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ハードアスペクトは「凶」じゃない。

心理占星術にはいろいろな考え方がありますが、
私が取り入れているのは、
ノエル・ティル先生の心理占星術です。

ティル先生は
「凶」とされてきたハードアスペクトを
成長途上の緊張と捉え直しました。

私はこの考え方がすごく好きで
心理占星術を学び始めたのです。

「星は何もしない、事を成すのは人間なんだ」

これはティル式心理占星術で
根幹となる考え方です。

実際に、星のエネルギーが
私たちの心に作用したとしても
それをどう受け止め、
どう行動するかは人間が決めることです。

良いか、悪いかではなくて
心理的な成長にどう結び付けていくかが重要です。

とはいえ、私もつい元々の西洋占星術の考え方をしてしまうときがあります。

それは、
善悪で決めつけた方が分かりやすいからです。
そして、多くの人がそういった
「分かりやすい答え」を望んいます。

  • 7ハウスに太陽がある人は○○

  • 乙女座は○○な性格

  • 月射手座は○○が苦手

そういったハウツーは、わかりやすいし、
確かに当たっているから
自分を知りたい人にとっては、
有益な情報でしょう。

しかし、心理占星術は
人をホロスコープでジャッジするのではなく
「人」を見ています。

  • 7ハウスに太陽がある人は○○

  • 乙女座は○○な性格

  • 月射手座は○○が苦手

確かにそうなんだけど、
それは「私」ではありません。

もっと生身の人間を見て、話を聞き、
アドバイスではなく、
一緒に未来を創り上げる占星術が心理占星術です。

私がそれを出来ているかといえば、
全然そんなことはありません。
まだまだ日々学ぶことばかりです。

というか、
一生完璧なセッションはできないと思います。

もう完璧だなと思った瞬間から、
それは「人」ではなく「技術」に
自惚れてしまってるだけでしょう。

そのくらい日々創造し、
学び続けるのが心理占星術です。

人の心は、理屈では癒せないし、
教科書通りのことなんて本当はないんですよね。

そして、これからの人生だって
教科書通りに運勢を決めつけるのではなく
どう未来を創造していくのかを考えていきたい。

改めて心理占星術カウンセラーとして、
「星は何もしない、事を成すのは人間なんだ」
という初心をいつの時も忘れないように精進していきたいと思います。

望月ことり

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