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『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』~再び北海道にて「♪キスしてほしい」のリフレインが鳴りやまない
もう4カ月も前のこと。
今年も、娘が札幌の「YOSAKOIソーラン祭り」で踊るとのこと。
昨年は80歳の母と二人で娘の追っかけをしたが、札幌、神戸と、私があまりにも激しく連れまわしすぎたせいか今年は母もあまり乗り気でなく、こうなったら私ひとりで行こう!と思い立った。
もちろん、今年で大学サークル生活最後となる娘の勇姿を目に焼き付けるのが一番の目的ではあったが、昨年行きそびれてしまった春馬くん所縁の場所をリベンジ訪問するのも大事な目的だった。
宿泊を伴う一人旅は、久しぶり。というか、30代以降はしたことがないということに気が付いた。
昨年の札幌めぐりで、札幌の交通機関についても知識がついていたし、年の功で度胸もつき、なんの不安も無く旅支度をした。
事前に確認した札幌の天気予報は雨。
晴れ女の娘のイベントだもの、大丈夫大丈夫、と、前向きな気持ちで札幌行の飛行機に乗った。
昨年の札幌めぐりの記事はこちら。
尚、札幌市役所が作成したこちらの『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』のロケ地マップに従って、方々訪ねている。
八剣山果樹園
2泊3日の旅程の中で、娘の出番の合間を縫っての春馬くん所縁の場所巡りなので、空き時間は一刻も無駄にできない。
札幌に到着したのは、6月9日(金)のお昼頃。
札幌の中心部から遠い八剣山果樹園に行くために、お祭りの前日に札幌入りしたのだ。降り立った千歳空港は天気予報のとおり、雨ではあった。
大自然を堪能するにはお天気が重要であるのはわかっていたが、春馬くん所縁の場所巡りに長時間さけるのはこの日しかないので決行することにした。
美咲ちゃん(高畑充希さん)と鹿野さん(大泉洋さん)を仲直りさせるために企画されたBBQ。
その会場となったのが、八剣山果樹園とのこと。
札幌駅から定山渓温泉かっぱライナー号というバスに乗って1時間弱かかるらしい。バスの本数は1日5便。バス乗り場へ着き、しばらく待つとカラフルなペイントを施したバスがやってきた。
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八剣山果樹園の最寄り停留所「八剣山中央口」で乗降できるのは、5/1~10/31の期間限定とのこと。それ以外は、BBQ場として営業していないということなのだろう。乗客は私含めて10人いるかいないか、といったところだった。
札幌市内の住宅地を通り抜けると、バスは寂しい山道へと入っていく。
どんどん山道を登っていくと車窓からは家も人も見えない。ただただ雨のと濃い緑が通り過ぎていくだけ。
30分も乗っていると、だんだん不安になってきた。
数日前に、どこかの地域で熊出没のニュースを見たばかり。
え?
熊に遭遇したりしない?
やっぱりやめて引き返そうか・・・
そう思っても、バスはどんどん進んでいくし・・・
目的地の「八剣山中央口」を告げる車内アナウンスに、ビビりながらも降車ボタンを押し、降りたのは私ひとり。降り立ったところはかくも寂しい山の中。
農産物直売所のテントにも人の姿はなく、時折目の前の道路を車が走り去っていくだけだ。
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かろうじて自動販売機があり、何故か少しだけほっとする。
この後ろの細道を入っていくと八剣山果樹園に行けるらしい。
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やや上り坂になっている細道を、熊の出現を恐れてキョロキョロしながら歩いていく。
目の前のあの山が八剣山か・・・
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ようやく小屋が見えてほっとする。お菓子の家を見つけた時のヘンゼルとグレーテルのような気持ちになった。
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百均で購入したレインコートを着ていたが、強い雨のせいでワンピースの裾はびしょびしょ。
スニーカーもびしょびしょで心細いったら無かった。
傘を閉じて営業所の中に入ると、お客さんは誰もおらず、奥の方からスタッフの女性が出てきた。途端に嬉しくなって思わず
「熊が出てこないかヒヤヒヤしながらここまで辿り着きました」
と言うと、その女性
「今は熊が出る時間じゃないので、大丈夫ですよ」
とおっしゃる。じゃあ、何時頃出るのだろう?という疑問点は口に出さずに室内を見回した。
もうお昼も過ぎていたので、おなかがすいていた。早朝自宅を出る直前にトーストを食べたっきりだった。
「今日はBBQは出来ないですよね。
なにか食べるものはありますか?」と聞くと、
「ソーセージとおにぎりならできますよ。
あと、特製ジュースもあります。」
とのこと。さっそく奥のテーブルでいただくことにした。
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雨に濡れて身体もだいぶ冷えていたので、あったかいウィンナーがじわーっと沁みた。
おにぎりも海苔の香りよく、甘酸っぱい特製ジュースもおいしかった。
室内には、映画のポスターと出演者のサインが貼ってあった。
当然、春馬くんのものもあった。
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サインには、2018.6.25とあったので、私が訪れた日よりももう少し後だ。なにかで、撮影前日は大雨だったのに当日晴れてラッキーだったというような記事を読んだことがある。この日のように前日大雨だったんだと思うと、何故かそれもまた嬉しかったりする。
他にお客さんもいなかったので、思い切ってスタッフの女性に撮影時のことを質問してみた。
私「春馬さんは、やはり相当かっこよかったですか?」
スタッフ「それが、オーラを全く消していて、本当に普通の青年という感じでしたよ」
出た!春馬くん得意のオーラ全消しの術だ。
スタッフ「あちらの奥のテーブルで、休憩のたびになにか熱心に書き物をしていらっしゃいましたよ」
とのこと。なにを書いていたの?!
