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トランジット土星が11ハウスに入った時に起きたこと。

今回は、トランジット土星が11ハウスに入った時のお話をしていこうと思います。

トランジット土星がハウスを移動する時は、
そのハウスの定期メンテナンスの時です。

まずは、そのハウスのことがしっかりできているか確認するために、揺さぶりをかけて問題提起してきます。
そして、問題があれば修正していき、ハウスを出るときにはしっかりと安定させていく、というのが土星の役割。

今回お話する11ハウスは未来を表す部屋です。
あとは、ネットワークやコミュニティも表します。

ここに土星が入ってくるということは、
現実的な未来に進んでいくということ。

私に起きたことを簡単にまとめると

  1. 夢を諦めて現実的な仕事に就いた

  2. 現実は豊かなのに心にぽっかりと穴が空いた

  3. 現実的な仕事に就くと時間に余裕が出来た

  4. 時間があるので自分で出来ることを始めた

  5. ハウスの最終にはネット販売が成功し始めた

このようなことが起こりました。
それでは、具体的にどんなことが起きたのか、詳しくお話していきます。

土星11ハウス期間に起こったこと


夢を諦めて現実的な仕事に就いた

私の場合は、
11ハウス土星期間は離婚からのスタートでした。
(離婚までのエピソードは10ハウス土星期間の記事に詳しく書きました)
10ハウス土星期間の話はこちら

私は、離婚するまではアパレルの仕事をしていて
仕事が大好きで、めちゃくちゃ楽しくやりがいもありましたが、
子供を一人で育てるには、金銭的にも時間的にも厳しかった。

もっと融通が効いて、
子供との時間も取れて、お給料も良い。
そんな仕事を探していたら、
なんとありがたいことに、とても条件のいい会社に転職することができました。

離婚したときのチャート
11ハウスに土星がイングレスしています。
あと、ジュピターリターンでした。

離婚によって夢を諦めて
転職したときのチャートはこんな感じ
離婚から5か月後くらいです。

ネイタル月にトランジット土星が合
さらにドラゴンヘッドがネイタル太陽に合
天王星が3ハウスにイングレスしています。

まずは、ネイタル月とトランジット土星の合は、
月=日常生活を表すので
生活が安定したり、また安定したことによって退屈さを感じるような配置ですね。

現実は豊かなのに心にぽっかり穴が空く

学生のときからの夢を諦めて転職したことは、
現実的な未来に進む11ハウス土星っぽい出来事だな〜と思いますが、
当時は、確かに生活は安定したけど、やりがいを失ってしまったような喪失感がありました。

新しい仕事を始めてから数ヶ月は、
今までずっと大好きだったアパレルの仕事を諦めて
安定してるけどつまらない仕事をするという葛藤を感じる日々でした。

何がつまらないかって、とにかくやる事がないんです(笑)

任された仕事は簡単な書類整理のみ。
だいたい午前中で終わっちゃうので、午後はひたすら暇を持て余す日々。
だけど、定時になった瞬間に退社して、すぐにお迎えに行って子供との時間も取れる日々。

誰に相談しても、誰しもが「最高やん!」とツッコミます。
そう、11ハウス土星のおかげて現実的にはとても安定したのです。
今の私からしても「贅沢な悩みやな〜」と思います(笑)
でも、当時はまだ若くてエネルギーに溢れてる私にとっては、やることないって結構しんどかった。

これって11ハウスっぽい感じもしますよね。

10ハウスで社会的頂点を迎えて、11ハウスは言うなれば引退して自由になってるような感じ。
当時の私の状態は、現役引退して何したらいいか分からないお父さんみたいな感じだったのかもしれませんね。

しかし、ドラゴンヘッドが太陽に合しているので
自分にとって運命のような仕事だったとも言えます。
また、天王星が3ハウスにイングレスしているので
新しい知識を学ぶタイミングです。

振り返れば確かにそうなんですが、
もちろん、当時は占星術も知らなかったので、やりがいを失って生活の安定との間で葛藤を感じていました。

11ハウス土星期間は、
現実的にはまったく不満はないのに、
10ハウス土星期間に頑張ってきたことと全く違う状況になったりして、一時的に心にぽっかりと穴が空いたような状態になることもあるかもしれません。

