タイで保護犬ボランティアをした話
ネタはそれなりにあったものの筆無精でモチベーションが湧かず放置していたnoteですが、久々に書き残したい体験があったので筆を執ってみました。
タイで10年以上、保護犬の救済活動を行っている日本人の方の元で約1か月間ボランティアとしてお手伝いをさせていただきました。
僕は動物は大好きですが、
ヒトが動物の生活に介入したり管理したりするのは好ましくないと思っています。
なのでペットショップでの生体販売や動物園・水族館なども廃止した方がいいという立場です。
飼い主と幸せに暮らす動物もたくさんいると思いますが、行き場をなくした動物たちもたくさんいて、
いろんな事情はありつつも、多くはヒトの責任放棄の結果なんだと思います。
僕も子供の頃、ペットショップで見つけたハムスターと猫を買って世話をした経験があります。
でも学校に通う間は面倒が見られないし、興味は簡単に他の対象に移り、結局、最後は親に世話をほとんど任せる形になってしまいました…。
完全な責任放棄です。
自分の場合は代わりに面倒を見てくれる人が近くにいたからまだよかったものの、そうじゃない場合、動物にとっては生活や命すら脅かされうる事態です。
このように、
本来はヒトが介入しないのがベストだと思いながらも、ヒトの保護なしでは生きていくのが困難な動物たちがたくさんいることも現実。
特に、タイの整備の行き届かない路上で年中暑さにさらされながらサバイブするのは動物にとっては大変なことだと思います。
ここでは、
そんな恵まれない境遇に置かれた犬たちの新しい里親探しのコーディネートなども行いつつ、障害や病気、高齢、問題行動などを抱えて譲渡が難しい犬たちは自らが最後まで面倒を見ます。
今回僕は、ここで暮らしている犬たちの散歩や掃除を中心とした身の回りの世話を、同じタイミングでイギリスから来たボランティアの方と一緒にお手伝いさせていただきました。
素人の僕はできることも限られていますが、それでも、かなり大変。。。
驚くべきは、
その何倍もの仕事をほぼ休みなくこなしながら、日々の活動の発信やボランティアの食事の用意まで行うオーナーのエネルギー!敬服の外ありません。
そのエネルギーの中に、
ヒトが放棄した責任の塊を一手に背負う覚悟と、それを支える犬たちへの深い深い愛情を見ることができた気がします。