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【ほっこり】「美味いだろ。悲しい時は美味い物を食って寝れば大体次の日は元気になる」の作品☆(🍠•᎑•🍠)」

🐬久とっても良かったです。
ドラクエと忍者大好きのsakuraさん
sakura
忍者大好き51歳主婦です。
拙い文章ですが読んで頂けたら嬉しい😆

sakura 2022年12月28日 19:22
あたしの名前は、さくらっていうの。
今七歳。十歳以上歳の離れた兄さんがいたの。あたしは夕方が大嫌い。 大好きだった兄さんが死んじゃったのが夕方だったから。

半年くらい前兄さんが戦で流れ矢に当たって、その傷口からばい菌が入って、破傷風っていう病気で十九歳で死んじゃったの。
あたしの母上さまは、あたしが産まれて直ぐ死んじゃって、お父上とあたしはたった二人だけになっちゃったから、それまで暮らしていた美濃国のお城をお父上の家来の人に任せて、遠い信濃の国の戸隠山で隠居生活をしているの。 お父上は甲賀流忍術の師匠で、お城でのお仕事の傍ら、お弟子さんに忍術を教えていたの。
あたしも忍術を習いたいって言ってお父上にお願いして、戸隠山に来てから少しずつ教えてもらっている。忍術だけでなく、習字やお裁縫も。お裁縫は、近所の面倒見の良い女の人に教えてもらっている。
習い事や修行が終わったら、近所の子達と鬼ごっこや隠れんぼ、お手玉なんかしたりして遊んで、とっても楽しいんだけど、夕方になると、みんな母上様が迎えにきて帰っちゃうから、あたしだけいつも一人ぼっち。

中略

泣いた所を見られてちょっと恥ずかしかった。だけど、その男の子は「違うよ、オレが言いたいのは、なんで泣くのを我慢するんだ?っていう事だよ。泣きたい時に泣いて、笑いたい時に笑って、腹がたったら怒ればいいんじゃないか?」そう言って白い歯を、ニッと出して笑った。あたしもつられてニッと笑った。

「焼き芋、食うか?美味いよ。」
男の子はそう言って、あたしに、落ち葉の山から焼きたてのさつま芋を取り出し木の枝に刺して半分にしてくれた。

うん、甘くて美味しい。

「美味いだろ。悲しい時は美味い物を食って寝れば大体次の日は元気になる。」 
あたしはまた可笑しくなって笑った。      
「ありがとう。えっと?」
「あ、オレは佐助っていうんだ。キミは?」  
「あたしは、さくらっていうの。」
「さくらちゃん、オレ戸隠山の戸澤白雲斎先生に師事する事になったんだけど、先生の家知らないか?」

あたしは驚いた。 こんな偶然ってあるんだ。「あたしのお父上なの。じゃ、これから一緒に暮らす事になるんだね。宜しくね。」佐助さんと、あたしは並んで家路に着いた。これから楽しくなりそうだな。あたしの足取りは軽かった。

忍者大好きのsakuraさん
焼き芋🍠のsakura様


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🐬 私もドラクエが好きです。

ドラクエは5が1番好きで、もう数えきれない程プレイしています。割とサクサク進めるし、なんといっても結婚💒という一大イベントがあり、モンスターを仲間に出来るのは他のドラクエにはない楽しさだと思います。
いつもビアンカしか(一度だけ興味本位でデボラを選びました)選ばないのですが、今回初めてフローラと結婚しました💒



フォローします😊

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【ほっこり】「美味いだろ。悲しい時は美味い物を食って寝れば大体次の日は元気になる」▶ドラクエと忍者大好きsakuraさんの作品☆(🍠•᎑•🍠)」

でした。

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