れんかいちゃんたちに会うまでの道のり4〜Re:ERA編~ラスト
デジタルチケットに踊らされ、早朝からの下痢に見舞われ、それでもどうにかこうにかやってきた宮城公演。
駐車場デジタルチケットに踊らされた記事がこちら。
さあいよいよ会場入りだ。
最後の砦、デジタルチケットが出来れば中に入ることが出来る。
緊張する。
どこの席になるのかワクワクドキドキもするけど、会場の中に入れなければ全て終わる。
とにかく中へ。
頼むから中へ。
どうかちゃんとデジタルチケットが表示されますように。
もうデジタルチケットに踊らされたくはない。
中に入って会場の中でれんかいたちの楽曲で踊るんだ‼️
King & Princeの楽曲で踊るんだ‼️
喜びの舞を踊るんだ‼️
もうすぐ中に入るという時に、友だちから借りた息子用の双眼鏡を車に忘れたことに気づく。
取りに戻ろうとしたけど、息子が双眼鏡使わないからいいと言ったのでそのまま入ることにした。
行くよ!
ホントに行くよ‼️
ドキドキ💓
ドキドキ💓
ドキドキ💓
寒さなのか、手が震える。
震える手でスマホを開く。
無事QRコードのようなものが表示された。
良かった。
2人分と言ってQRコードをかざす。
ウィーン。
ウィーン。
無事2枚分のチケットが出てきた。
やった‼️
良かった‼️
中に入れる‼️
もうこれだけで泣きそうになった。
だってここまで色んなことがあったんだもの😭
息子に
「なんだよ。俺の携帯関係ないじゃん」
って言われたけど、そんなことはどうでもいい。
中に入れるんだよ!
良かったよ。
良かったねぇ。
ありがとう。
ありがとう神様仏様。
またまた若い子の真似をして、すぐには見ずに少し端っこに寄ってから座席を見る。
息子に
「行くよ」
「見るよ」
「いいね」
ドキドキしながら開く。
スタンドだ。
列の番号は、2桁だから、後ろの方。
だけど、番号には、1と2の文字があった。
おお!
これは、通路側を示している。
え?ワンチャンその通路にれんかいちゃんたち来たりする⁉️
いやいや、まさか…。
ドキドキしながらもまずはトイレへ。
息子もトイレに行くと言うので、一緒にトイレへ向かう。
トイレはやはり激混み。
男子トイレはすんなり。
息子は1分もしないうちにすぐ出てきた。
羨ましい。
私の下痢もおさまっていたので安心だったけど、もしもの時は男子トイレを使わせてもらいたいと、本気で思った。
これは、もうおばちゃんの特権。
漏らすよりは全然マシだ。
どうにか男子トイレに入らずに漏らすことなく、トイレを済ますことが出来た。
さぁ。
いよいよ座席だ。
迷いながらチケットに書かれた席に行くと、ステージの真横で、スタンド席の1番端っこの1番後ろの席だった。
なんと私と息子2人だけの席。
両隣誰もいない。
息子は私に通路側を譲ってくれた。
右を見るとすぐ横に大きなモニターがある。
左側には、通路を挟んで照明器具があった。
後ろには誰もいないのでコートをかけても大丈夫。
息子の横にはちょっとした隙間があったので、荷物を置くこともできた。
見え方はあまりよくないし、れんかいちゃんたちがここに来る可能性は低く、トロッコが来ても遠いけど、それでも私的にはありがたかった。
私は背が低いので、アリーナ席よりスタンド席の方がありがたい。
もしも目の前の人が大きくて、段があっても私より大きくて、見えない場合には、通路側なので、少し横にズレれば邪魔されることなく見える。
息子もモニターがよく見えるし、いいじゃん!と言ってくれた。
優しい息子で良かった。
体脂肪バカとか、ただのバカとか思ってごめんよと心の中で謝った。
ここからは、全部ではないにしろセトリや演出のことを書いていくので、読みたくない方はそっと閉じてください。
13時ちょうど。
会場が暗くなり、映像が映し出された。
きゃーっという声と共にガタガタとみな立ち始める。
この始まる瞬間のこの緊張感がたまらない。
この瞬間涙が出てくる。
ここにいるほとんどの人たちがこのれんかいたちに会いに来ている。
会いたくて会いたくて、ようやく会えるこの瞬間。
みんなの気持ちがうわ〜っと高まる。
ステージの向こう側では、
「キンプリファイターズ!GO GO GO!」と掛け声をかけているんだろう。
そして
「よし!行くぜ!」という気持ちでステージに向かう。
スタッフさんたちも気合が入る。
そういうみんなの想いがぐわ〜っと押し寄せてきて全身鳥肌が立ち、泣けてくる。
今回のツアーRe:ERAは、宇宙をイメージしているので、宇宙船(ロケット?)が飛び出し、そこから現れるというような演出。
3…
2…
1…
と、数字でカウントダウンしてくる辺りもゾクゾクして、涙が出てくる。
来る。
いよいよ来る‼️
♪テッテテレッテーテッテテレッテー
ただ他人から知人で徐々には友だち
でも会うたびに なんかいつも感じない何か
心の中で踊り 揺さぶられるmind
気がつけば君が頭に気にしちゃってしょうがない♪
という、海人くんの早口で軽快な歌い出しで始まる『LOVE HACKER』という曲がかかった。
けど、姿が見えない。
どこ?どこ?
