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若手の採用をしたい時に重視するポイントとは?
20代前半の若手正社員を採用した良けれど、なかなか応募が集まらないお悩みの経営者さんも多いと思います。
そもそも、若手の数が減ってきてるので、採用が難しくなっているのは仕方のないことですが、工夫次第では大手企業のようにしっかりと検討できるぐらいの応募は集められます。
そこで、今回は若手正社員を採用する時のポイントをまとめてみました。
プライベート重視が一番のポイント
ある程度、上の年代であれば、プライベートよりも給料の高さを重視しがちですが、20代前半の若手はプライベートの充実さを取ります。
例えば、月収30万円で完全週休2日制と、月収25万で完全週休3日制であれば、後者で働きたいという人が多くなります。
また、残業の有無についても、年配の方であれば少しでも残業をして稼ぎたい人が多い中、若手は残業代がゼロでも早く帰りたいという人が圧倒的多数を占めます。
お金を優先してきた世代からすると考えられないかもしれませんが、これが事実です。
もちろん、中にはお金を優先して自分の時間を売る人もいますが、かなり少数派だと思ってください。
完全週休3日制で中小企業・不人気職種でも応募爆増
ある不人気職種を募集する企業で、試験的に完全週休3日制の正社員募集をしたところ、今までの15倍程度の応募が得られました。
ブルーカラーのかなり不人気な職種なので、正直この結果は経営者さんも驚きを隠せない様子でした。
やはり、完全週休3日制は、大手企業でも一部のベンチャー企業でしか実現できておらず、かなり魅力のある働き方の一つとなっています。
筆者も1年間ほど週休3日制の働き方を続けましたが、自分の時間が増え、副業をすることが出来たり、趣味に没頭出来たりと、かなり充実した期間でした。
筆者の場合、給料については据え置きだったのですが、たとえ給料が減ったとしても十分魅力を感じられます。
社員の満足度も上がり、応募も集められるので本当にお勧めです。
生産性は落ちるのか?
完全週休3日制を導入することで、週当たり8時間の労働が無くなることになります。
それによって生産性が落ちる事を懸念されている経営者さんも多いと思いますが、実際は大きく変わりません。
人間というのは単純なもので、大きなメリットがあると、多少の負担であれば、難なくこなしていきます。
今回のコロナウイルスでも、テレワークや営業時間短縮により、仕事時間がかなり減ったものの、生産性が変わっていない企業も沢山あります。
ようは、モチベーション次第という事です。
そして、そのモチベーションを上げるのが完全週休3日制です。
ほとんどの企業が導入していない、今が始めるチャンスです。
優秀な若手を採用したいのであれば、ぜひ完全週休3日制を導入してみてください。
とは言っても給与も大事
プライベート重視の働き方を導入すれば完璧なのかというと、そんなこともありません。
実際は、それぞれの生活が困らない程度の給与が必要です。
よく見かけるのが、首都圏で月給10万円台の求人です。
実家暮らしなら生活できない事もない給料ですが、一人暮らしであれば、かなり無理のある給与設定です。
つまり、この時点で一人暮らしをする人は、除外してしまっているのです。
ただでさえ、若手が取れないにも関わらず、ターゲットとなる人を狭めてしまうのは、採用する気がないと言っても過言ではありません。
高い給料は必要ありませんが、最低限生活できる給料を用意できないと採用活動はかなり厳しいと思ってください。
週休3日制が無理でも残業ゼロで効果あり
完全週休3日制を導入したくても、業務上、どうしても不可能な企業も多いと思います。
そういった場合は、残業ゼロから目指してみるのもいいと思います。
実際に残業ゼロの職場で働きたいという若手は多く、転職サイトでも「残業ゼロ」や「残業すくなめ」という項目が設置されているほどです。
残業をゼロにするぐらいであれば、工夫次第で可能かと思います。
本気で若手を採用したいのであれば、最低限ここはクリアしたいポイントです。