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親子留学計画中に突如現れた、軌跡への扉

「2020年は、念願の親子留学をする」と決めた瞬間から、ドラマが動き出した。
もしも、何の制約もなかったとしたら何がしたいか。と2019年12月に自分に問うたとき、最もワクワクしたのが「親子留学」だった。

私(ママ)には、息子が二人いる。小学一年生の長男と、4歳の次男だ。
長男は、野球が大好きで野球チームにも所属。それは楽しそうに練習に励んでいる。バッティングセンターで自主練習をしていると、高学年の子供たちや大人が「すごいですね!何歳ですか?」と話しかけてくるくらいの技術力も、ついてき始めたところだ。3歳のころから、七夕の短冊に「せかいいちのやきゅうせんしゅになる」と書いている。
次男は、感性タイプでアートのセンスが光る。塗り絵もお絵かきも、レゴブロックでの制作も想像を超えてくる。最近は、英語にも自然と興味をもち、ママとたまに英語で会話したりする。

約20年間、産前産後含め、会社員として広報・PR・マーケティング界隈で仕事をしてきた。
大中小スタートアップというバラエティに富んだ企業規模で、管理職を含めた様々な役割での仕事を経験させて頂いた中での一番の財産は、「素敵な人との出会い」だ。
公私含め、様々な魅力的な方々にお会いしてきて今思うことは、「本当に好きなことに本気で取り組む・挑戦することが、人生におけるハピネスを向上させるのではないか」ということ。

このことに気が付いた瞬間から、私の「たまかつ」(鈴木利和さんが主宰する「ありえる楽考」が提唱する考え方。魂が喜ぶ活動のこと)が決まった。

「世界一の野球選手になる息子を応援する、世界一のエンパワメントリーダーになる」

野球は手段なので、もし他のことが大好きになったときには、そこの文言を変えたらいい。長男にも次男にも当てはまる。
大切なのは、本気で挑戦するということと、それを本気で応援する、ということ。

自分の「たまかつ」を照れずに設定することができたのは
2019年1月から新たな学びの場として参加している「EMS(エッセンシャル マネジメント スクール:社会人大学院)」や「ありえる楽考」のメンバーがまた、素晴らしかったからだ。

この二つの学びコミュニティをきっかけに、毎週土曜日の朝八時から「グループコーチング(一週間の取り組みと振り返り)」をオンライン(ZOOM)で実施している。

「親子留学に挑戦してみたいと思っている。場所はニュージーランド。理由は、気になる学校があるから。まずは、1月17日の現地説明会に次男と参加しようと思っている」と話してみたところ、
グループコーチングのメンバーで「Happy First School」を主宰している石原孝尚さん(澤穂希選手などが所属していたサッカーチームINAC神戸で史上初の四冠を達成するなど、監督・コーチとして様々な実績を残している。note「人とチームのハッピーファースト」でも素敵な投稿が展開されている)から、「2020年1月にメルボルンのサッカーチームでコーチすることが決まりそうだ。ブリスベンにも寄って、日本ハムの杉谷拳士選手(石原氏の教え子)のトレーニングにも参加してこようかと思っている。息子さんも来れたらいいねー」という感じの、ざっくばらんな会話が交わされた。

その3日後の朝、石原さんから連絡がきた。
「メルボルン行きが、早まりました。1月10日・11日ならブリスベンに行けそうだけど、どうする?こんなイベント、楽しすぎるのでやりきりましょう~!オーストラリアとニュージーランドは、隣の国ですし

ま、まじですか~!!!!!
す、すごすぎる~!!!!!!
これは、軌跡への扉ではないか!!!

ちょうどその日の朝食のテーブルで、「もしかしたら、プロ野球の杉谷選手とキャッチボールしたり、バッティングしたり、できるかもしれないね♪」なんて家族全員がワクワク話していた。

「行きますっ!」

もちろん即答した。
尊敬する石原さんからのお声かけ。しかも、息子にとって素晴らしい経験になるに違いない、かけがえのないチャンス!!
イエス以外の回答など、全く思い浮かばなかった。うぉ~~!!最高に楽しくなりそうだ~!!
誰もいない部屋の中で、思わずガッツポーズ。ワクワクがとまらない。
その日の午後までに書類や写真を揃え、有楽町のパスポート申請窓口へ。子供たちにとって初めてのパスポートを申請した。

その間にも、石原さんから「行けそう?フライトや宿はとれた?」と、軽いタッチで、楽し気に連絡がくる(笑)
なるほど、世界を経験している人は、このスピード感なんだな!と心底実感。

かなり久しぶりの海外。しかも、初の子連れ。
「まだ今日パスポート申請したばかりなんですけど~。。」とドキドキしつつも(笑)
このスピード感についていこうと必死にスマホとPC画面に食らいつき、フライトと、ブリスベンの宿だけは夕方までに手配を完了。

「予約できました!楽しみです!!」と報告した。

一日のうちに、
・ブリスベンで、プロ野球選手と息子が野球をできるチャンス到来!
・即、イエス!
・パスポート申請
・フライトと宿を予約
・次男と行く計画を、長男と行く計画に変更、旅程も大きく変更
を進めるという、スピード感!!!
しかも、出発まであと3週間!!!

幼児と初海外、というだけでも、通常はかなりドキドキするものだろうから
この日の私のドキドキは、想像にお任せする。

インターネットブラウザで「コンファーム」ボタンを押すたびに、指が震えた。
この後、子供をお迎えに行くために歩いているだけでも、鼓動が聞こえるほど、ドキドキしていた。
ドキドキの内容は、「私は、ミスなく手配できているだろうか。プロ野球選手と野球ができるこのチャンスを、しっかりつかめるように、ぬかりなく手配できているだろうか?大丈夫か、私?」というものだった。

ブリスベンでの経験は、野球が大好きで「せかいいちのやきゅうせんしゅになる」という夢をもつ息子にとって、かけがえのない原体験になる。
そう確信していた私の心は、震えていた。

しっかり、元気に、その場に行けますように。

石原さんからは、次のような予言が届いていた。
拳士と子どものコラボ、大ニュースになりますよ!
 今から楽しみ!!

まさに、大ニュースになった。
日ハム杉谷、野球少年の夢を叶える“あるべき姿”にファン感激 「これが野球の素晴らしさ」(Yahoo!ニュース/Full Count ニュース 2020.1.10)


(つづく)


お読みくださって、ありがとうございました。
この物語には、続きがあります♪
See you★★★

by Ori's journey

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