2018年6月といえば、「日本製」のコラムかな?
それとも、「You & I」の歌詞の原型とか?
あの綺麗な指で、綺麗な字で、目をキラキラさせてペンを動かしていたに違いない。気になる。
腹ごしらえが済んでから、雨が降っていたけれど傘をさして外へ出てみることにした。
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確か映画では、写真左手前から鹿野さんはじめ春馬くんたちがBBQ会場に入ってきたと思う。真似して私も、スニーカーを濡らしながらここから入る。
一番盛り上がる「キスしてほしい」のライブシーンは、こちらの池に張り出しているステージで行われたようだ。
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ぴょんぴょん跳ねる美咲ちゃん。春馬くん演じる田中くんもニコニコだった。鹿野さんもとても楽しそうで、みんなのワクワクが一体になったお気に入りのシーンだ。あのシーンから、それまであまり鹿野さんボラに気が進まなかった美咲ちゃんの気持ちが一転したと思う。
そして、BBQ食べすぎ(ビール飲みすぎだったかな?)でおなかが痛くなった鹿野さんを、美咲ちゃんがトイレに急いで連れて行くも残念ながら間に合わなかったシーンは、こちらのトイレ前。
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映画で見ると、100名のエキストラ効果もありBBQ会場はかなり広い広場に見えたが、実物は思ったよりこじんまりしていた。
残念ながら雨の中ではあったけれど、晴れていたら綺麗な青空と八剣山をバックに、相当気持ちの良い撮影であったろうと容易に想像できた。
春馬くん、きっと気持ちのいい空気を胸いっぱいに吸い込んだことだろう。
ひととおりBBQ場を周り、帰る前に営業所に顔を出すと、さっきの女性スタッフではなく今度は男性スタッフがいた。
私が春馬くんのファンで、映画の撮影場所を見たくてはるばる来たことを告げると、
「来月、名古屋の方から三浦春馬さんのファンご一行様がこちらにお見えになる予定ですよ」とのこと。
すごいなあ、もうすぐ3年になるというのに、春馬くんへの想いはツアー組んでこんな遠いところまで連れて来ちゃうんだ。そういう私もそうだけれど。
その方達は、快晴の青空の下八剣山を眺めながらBBQできますように、と願い、最後にもういちどBBQ場を目に焼き付けた。
「ここに春馬くんがいたんだ」とじーんとしながら、もう熊出没の心配心はどこかへ消え、あったかい気持ちになってバス停までのくだり坂を歩いた。
道営山の手団地1号棟
八剣山果樹園からバスで札幌駅まで戻った頃には、雨はほとんど上がっていた。
次なる目的地は、鹿野さんのお住まい、西区山の手団地だ。
ここに行くには、やはり札幌駅前からバスに乗らなければいけない。
Googleマップで調べると、降りるバス停は「山の手1条通」。
そこからマップに誘導されて歩くこと5分、目の前に映画で見たレンガの建物が現れた。
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このベランダで、鹿野さんが美咲ちゃんにお髭を剃ってもらっていたシーンを覚えていた。
建物の裏手に回ってみた。
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玄関はこんな感じだった。
ここは身体障害者ケアつき住宅として実際に鹿野さんがお住まいだった団地ということだが、レンガの色がレトロでなんとも可愛らしい。
映画の中でも、この外観がいいアクセントになっていたと思う。
この鹿野さんの部屋では、田中くんの人の良さが全開だった。
美咲ちゃんとのデートがあるのに断り切れない田中くん。
鹿野さんの超プライベートなビデオ鑑賞までお付き合いする田中くん。
鹿野さんの美咲ちゃんへのラブレターを代筆する田中くん。
床ずれ防止の体位変更がうまくできなくて鹿野さんに叱り飛ばされる田中くん。
不器用で、優柔不断で、気弱で、でも優しくて・・・という田中くんの特性が、この部屋で明らかになっていた。
駐車場からは、三角山が見えた。見事に綺麗な二等辺三角形だった。
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こちらの団地は、今現在も一般の方がお住まいとのこと、あまりジロジロ見て回るのも申し訳ないので、さっと一周して次の地点へと移動した。
札幌ホテルヤマチ
山の手団地から15分くらい歩くと、札幌ホテルヤマチがあった。
ここは、鹿野さんの退院パーティ会場ロケ地。
あのパーティには田中くんは出席していなかったが、SNSで、ホテルのフロントに春馬くんのサインが飾られているとの情報を得ていた。
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エントランスを入ると、ホテルのフロントには誰もいなかった。
「すいませ~ん」と声をかけると、奥から若い女性スタッフが出てきた。
