男性ブランコ単独「駐車場」を観てきた
行ってきました。男ブラの単独。
まだツアー中でもあるし配信?アーカイブもあるようなのでネタバレはしません。ご安心を。こんにちはこんばんは或いはおはようございます。
何度かライブで観たことがあり、その世界観は知っていた。
あの人達の凄さは、「出てきた瞬間にもう観客を世界に引き込んでいる」というところだ。
それっぽい衣装を着て、黙って立っているだけでなんとなくその世界観が想像できてしまうところ。
何故なのか分からない。言葉も発していないのに、何故か理解できてしまうのだ。
無いはずのものがあるように、女性役が本当に女性のように見えてしまう。あれは本当にすごいなと思った。
元々コントとは、フランス語で「短い物語・童話・寸劇」を意味する言葉なのだそうだ。日本では笑いを目的とした寸劇のことを指す。
彼らのネタの数々はまさに童話の絵本のようだった。
時代背景も、シチュエーションも、ボケとツッコミの役割も様々なネタが次から次へと披露される。
まるで絵本をめくるようにネタを観て、ワクワクしたり笑ったり没頭したりできた。それが、深い満足につながっているのだろう。
彼らの演劇風の演技もそんな童話風味に拍車を掛けた気がする。
きちんと間を取って丁寧に演じていることが世界観の確立にもつながっていた。
そして、これをいうと呆れる人もいるのかもしれないが、
「ちゃんと喋る」
ということが本当に大事なんだなと思った。
なにそれ当たり前でしょ?と思うかも知れない。
でも意外にできていない芸人も多いのだ。
ちゃんと喋るは、滑舌だったり、間のとり方だったり、声の張り方だったりとあるが、そのすべてができている事が大事で、もっというと、男ブラの二人はコソコソ声でもはっきり聞こえるのだ。
実はなかなか難しい。
迷いながらチケットを取った今回の単独、行ってよかったと思った。
来年も単独をやるかどうかわからないが、絵本のページをめくるようなワクワク感をまた味わいたいものだなと思う。
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