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☆癒しのとき・宝箱☆

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2024年12月の記事一覧

【小説】【短編小説】早々の葬送

【小説】【短編小説】早々の葬送

早々「君とは絶縁するよ、元気で。」

 あけおめも無しか。

 ただひとこと。

 しかもラインて。

 新年早々一発目の連絡がこれか、日付が変わった瞬間に。

 そういうとこだよ、ヘタレが。
 どうせなら年末までに済ませろよ、おい。
 「今年の汚れ、今年のうちに」ってセリフ知らねーのか?
 いや、アタシは汚れか?
 大掃除なんて年末の行事もあるくらいで、厄介事は年内に済ましとくもんなんだよ!
 

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【詩】この一年

【詩】この一年

今年も一年ありがとうございました

十二月に入ってインフルエンザになると言う

ここ数年で体調的に一番厳しい感じに

なったのは不測の事態でしたが

それ以外はなんとなく悪くない一年でした

今年は変化の一年だったかな?

Day by day    Step by step

みたいなことです

どんなことなんでしょう笑

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2024年を振り返る

2024年を振り返る

今年もあとわずかになりました。
この一年、本当によく歌ったなぁ。
2つのグループ、1つのプロジェクトに所属し、ワークショップ、レコーディング合宿など、次々にライブの予定が入り充実の一年でした。
反面、体調を崩し、ライブで声が出ないことも、リハで倒れてしまったことも。坐骨神経痛になって回復に時間がかかり、無理が効かないことも痛感しました。
歌いたい曲が叶わず、悔しい思いもしました。自分の至らない、足

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ことわざ
【終わり良ければ全て良し】

意味: 物事を完成させる過程において、結末さえ立派にできていれば、途中の失敗など問題ない

どんな2024年でしたか?

本当に、色々ありました。

だけど、今日が良ければ全て良し。

最高の形で2024年を終えて、2025年へと向かおう!

サンタクロースへの手紙

サンタクロースへの手紙

600文字

~お願いします~

粉雪が降りつもるように
想いが溶けないように
あとからあとから
想いが降りつもるように
粉雪が大空をおおう
ようやくクリスマスの雰囲気
街角に色とりどりの
イルミネーション
君の住む街は寒いですか

サンタクロースにお願いします
どうかよろしくお願いいたします

赤ん坊が安心して
おもいっきり泣けていますか
子供たちは寒くてさみしくて
お腹すかせて泣いてませんか

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雪下出麦

雪下出麦

納めの神事も終わり除夜祭を迎えた

七十二候は

ゆき わたりて むぎ のびる

積もりゆく雪の下

麦が芽を出し始める

陰極まれば陽となる

一陽来復

大祓いに節折

丈を知りわきまえるを知る

朝の新月を迎えた

今年の大晦日

おおつごもり

良い新たな年をお迎えください

今年をありがとうございます。

大掃除後に現れしモノ

大掃除後に現れしモノ

皆さんこんにちは!
ラムネ菓子好きのウサギの糸、と申します🐰

青色の子は同じくラムネ菓子好きのラムネのオバケ👻

年末に大掃除をするとお正月に年神さまが嬉しそうに来てくれるそうですね。

そんな嬉しそうな笑顔を想像しながら全力で大掃除をした結果…

久しぶりに全力の筋肉痛。

お正月前にどうしてこうなった!?

ラムネのオバケ、心配して来てくれたの?

普段やりたい放題している子だけど
弱っ

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今日は大晦日☀️
きつね氏の指示で今年も雷鳥のラックが
ボスの里帰りのオトモをしている🐦
久しぶりに実家の守りで駐在する
雷鳥のシロと白鳩さんと一緒に一年の振り返り✨
今年はいろんなことがあったね
来年もどうぞよろしくね!

『君が貸してくれた傘』ー詩ー

『君が貸してくれた傘』ー詩ー

雨に濡れると寂しさが増す
君が貸してくれた真っ赤な傘は
持ち主不在のまま

夏の太陽と同じくらい
真っ直ぐ心に差し込んでくる
冬の太陽
温まることのない冷えた心
幾つの理由が
幸せには必要なのだろう

名前を書こう
私が私を愛するために
生まれた時から
何度も何度も呼ばれた名前を
自分のために書こう
愛してあげて
もう十分傷を負ってる

あなたの肩は濡れていないだろうか
寂しさに震えていないだろう

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【短編】その鳥籠から擦り抜けるワルツ(後編)

【短編】その鳥籠から擦り抜けるワルツ(後編)

最後の日を迎えるとしたら、病院のベッドの上か、住み慣れた我が家の布団の中と想像していた。いずれの場合も医師や家族、誰かしらに看取られて。まさかこんな辺鄙な場所で、人知れずそれを待つことになろうとは、思いもしなかった。

『呪い』。

あの日と同じ、否、あの日より強力と思しきそれが、私を此処に閉じ込めている。

諸々試しはした。出口からは出られない。ならば木塀の上から、とよじ登ってみたが駄目だった。

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詩『手ぶくろ』

『手ぶくろ』

 お洒落や、手荒れの保護や
 寒さ対策のヤツなど
 私は、手ぶくろを
 いっぱい持っている

 軍手に、ゴム手に
 使い捨てのポリ手ぶくろ
 ふと思う、手ぶくろに
 ミトンは入るのか?

 料理のミトンはある
 病院のミトンは悲しい
 ミトンで、拘束され
 泣いてた、親の顔

 今日も、手ぶくろをする
 指さき出てる物にした
 小銭を、つかむため
 さぁ、
 年末の買い出しだ!

【短編】その鳥籠から擦り抜けるワルツ(中編)

【短編】その鳥籠から擦り抜けるワルツ(中編)

振り返ると、ひとつだけ。
若様との数少ない想い出の中、ひとつだけその距離を近くした出来事があった。

確か、当時私は小学生になったばかり。そこから計算して二つ上の若様は九歳かそこら。その頃はまだ若様も足繁く我々分家の里に通い、私やウツシちゃんたちとの触れ合いを多く持っていた。

その日も里を訪れた若様と私たちはかくれんぼをして遊んだ。
何せ、田舎だ。集落を離れ、少し足を伸ばせば、そこいらに朽ちかけ

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【短編】その鳥籠から擦り抜けるワルツ(前編)

【短編】その鳥籠から擦り抜けるワルツ(前編)

閏年の閏日に生まれたから、こんなに小さな身体なのか。
幼い頃は、本気でそう疑っていた。

四年に一度しか誕生日が巡ってこない私は、表向き一年ごと歳をとりながら、その実人より成長が遅い。人並みの発育を得るには、単純計算四倍の時間を要するが故に、同年代の子と比して身長が低く、顔立ちにも幼さが残るのでは。そう推測した。同年代どころかひとつふたつ下の子たちよりも歳下に間違えられるようになってからは、その仮

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