モニターには爆イケの海人くんが映し出されていた。
ぎゃー‼️
前髪上げておでこ見せてくれてる〜‼️
めちゃくちゃビジュいいんだけど〜‼️
泣ける〜‼️
ってか、なんでイケメン見て泣くんだ私。
わかんないけど涙が出てくる。
いやいや、実物は?
どこ?
♪君の心にひょっこり 認証されるかなFace ID
裏技とかはないかな ハックしたいハート
oh yeah
と、廉のパートになる。
すると息子が
「上!お母さん上だよ!上から廉くん来たー」
と大興奮で教えてくれた。
「ぎゃー!れーん!れんれーん!」
息子、大興奮である。
2人は上から吊り下げられた細いゴンドラのようなものに乗って降りてやってきた。
あー、そうきたかぁ〜!
前回のツアー『ピース』の時は
♪愛してるって言ってもいいですかぁ〜
飾らないMy Love Song〜
と、キラキラアイドルソングで始まった。
後ろからライトが当たり、シルエットからの、一小節歌い終わったあとに、バーンっと、ライトが前から当たってキラキラアイドルが登場‼️みたいな演出だった。
ところが今回は
「最初から3曲は縦ノリって感じの曲が続くから、みんな縦ノリで乗ってね」
って本人たちが言っていたように、キラキラアイドルソングではなく、かっこいい縦ノリの楽曲で、しかも上からの登場でこちらを一気に爆上げさせた。
ぬおおおお〜!
かっこいい〜‼️
息子は
「お母さん、海人くんもこっちに来る?」
と聞いてくる。
「うん。後でくるよ」
と言うと、ニコニコしながらステージを見ていた。
そしてゴンドラを歩いて海人くんがこちらの方に向かって歩いてくると
「お母さん!海人くん!海人くんが来るよ!」
と大興奮。
「うん。大丈夫。お母さんも見えてるよ」
「うわぁー!なにこれぇ!2人ともめちゃくちゃかっこいいじゃーん」
「すげぇ〜。海人くん、本物めちゃくちゃビジュいい‼️」
「うわぁ〜。本物だよぉ〜」
息子を連れてきて良かったと、初っ端から思った。
そして、ゴンドラから降りてメインステージでダンサーさんたちと共に、2曲、3曲目とノリノリの曲が続き、ダンスもゴリゴリに踊ってくれた。
横からのアングルだけどこんな角度から見ることもそうそうないので、これもまたいい!と思えた。
モニターも近いし。
なにより、無事着いて中に入れてこうして本物が見れてるんだもん。
息子もめちゃくちゃ楽しんでるし。
大興奮してるし。
2人ともめちゃくちゃめちゃくちゃかっこいいし。
もう私には感謝以外の言葉が見つからない。
4曲目に歌ってくれた『ROLLER COASTER』という曲は、海人くんの低音と廉くんの高音で伸びやかな歌声が私は好きで、それを歌ってくれてめちゃくちゃ嬉しかった。
で、息子は廉くんの高音で歌うパートが大好きなので、その部分になった時に息子の顔を見ると、やはり大興奮していた。
後で聞いたところによると、息子は今回のこのアルバムをほとんど聴いてなかったので、知らない曲が多かったけど、知らない曲でもノリノリになれたし、突然の廉くんのハイトーンが来ると、うわぁ!ってなって、新鮮な驚きがあって、それはそれで良かったとも言っていた。
この曲くらいだったか、次の曲くらいだったかな?
海人くんの声の調子が若干悪くなっていった。
あれ?
声が割れてきてる…。
マイク?
いや違う。
海人くんの声だ。
高音になると声が割れる。
風邪?
少し高音が出なくなってきていた。
頑張れ。
頑張れ‼️
もう私は母のような気持ちで海人くんを応援する。
この辺から海人くんのダンスも衣装の記憶もあまりなくなってしまっている。
海人くんのソロ曲『POPSTAR in the KINGDOM』でも声が出ない場面が多々あって、これはダンスもかっこいいのに、あまり覚えていない。
とにかく頑張れ〜って祈っていた。
『SPOTLIGHT』を歌った時にはもう高音が出なくて、あえて低い音程で歌ったりで、あのダンスを集中して見ることが出来なかった。
で、そのあとだったかな?
