東京駅周辺の冷やし中華(その3)〜じゃないけど「神座」の一杯は“あり“
暑くて地上に出たくないので、ランチ時は東京駅周辺の地下を移動することが多いのですが、「東京駅周辺の冷やし中華」なんて書いたもんだから、なんとなくそちらに引っ張られてしまいます。
東京駅周辺の地下は、夏休みの人、早めの帰省の人、インバウンド観光客で人が集積していて、エリアによっては歩くのも大変。そんな状況なのに、JR東日本は“ポケモンスタンプラリー“を開催、東京駅地下には特設ゴールカウンターが設置され、達成したちびっ子たちが、ピカチュウサンバイザーをもらって頭に装着しています。
子供だけかと思ったら、成人も混じっていたり、さらにはインバウンド観光客の集団がピカチュウサンバイザーをつけて集合しているという、恐ろしい光景も目にしました。スタンプラリーと盆踊りは、インバウンドの人に教えてはいけません。
さてランチですが、丸の内北口と八重洲側を結ぶ地下通路に「天津餃子」という「天津飯店」系列のお店があり、そこのメニュー・ウィンドウにデカデカと“冷やし中華始めました“が写真入りで掲げられていました。値段を見ると1600円超え、ちょっとこれは“なし“かなと。
どうしようかと考え、地上階に移り「どうとんぼり神座」に行ってみました。なにか“季節限定“の予感がしたのです。果たせるかな、券売機の脇に“季節限定 牛とろ玉ラーメン“が宣伝されていました。
厳密には“冷やし中華“ではないのですが、今日はこれにしよう。そして、ネタにしよう。トッピングは甘辛く味付けした牛肉、思ったよりも沢山のっています。そして、私の好物のとろろに生卵、刻み海苔にネギ。
とろろと卵には触らずに一口すすると、とてもあっさり。冷やしラーメン的な味を想像していたのですが、淡白な味です。刻み海苔がいい仕事をしていて、冷やし蕎麦に寄せたテイストになっており、とろろをからめると、ますますです。
牛肉は若干固めですが、まずまず。卵の黄身と合わせるのも旨し。徐々に、卵・とろろ・麺を渾然一体に混ぜながら食べ進むのですが、これは“あり“です。
暑い夏の日、冷やしたぬき蕎麦でも食べようか、とろろをトッピングしようか、でももうちょっとパワーが欲しい。そんなお昼にピッタリではないでしょうか