【私がウツになったワケ】2
診断の結果は『第一腰椎破裂骨折』
ベッドは18°までしかおこせず、一歩もベッドから降りられない。
トイレも食事もベッドの上で、看護師さんの手助けが必要。
胃も腸も重力がないと機能しづらくなるんですね…
消化不良にもなるし、便秘にもなりました。
今まで普通に動けていたのに急に動けなくなった反動もありますが
寝たきりってツライですね(T_T)
背中にボルトを入れないと退院が1ヶ月延びるし、その間は寝たきりですよ、と言われて
自分で動けるようになりたい!と思い、怖かったけど手術を選択しました。
手術前日にお見舞いに来た時に彼から言われたのが
「明日は山岳会の集会だから、お見舞い来ないね」と。
ショックで何も言えなかった。
全身麻酔手術はそのまま死んでしまう可能性もあるし、
事故の大きな一因なのに…
あまりのドン引きに気づき、
「会社早く終われたら来るね」と言い残し帰っていきました。
手術は無事に終り、友人たちに言われていたように
『手術の日の夜が一番ツライ』は本当でした。
痛みと気持ち悪さがハンパなくおそってくる。
チューブもたくさんついていて動けない。
逃げ場のないつらさ。
彼はお見舞いに来たけれど「じゃ、いってくる」と集会へ。
夜つらすぎて何度もLINEしても既読にならず
同じ山岳会の人に連絡したところ「まだ飲んでたよ」と。
夜中12時過ぎてやっとLINE既読になった所で
どこにいるの?「帰るここ」だからどこ?「電車の中」
電車ない時間です
「後輩は先に帰ってさー。お前飲んでないだろってめたんだけど」
ご機嫌ですよ…
こんなに私苦しんでるのに「私の事考えてないの?」と聞くと
「考えてるよ。あの事故の事は毎日考えてる。あの時テンションコールが聞こえなくて…」
あぁ、この人は登っている私が落ちる前にロープを張ってほしい時に言う「テンション!」というコールがなかった事を問題にして
自分の責任をどうにか逃れようとしているんだなと解りました。
ロープクライミングは落ちそうな時はテンションコールしますが
誰も落ちるつもりで登っていないので、不意に落ちるのは誰でもある。
自分だってそれをやってるのに