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運が良いとき・悪いときの心構え
心理占星術カウンセラーの望月ことりです。
占星術のセッションでは
「良いタイミングはありますか?」
「悪いタイミングはありますか?」
などの、運が良いとき・悪いとき
についてよく聞かれます。
もちろんそういう時はあるのですが、
そのタイミングを知って
自分の人生に活かすためには
【運が良い・悪い】という根本的な考え方に
「陰と陽」の思想を取り入れることが大切です。
まず、陰と陽で考えると
陰が【運が悪いとき】
陽が【運が良いとき】
であると考えられます。
では、陰を避ければいいかというと
そうではありません。
陰と陽はふたつでひとつです。
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どちらも重要な役割があります。
陰というのは器を表します。
陽が入る器です。
陽というのはエネルギー体なので
それだけで存在することはできません。
例えば、電気というエネルギーも
電気だけそこにあっても意味がありません。
必ず、電気を入れるモノが必要ですよね。
この記事を見ているスマホやパソコンも
電気がなければ動かないし、
電気だけがあっても何も出来ません。
必ず陰と陽はセットで必要なのです。
陽のエネルギーである
火星♂のマークをみると矢印がありますね。
陽とは、外に向かってエネルギーを放出する天体だとわかります。
そして、それを受け止めるのが陰です。
陰の力を持つ金星♀のマークは、
火星の陽の力を受け止めることを表しています。
いわゆる「運が悪いとき」っていうのは
この陰の力が高まっているときです。
つまり、陽を受け止めるために
自分の器をしっかりと作る時期なのです。
運が悪いときっていうのは、
後に来る「運が良い時」に
思いっきり行動しても耐えられるような
精神的な土台を作り上げることが大切なんですね。
どんな人でも
運が良い時・悪い時は必ずあります。
周りから「あの人は運が良いな」
って見える人は、運が悪い時を
「最悪」だと捉えてない人です。
運が悪いときに、陰の力を鍛えて
自分の精神力にしていった人は
運が良いときに、思い切り力を発揮できます。
私は、子供の頃から
割とハードな人生を歩んできましたが、
その経験を「最悪だった」と捉えるのか
「精神力を鍛えられた」と捉えるのかで
今後の人生は大きく変わっていくと思っています。
もちろん、渦中にいるときは
「くそぉ、なんで私にこんなことが…!」
って思うかもしれません。
私もめちゃくちゃ思ってたし、
そう思ってた時は何をやってもダメでした。
でも、運が良い時がやってきたときに
そのパワーを逃さないためには
運が悪かった時に培った精神力が必ず必要です。
特に出生図で、土星や冥王星が効いている人は
自分でどうにかできるほど大人になる前の
若い時期に、大きな試練があることが多いです。
そういう人は、
若い時に運が良い人を横目に見ながら
悔しい思いをたくさんしてきたと思います。
でもね、それを乗り越えてきたから
今のあなたがいるのです。
乗り越えてきた人には既にチカラがあります。
そのチカラに気がつかないで
悪いことを避けようとするばかり
良いチャンスを逃してしまうのはもったいない!
ピンチはチャンスっていうけれど、
自分のチカラに気づいた人は
ピンチをチャンスに出来るのです。
私は3日後に冥王星がAscに乗ります。
「怖くない」といったら嘘になりますが、
もし、どんな試練が待ち受けていたとしても
私にはそれを乗り越えるだけの力があると
信じて向き合っていけば
必ず運は開けると思っています。
よく、若い時の苦労は買ってでもせよ
なんて昔の人は言いましたが、
その出来事を苦労だと捉えていたら
ただの「苦労が多い人」です。
でも、その出来事を
「これは精神力を高めるための出来事だな」
と捉えていたら、
必ず次のチャンスを掴めるはずです。
運が良い時も、悪い時も
捉え方次第で人生は大きく変わっていきます。
自分自身に対してもそうですが、
人に星のエネルギーを伝える際にも
この考え方を軸にして活動していきたいです。
望月ことり
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