フルカラー3Dプリント!
透明までプリントされるミマキエンジニアリングのフルカラー3Dプリンター「3DUJ-553」が凄い。
今回はフルカラー3Dプリントの
●魅力 ●仕組み ●データの作り方 ●出力依頼先 などなど紹介します!
透明すら出力される!
このモデルは一発・一体で3Dプリントされたものだ。
フルカラーで3Dプリンター自体が凄いのに、「透明」まで出力される。素敵すぎる!
透明をしかした水槽のような作品。ワンフェスでけっこう売れて嬉しかったよ!
色の再現性も素晴らしい。
これはZBrushというソフトでモデリング&デジタル着色したものと、フルカラー3Dプリントしたものとの比較だ。
ほぼイメージ通りにプリントされたと思っている。ステンドグラス部分は先述の「透明も出力できる」という特徴を生かした。
大げさに言うと「モニターから飛び出してきた!」という感じ。
精度の高さを稼働モデルでテスト
精度も高いと思う。試しに稼働する部分があるモデルを作って、プリントしてもったが見事に動いた。
まずモデリングしたものをCGで動かしたみたもの。
次に、フルカラー3Dプリントしたもの
すごい! 画像も貼っておこう
メーカーの推奨的には可動部分の隙間は1mmとのことだが、これは0.2mmしかない隙間部分もあったが、見事に動いた。稼働部分周囲の作りにもよるのだろう。
質感もすごいね!デジタル上で木の質感を作ったのだが、フルカラー3Dプリントされると、本当に木工細工のようだ。楽しすぎる。
いったいどうなってるの?仕組みについて
フルカラー3Dプリントの仕組みを漫画にしてみた。
これはミマキエンジニアリングさまの監修をうけたものだ。
なんとなくおわかりいただけただろうか。
※ちなみにこのような解説漫画も手掛けています。ご依頼まってます!
この漫画でも語られてるように、サポートが繭のようにモデル全体を覆うことによって、複雑な造形も一発・一体で出せるのが凄い。
データの準備方法など
やってみたいと思った場合、どのようにデータを準備すればいいか気になると思う。以前、ライブ配信でデータの準備方法を解説したのでぜひ見てほしい(ライブ配信なので、参加者とやりとりしながら進めてます)。
ZBrushをベースにした解説だが、他ソフトにも応用できる部分も多いと思う。
いろんなアイディアを具現化!
CG作品がCGのまま色もプリントされるだけでも嬉しい。
遊べるor使える商品のアイディアを出して、それをすぐに色付きサンプルとして手にすることができるのも楽しい!
これは立体パズル。なかなか楽しそうでしょう。
↑実際にパズルをやってる様子!楽しすぎる。
立体アニマル将棋というのも作ってみた。
アイディアをモデリングしたらすぐサンプル化できるのが嬉しい。
ストップモーションアニメも作ってみました
ミマキエンジニアリングさまとのコラボ企画でちょっとしたストップモーションアニメにもチャレンジしてみました。これも面白かった。
ミマキさんが170体出力してくれたおかげ!
のぶほっぷ作品も販売開始中!
場合によってはそのまま売るのもありだと思う。
というわけで今、フルカラー3Dプリント品の販売も開始しています。
いろいろ出していく予定だけどまずはこれ!
結構可愛いです。ぜひぜひ。この投稿のトップ画像にした猫さんたちも販売します!
かわいいね!
どこにフルカラー3Dプリントを依頼できるか
フルカラー3Dプリントの出力サービスを行っているところはいくつかある。自分はいつも「ホタルコーポレーション」さんにお願いしている。
フルカラー3Dプリントは決して安く感じないかもしれない。
しかし、「色が塗られた完成品」としてプリントされると思うと、高くも無いと感じている。ひとまず見積もりをお願いしたらいいかなと思ってます。http://www.hotaru3d.com/