現実的な仕事に就くと時間に余裕が出来た

確かに、
仕事がつまらないという気持ちはあるのですが、
それ以上に時間の余裕が出来たことは大きいです。

まずは子供との時間をとれたこと。
融通のきく職場なので、急な子供の体調不良でも嫌な顔せずに「早く帰ってあげな」と言ってくれるし
有休もしっかり取れて、旅行にも行けました。

体力的にも余裕があるから、
家事や育児に感じるストレスがかなり減ったことを覚えています。

あとは、自分の時間も取れて
仕事のつまらなさよりも
現実的な豊かさが上回ることで
次第に心に空いた穴はふさがってきました。

時間があるので、自分で出来ることを始めた

そんなこんなで、とにかく自由な時間ができて、
生活も安定してくると、暇つぶしの仕方も上達します(笑)

とにかく時間がありますので、
仕事では特に誰に指示されたわけではないですが
膨大な名簿を一から作ってみたり、
こんな資料があったら便利かもしれないってものを
自分で考えて作っていきました。

これが、めちゃくちゃ楽しかった。

データを集計して資料を作るという
乙女座の力を本領発揮できるようになったのも
この時期があったからだと思います。

Excelもそんなに得意じゃなかったのですが、
この時に独学でVBAまで使えるようになりました。
これは天王星3ハウスっぽいですね。

今では事務処理の達人のようになりました(笑)

プライベートでは、
趣味でハンドメイド制作を始めて
インスタグラムで発信したりしていました。

とても11ハウスっぽいですね。

土星11ハウスの最終にはネット販売が成功し始めた

趣味で始めたハンドメイド作品を
ネットで販売しはじめたのも、
11ハウス土星期間です。

最初はなかなか売れませんでしたが、
11ハウスの最終になってくると
定期的に売れるようになってきました。

こんな感じで私の11ハウス土星期間は終わりました。

最初は離婚から始まり、
夢を諦め、葛藤してましたが
現実的な未来を選択したことで、生活が安定し
より自由にやりたいことができるようになった。

11ハウス土星のテーマは「現実的な未来」
そして、自分で考えて新しく始める「自立」です。

10ハウスのように組織の中での成果や
社会的な役割を果たすタイミングではなく
もっと自由で自立している形で社会に参加する時。
それは夢のようなものではなくちゃんと現実的に。

私の11ハウス土星期間は約1年半ほどでしたが、
10ハウス土星期間よりも辛くはありませんでした。
最初こそ葛藤はありましたが、充実した期間でした。

もともとアセンダントも土星も水瓶座なので、
11ハウス的なことは得意な方なのかもしれません。
どのハウスの土星期間がしんどいかは、
その人の星によって大きく異なります。

12ハウスは壮絶でした

さて、こんな感じでそれほど悪くない11ハウス土星期間でしたが、
12ハウス土星期間は精神的にめちゃくちゃ大変でした。
言い換えれば精神的に成長した期間ですが、
それでもほんとに12ハウス土星期間は強烈でした…。

12ハウス土星期間は、
とある人と出会ったところからスタートします。

その時のチャートがこちら

12ハウスに土星がイングレスしています。
あとは海王星が2ハウスにイングレス。

海王星はひとつの星座に約13年滞在するので
ハウスの移動はなかなか珍しいタイミングです。

海王星は可能性を表すので、
そのハウスの可能性を広げていきます。

2ハウスは収入の可能性。
私は12ハウス土星期間に占星術を知ったので
今考えると確かに収入の可能性は広がっていますね。

11ハウス土星の時は
天王星も同時にハウスを移動して
12ハウス土星の時は
海王星が同時にハウスを移動している。
こういうところも考察しがいがあります。
他の人はどうなんだろ~?

星ってホントに面白いですよね。
なんでこんなにジャストなタイミングで人生に影響を与えるのでしょうか。

次回は、12ハウス土星期間に起きたことを書いていこうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます!

望月ことり
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