海王星と可能性という種まきの大切さ
皆さまこんにちは。
星読みタロット鑑定士の望月ことりです。
いきなりですが、海王星って捉え所がなくって読むの難しいと思いませんか？
私は現実的な乙女座なので、海王星の理解って本当に難しいです。
海王星って夢とか理想とかインスピレーションとか心地の良いものもあらわすし、詐欺とか嘘とかちょっと嫌な感じのものもありますよね。
特に個人天体で海王星のスクエアって結構悪さをしてるイメージ。
火星と金星で海王星のハードアスペクトでしんどい恋愛をしてる人は多いですよね。
そんな海王星の正体って、実は「可能性」です。
夢や理想を思い描くためには、可能性が必要です。
詐欺や嘘というのは、可能性に過度に期待してしまった結果。
悪い恋愛にハマってしまうのも、その恋愛の可能性を過度に期待してしまっている結果とも言えるかもしれませんね。
「可能性」と調べると「潜在的発展性」というワードが出てきます。
つまり、目に見えないし気づかないけど、もしかしたら新しい何かに進展するかもしれないもの。
それが海王星です。
そんな海王星って「種」に似てるなって思うんです。
例えるなら、となりのトトロで、トトロがくれた不思議な種みたいな感じです。
何が出てくるかもわからないけど、とりあえず植えてみる。
もちろん、すぐには生えてこないし、もしかしたら何も生えてこないかもしれない。
そんな状態の時は「海王星」といえます。
メイとサツキが「夢だけど、夢じゃなかった！」って大喜びするシーンがすごく好きなんですが、あの時に出てきた小さな芽はもう海王星ではありません。
だって現実にそこにあって見えてるから。
芽が出ると、そこからは現実世界の始まりで、土星の管轄となります。
海王星はあくまで可能性です。
では、その海王星のエネルギーを使うってどういうことなのか。
私は「種まき」だと思うんです。
もったいないなと思った営業マン
最近「あ、これ海王星使えてなくてもったいな」って思ったことがありました。
先日、うちの会社にとある営業マンが飛び込み営業にやってきた時のこと。
廃品回収業者だったのですが、あいにくうちは今のところ廃品処理に困っていない。
その旨を伝えると、その営業マンは「わかりました」と名刺も渡さず淡々とした表情で帰ってしまいました。
これには思わず「えー、もったいないなぁ」と心の中で思ってしまいました。
私がもし、飛び込みの営業をするならどの場所でも必ず名刺やパンフレットなどを渡します。
そもそも飛び込み営業で、たまたまそのサービスを今契約したい会社とスムーズに話が進むなんてことは、ほぼ100パーセントありませんよね。
だからこそ「種をまく」ことが必要です。
確かに、うちは今廃品回収に困ってないけど、もしかしたら今後困ることがあるかもしれない。
そんな時に、名刺やパンフレットがあったり、印象的な会話をしていて覚えていたら、あの人にお願いしようと思うかもしれない。
もちろん、そんな時が来たらの話で、今すぐに契約することはないです。
でも、種を蒔かないのことには何も始まりません。
海王星ってそう言うものなんです。
いま現実的には何のメリットもない、ただ未来に繋がるかもしれない不思議な種。
その営業マンをみて、昔ショップ店員をしていた時、めちゃくちゃ名刺を配りまくったことを思い出しました。
ちょっと高級店で結婚式のドレスとかも売ってるようなお店だったのですが、最終的に値段で迷ってしまう方も多かったです。
そんな時に名刺の裏に商品の品番と絵を描いてお渡しするんです。
商品の良さとなぜお客様にこの商品がいいのかもしっかり伝えた上で、一度考えてきてもらう。
そして、戻ってきた時にちゃんと自分の売上になるように名刺を渡す。
そうすると一度購入を見送った方の戻り率が非常に高くなります。
今すぐに買わないけど、いつか戻ってきてくれるかもしれない。
今回は別の店で買うけど、次の機会があれば必ずうちの店に来てくれるかもしれない。
そんないろんな可能性を考えて、種まきをすることが、海王星の使い方なのかなと思っています。
ネットを使った海王星の使い方
さて、さっきの例はリアルで会った人への種まきの仕方でした。
実はリアルとネットでは、種まきの種類が違うんです。
リアルでは、目の前に見えてる相手の反応を見ながら直接種まきをすることができます。
プランターに花の種を植えるようなもので、
「ここにはアサガオを植えた」
「ここにはパンジーを植えた」
というふうに"手応え"を感じることができます。
しっかり水をあげていれば、おそらく咲くであろうという予想ができますよね。
これに対してネットでの種まきというのは、まるでたんぽぽの種みたいにフワーっと飛んでいきます。
どこで何が花開くかわからないんです。
全く手応えもないし、種を蒔いてる自覚すらないかもしれません。
誰しも一度はたんぽぽの綿毛をふーってやったことがあると思いますが、
アレって絶対ほとんどの種が花になることはできませんよね。
ネットでの種まきもそんな感じだと思うんです。
この記事だってそうです。
たまたまこの記事を見つけて読んでくれた人の中に、たまたま面白いと思ってくれる人がいる。
もちろんすぐに私に見てもらおうとか思わないけど、もしこの記事が頭のどこかにあれば、占ってほしいことがあった時に私に依頼してくれるかもしれない。
そう言った意味ではこの記事も海王星の力を持っています。
YouTubeでも最初は全然再生されなくて今回はダメだったかな〜なんて落ち込んでいた動画が、急に再生数が増えるなんてことはよくあります。
個人的には、今は種まきの時期だと思ってるので、この記事もYouTube動画も、それがどう評価されてどういう効果が期待できるかはまだまだ未知数。
もしかしたらすごく評判がいいかもしれないし、もしかしたらめちゃくちゃつまらないと思われるかもしれない。
ネットでの種まきはたんぽぽだから、誰に届いたのか全然手応えはないけれど、種を蒔かないことには何も始まりません。
いつか芽が出て育ってきたら、それは海王星から土星となり、現実的な結果をもたらしてくれるでしょう。
そして、なんでこんな話を書いたかと言うと、魚座土星だから。
2023年現在、海王星は魚座のラストに、土星は魚座の最初に位置しています。
魚座土星の3年間は「種まき」が重要だと思っていて、理由としては魚座という潜在的な可能性が土星によって現実になりやすいからです。
そして土星と海王星は2025年にほぼ同時期に牡羊座に入ります。
この時が、魚座土星期間に蒔いた種の芽が出る時です。
その時までは、まるでたんぽぽの綿毛をふーってしてるような手応えのなさはあると思います。
だからこそ、諦めないで海王星という可能性を意識して種を蒔いていくことが、今必要なのではないでしょうか。
私も日々、海王星という捉え所のない天体に惑わされながらも諦めずに続けていきたいと思います♪
ご覧いただきありがとうございました。
望月ことりでした。
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