいどこを拠点にしていても、必ず川辺や温泉など、近くに息抜きできる手頃なスポットがあります。
長く住むと考えたときに、これは非常に良いポイントだと、個人的には思いました。
↑ 歩いて行けるような距離感に素敵な息抜きスポット
みなかみで仕事をする(テレワーク拠点)
みなかみに拠点を置いたときに、仕事をする場所についても紹介したいと思います。
自宅ばかりだと集中できないと思うし、人との繋がりも生まれにくいので、僕はいつもコワーキングスペースを使っているんですが、個人的にみなかみでお世話になったコワーキングスペースをご紹介します。
<ゲストハウス&コワーキング「ほとり」>
温泉街のど真ん中にできたコワーキングスペース兼ゲストハウス「ほとり」。
コンセプトは「人と人をつなぐ場所」。僕も1ヶ月お世話になる中で、まさにこのコンセプトを体現する場だというのを感じました。
地元の方から移住者、旅行者まで巻き込み、繋げるための仕掛けがたくさんあるんです。例えば、メンバーさんで、実家が地域で長く続く木材工房だったりすると、すぐに見学会がイベントとして企画される。職人技を体験させてもらったり、地域のことについて理解を深めたりしつつ、集まった人の間でも交流が生まれる。そんな風に素敵な輪がどんどん拡がっていくイメージで、僕自身も貴重な経験をたくさんさせてもらいました。
<テレワークセンターMINAKAMI>
幼稚園の教室とか遊戯室を改修したコワーキング施設。ワークスペースとしてはもちろん、イベントスペースもビジネスやリモートワークの拠点として利用できる場所です。
さらに、学童保育の施設も併設されているので、小さいお子さんがいらっしゃる方で、仕事中に少しお子さんを預ける場合にも、すぐ近くにいるから安心してお仕事に集中できると思います。
あとは、ビジネスに限らずいろんなイベントも企画していて、ボードゲーム会とかバーベキューとか、面白いイベントを立てて、施設の会員かどうかなどは関係なく、地元の人や移住者の方など、いろんな人が交流する貴重な場にもなっています。
お試し移住拠点
みなかみに「とりあえずお試しで行って」滞在してみたいという場合に使える宿泊施設をご紹介したいと思います。
<猿ヶ京温泉古民家サテライトオフィス>
築130年を超える古民家を改修し、一棟貸しのサテライトオフィスとしてリニューアルした場所です。
中は歴史博物館にいるのかと思うぐらい、昔の造りを活かした味のある古民家なんですが、その味を残しつつ、一部テレワーク仕様の空間になっていて、オフィスとして使えます。
そんな素敵な移住お試し住宅兼オフィスが、移住検討者の方はなんと”最大1週間、無料!で使えるんです。僕も実際に1週間利用させてもらい、それはもう快適に仕事ができました。
猿ヶ京という温泉街の中にあるので、近くの温泉で気分転換したり、食事も味のあるお店で郷土料理に舌鼓を打ちながら過ごすことができます。
僕は1人で贅沢に使わせてもらってたんですが、結構広めなのでむしろファミリーや友達同士のように複数人でのシェア利用の方が持て余さずいい感じで使えると思います。
<ほとり>
↑でテレワーク拠点として紹介したほとりなんですけど、ゲストハウスでもあります。
宿泊はドミトリー形式で、ザ・ゲストハウス仕様のベッドルームではあるんですが、上記で紹介したような「人と人とをつなぐ場所」というコンセプトの付加価値があるので「町の人と繋がって話を聞いてみたい」とか「ローカルの情報を入手したい」という場合にはとても機能してれると思います。
また少し長めに滞在する場合、旅館などを使うと費用が嵩んでしまうので、費用を抑えて長く滞在するにもベストな場所になっています。
※現在は新型コロナウイルスの影響を鑑み、貸切予約を優先的に受け付けています。
「みなかみ移住」どんな人に向いてる?
① アウトドア好きな人
なんといってもアウトドアの聖地なので、山遊びや川遊びが好きでみなかみに通っている方や移住した方は実際に多いみたいです。
やっぱり近くに住んでいると、アクティビティに参加する気軽さもグッと上がるので、アウトドア好きにはすごくいい環境だと思います。
➁ 海よりも…山や川が好きな人!
個人的には、今まで海沿いの場所を滞在場所に選ぶことが多かったんですが、みなかみの川を見て、そして実際に川遊びも体験してみて…川に魅了される人の気持ちが分かった気がします。
海とは違った景色の魅力もそうだし、山も含めてシーズンごとにアクティビティの種類も凄く豊富なので、暮らしていても全然飽きることがないんだろうな~と思いました。
③ 起業とか新しいチャレンジをしてみたい
何か新しいことにチャレンジしたいというときに、それを応援してくれる人、サポートしてくれる人がいる環境というのはすごく心強い!
チャレンジのハードルをグッと下げてくれると思うので「移住して自分で何か新しいことを始めたい」とか、「地方で起業してみたい」という人にとっては、かなり良い環境だと思います。
④ 首都圏から通いやすい田舎暮らし(ワーケーション)拠点を探している
という方にも、都心に居ながら無理のない範囲で拠点を置く場所としては、最強の候補になると思います!
さいごに
如何でしたでしょうか!
僕の場合は「限られた時期&限られた期間のみ」の滞在だったんですが、いろんな体験とか人との出会いに恵まれた濃い~時間を過ごすことができました。
などなど、みなかみにまた来る理由がたくさんできたので、今後もずっと関わり続けたいなと思える場所でした!
拙い記事ですが、どこかに引っかかるポイントがあったり、心がザワついた方は、絶対みなかみ行ってみてください!!