勇気を出して、
「こちらに三浦春馬さんのサインがあるとお聞きしたんですが・・」
と尋ねてみると
「もう、ありません」とのこと。
いつから?今どこに?など色々疑問が浮かんできたが、それ以上突っ込んで聞く勇気が出なかった。
残念。すごすごとホテルをあとにした。
琴似神社
ホテルヤマチの近くに昨年訪れた琴似神社があったので、再び訪れてみた。
鹿野さんはじめ、田中くん、美咲ちゃんたちボラの皆さんで初詣をした神社。
雨上がりの境内は、すんと空気が澄んでいた。
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これも、あとから知ったことなのだが、琴似神社の社務所の中に、春馬くんのサインがあるとのこと。またしても、見落としてしまった。悔しい。
次こそは!次行くまで、春馬くんのサイン、琴似神社さんにどうか飾ってありますように。
らーめん竹馬
琴似神社の近くに春馬くんが大泉さんに連れて行ってもらったラーメン屋さんがあるというのも調査済だった。
琴似神社から国道沿いをまっすぐ歩くこと10分。
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夕方は17時から開店だったので、それに合わせてお店に到着し、開店と同時に店内へ入った。
公式SNSの写真と同じアングルで撮影してみた。
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こんにちは。撮影の合間に 大泉洋さんにラーメン連れていってもらえました。洋さんは役の為の減量中だから、一口、二口しか食べられないのにも関わらず、美味しい所に連れていってくれるし、教えてくれます!現場でも様々なアイデアを投げてらして刺激をもらい続けています🐎🍜#なまら美味かった〜 pic.twitter.com/K0YdbE9eRW
— 三浦春馬 & STAFF INFO (@miuraharuma_jp) June 11, 2018
ん?今気づいたが、もしかして私が座った席、↑の写真で春馬くんが座った席だ!今頃ドキドキしてきた。
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そして、春馬くんが食べたという(春馬くんファンのSNSで確認)鶏そば白醤油を注文した。
あっさりしたスープと細い麺の相性もよく、薄いチャーシューもさっぱりしていて、あまりたくさん食べられない50代の私でもペロっといただけてしまった。
これだけでは、春馬くん足りなかっただろうな、と思った。
それとも軽い夜食かな?だったら、ちょうどいいくらいかも。
初日の春馬くん所縁の場所巡りはここまで。
旅行初日は、思いっきり春馬くんを追っかけて過ごせ、幸せだった。
やはり母連れだとこうはいかなかった。
観光地でもないマニアックな場所を連れまわすわけにもいかないし、今回はやはり一人で来てよかったな、とホテルで写真を見ながら思った。
北のグルメ亭
2日目は、娘の出番は11時くらいからだという。
比較的朝に時間の余裕がある。
というわけで、朝8時にホテルを出て、春馬くんが「火曜サプライズ」のゲストとして出演した時に大泉洋さんの案内で訪れた中央卸売市場の「北のグルメ亭」に向かった。
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「火曜サプライズ」には、やはり『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の宣伝のための出演だったが、オーラ全消しの田中くんとは違って、かっこよさむき出しの春馬くんで出演していた。
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春馬くんの顔より大きいカニを両手でつかみ、キラッキラの笑顔で笑っていたのは、この水槽の前だったか。
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売り場奥にある食堂に入って見た。
壁一面に、有名人のサインがところ狭しと飾られていた。
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その中でも、春馬くんのサインは入り口すぐのレジ横に飾られていた。
当日の写真も添えられていた。
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きっと、たくさんの春馬くんファンが訪れるのだろう。
収録の時は、豪華海鮮がこれでもか!というほどのった大泉スペシャル丼なるものを食べていたが、メニューにそういうものは見つけられず(見つけられても高価過ぎて食べられなかっただろうけど)、私は本日のおすすめ丼というのを注文した。
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えびもほたてもいかもカニも、どれもこれも甘い!