MCがあり、飲み物を持ってきた。
その中に「海人へ」と、スタッフさんからの飲み物があって、それを飲んだら…とんこつスープだった。
実はこれ、前の『ピース』の時のライブで、福岡だったかな?その時にもスタッフさんからとんこつスープが出されてて、それを飲んだら喉の調子が良くなったって、前に言っていたことがあった。
だから、たぶんリハの時とかも海人くんの喉の調子が良くないと思ったスタッフさんがとんこつスープを水筒に入れて用意してくれたんだと思った。
そしたら、なんと、本当にその後喉の調子が戻って、高音も出たし、声が割れることなく無事に最後まで歌い切ることが出来た。
とんこつスープ凄すぎる…。
バックステージの方に行くと、私の席からは照明があって見えないので、しゃがんで見たり、モニターを見ながら見たり、センターステージも少し遠くなるので、双眼鏡を使ったりモニターを見たりしたけど、ダンスが多かったので、なるべく肉眼で見ていた。
どの場面も凄くしあわせだった。
後半戦は、5人の時の楽曲もたくさん歌ってくれて、息子もまたまたノリノリでニコニコになって一緒に踊ったりもしていた。
岸くんのパートのところを2人が歌ったり、岸廉(岸くんと廉くんのコンビ名称)の素敵なハモリのところを海人くんと廉くんが歌った時には息子は嫌な顔や切ない思いになるのかな?と思ったけど、れんかいのハモリも良かったと、認めてくれたのも嬉しかった。
こうして、5人の時の楽曲を歌うということは、昔からのファンにとってみると、どうしても元々のパートメンバーを思い出してしまうことになる。
そして、それが受け入れられない人もまだ中にはいたりもするだろう。
それでも2人はその思いも背負って、King & Princeを守っていく、続けていくと覚悟を決めた。
だから、歌っていくんだ。
そんな強い意志をまたしても感じることが出来た。
そして『ツキヨミ』
これを歌うということは、相当の覚悟だと思う。
この楽曲を2人で披露してくれた。
まさか『ツキヨミ』を。
2人ではやらないだろうと思っていた『ツキヨミ』を。
あの難しい楽曲を2人で歌って踊ってくれた。
しかも後半の後半に。
これは、フィギュアスケートで言ったら高得点になるほど難易度が高いことだと思う。
(フィギュアスケートを詳しく知らないけど)
真横からの『ツキヨミ』は、最高だった。
炎の演出もあり、その炎の熱さも感じられて息子と感動した。
しかも前奏と歌い出しの間の間を少し空けるアレンジ。
「ここで歓声があるだろうから、少し溜めよう」っていうことなのか?っていう感じが
「憎いね、キンプリ」である。
1番後ろの端っこのため、銀テ(銀テープ)も届かない場所だったのに、なんとスタッフさんがスッと歩いてきて、息子に1枚手渡してくれた。
う、嬉しすぎる…😭
当然のことながらその銀テは、私の物になった。
夢のような時間は本当にあっという間に過ぎていった。
会場から出て、娘のところへ向かう。
息子は、行きの車の中ではずっと体脂肪や体重計の話ばかりだったのに、娘のところへ向かう車の中では
「あの最初の曲なに?すげぇかっこよかった」
「2人のビジュ最高過ぎたね」
「れんれんのあの時の声が〜」
「あーなんだよぉ〜なんであんなにかっこいいんだよ〜」
「まさか上から来るとは思わなかったよね」
「俺、絶対海人くんからファンサもらったわ」
「あ!男の子いる!って感じで俺の方見て手をふってくれたよ!」
と、ずっとキンプリの話をして、めちゃくちゃ興奮していた。
今回のライブは、バタバタしてめちゃくちゃ大変なことあったけど、こうして息子も楽しんでくれたし、本当に本当に来て良かった。
息子の反応を見るのもめちゃくちゃ面白かったし。
れんかいの2人は、最高にかっこよかったし、可愛かったし。
最高にしあわせな時間だった。
娘のところへ向かう車内で、私は何気に鼻の上を触った。
「え?」
私の鼻の中に大きな鼻くそがある手応えがあった。
見ていない。
実際のブツは見ていないけど、これは…ってくらいの手応えがあった。
…いつから?
いつから私は大きな鼻くそを鼻の中に隠し持ちながらいたの?
隣でキンプリライブに興奮している息子の話は上の空で聞き、私は自分の鼻くそを想像していた。
こんな大きな鼻くそを隠し持ちながら2人を全力で応援していたのかと思ったらめちゃくちゃ泣きたくなった。
けど、近くを2人が通らなかったから良かったと思おう。
こんな大きな鼻くそを隠し持っているおばさんを2人に披露しなくて良かった。
…って、第4弾まで書いてラストが鼻くその話でごめんなさい🙇♀️
娘にライブの感想を聞かれて大きな鼻くその話をしたら
「なんの話?」って言われた。
最後までお読みいただきありがとうございます😊