【ショートショート】パズル 解説 5 返金可 seahope 2024年11月18日 16:52 ¥300 “絶対に解けないパズルを、ずっといじくり回している。物心ついたときからそこにあったパズルは、解けないことでぼくを苦しめ、ぼくに息を止めさせる。今日も今日とてパズルに手を伸ばすと、「ナァ~ォ。」猫の声。あれ、ぼくんちに猫なんていたっけ…間接照明をすこし明るくして背後に目を向けると、夕焼けに照らされたように眩しい顔をして、シパシパと瞬きをしながら瞳孔を閉じる“何か”がいた。「なにをしているの?」……喋った。黒い毛皮に覆われ、四足歩行をし、短い尻尾を揺らしながらトテトテとこちらに歩いてくる。ぼくよりも遥かに小さなその体を機敏に動かしてぼくの膝に飛び乗るその姿はとても愛らしい。「パズルを、解いてるんだ。」ぼくは震える声で言った。膝に目を落とすと、目が合った。キュルンとした瞳から涙を流している。「なぜ?」今は9月なはずなのに、何故かえらく寒い。指先の感覚はなくなり、何も考えられなくなる。黒い毛皮を持つそいつはサラサラと崩壊した。次の瞬間、黒い砂がすこし水気を帯びて、ぼくの目や、耳や、口に、スルスルと流れ込んできた。何故だろう、苦しくない。…あ。解けた。” これなあ~~、野暮だとは思うのですが、、わたしはあまり決めつけとかしたくない人間なので、作者はこう考えてるんだなあ、とかそんな感じで捉えて貰えれば嬉しいです。あくまでわたしの後学のために、振り返り、反省的な感じで書き落としておきます。 ダウンロード copy ここから先は 772字 ¥ 300 購入手続きへ ログイン #小説 #人生 #短編小説 #ショートショート #表現 #解説 #なんのはなしですか #パズル #読解 #正体 #ショートショート解説 5 この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか? チップで応援