そして、大好きないくらもプチプチして、大満足の丼だった。
えびちゅーちゅー・・・したかったけど、私がやるとお見苦しいと思われるので遠慮しておいた。
J-Room
その後、娘の出番を追いかけながら、その合間合間に春馬くん所縁の場所は無いかと例のマップで探したところ、すすきのあたりにあのパーティルームがあることがわかった。
映画終盤、鹿野さんを囲んで田中くんや美咲さんはじめボラの皆さんで、「キスして欲しい」を歌ってはしゃぐシーン。
あのシーンは、美咲ちゃんが初めて鹿野さんとボラの皆さんと一体になったBBQ会場のライブシーンを受けて、今度は迷っていた田中くんが戻ってきて更に皆が一体化したという、いわばリプライズシーンといっていいと思う。
ネットでJ-Roomと検索すると、ジャスマック札幌3番館と出てくる。どうも、こちらのビルの1FがJ-Roomらしい。
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中に入ってみたかったけど、営業しているのかな?というような様子だった。時間も無く外観を撮影したのみで終わってしまった。
SNSを探ってみるとこちらのビルの中、当時は映画のスタンプラリースポットになっていたとか。
北海道大学
二泊三日の最終日、娘の出番を縫って14時頃に北海道大学へ再訪した。
春馬くん所縁の場所としては外せない北海道大学、昨年ももちろん訪れていたが、私としたことが、田中くん在籍する医学部をもらしていたのである。
広い広い敷地の中、いちょう並木を通ってようやくたどり着いた医学部。
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鹿野さんのボラも辞め、医学部も辞めようとしている田中くんを鹿野さんが説得するシーン。
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田中くんがこのエントランスから出てきたところを鹿野さんがつかまえ、足早に歩く田中くんを鹿野さんが車いすで追い・・・
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ふいに田中くんが立ち止まり、鹿野さんに想いをぶちまけたシーンはこのあたりかと思う。
こちら、北海道大学新聞編集部の「MAINSTREET」というブログに当時の撮影模様が記録されているが、この中の2枚目の写真がまさにここ!
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想いをぶちまけて田中くんが走り去った小道をしばらく眺めていた。
走り去る春馬くんの後ろ姿を妄想してみる。
何も知らない学生さんたちから見たら、私、かなりやばいおばさんだ。
そして、もちろん北海道大学といえばあのかわいいキスシーンの撮影場所。附属図書館本館前にある中央ローンという緑地だ。
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前回は、スマホのNetflixであのシーンを見ながらその樹を特定するのにやっきになったのを思い出した。
そして、昨年特定した樹に近づいてみると、一部分だけ樹皮がはがれていた。
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やはり、この樹に違いない。
おそらく、あれからたくさんの春馬くんファンが訪れて、あのキスシーンの樹としてこの樹をなでたのだろう。
もちろん、わたしも優しくなでなでした。
美咲ちゃんが届くように膝を少し曲げ、キスのおねだりを耳打ちされて照れまくる田中くんを思い浮かべながら。
しばらく緑地のベンチに腰掛け、気持ちのよい風を感じていた。
足元に視線を落とすと、白いかわいらしい小花が沢山咲いていた。
タイトル画はその時の写真だ。
あの可愛らしいキスシーンにふさわしい小花の絨毯だと思った。
終わりに
今回の2泊3日のひとり旅で、お目当ての春馬くん所縁の場所はほぼ訪れることができたと思う。自分としては大満足の旅だった。
何十年かぶりのひとり旅、娘には
「ひとりで寂しくないの?」
と言われたけれど、負け惜しみでもなんでもなく本当にまったく大丈夫だった。
あれから3年が過ぎたが、その間私の心にはいつでもずっと春馬くんがいるので、今回も一緒に訪れたつもりになっているのかもしれない。そう言ったら娘はちょっと引くだろうか。言わなかったけれど。
高畑充希さんのエッセイにあったように
私たちは朝から晩まで一緒に遊んで、もう仕事なんだか旅行なんだか分からなかった。楽しかった。
仕事なんだか旅行なんだかわからないほど、朝から晩まで楽しく遊んでいる春馬くんを思い浮かべながらの旅だった。映画の各シーンを思い浮かべたりメイキングを思い浮かべたり。田中くんは素の春馬くんに近いように思うので、映画の中の田中くんも春馬くんとして見えてしまう。
♪トゥー トゥー トゥー トゥトゥトゥルトゥトゥ
♪トゥー トゥー トゥー トゥトゥトゥルトゥトゥ
劇中歌「キスしてほしい」のリフレインが頭の中で鳴りやまない。
胸の奥がほわんと温かくなると共に、きゅーんとしたものがこみあげてきて鼻の奥がツーンとする。
春馬くんを想う日々は、穏やかなフェーズに入ってきたけれど、それでもどうしても優しさと温かさとともに、切なさがこみあげてきてしまうのは今もそうなのだ。
そんな気持ちの人、いっぱいいるんだろうな。
罪なひとだよ。
春馬くん。
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